【試合感想文】 8/31西武5-4楽天:新人右腕に教訓を残した中村剛也の歴代467ホーマー
新人右腕に教訓を残した歴代467ホーマー
今となってみれば、これで良かったとプラスに思いたい。
主砲の2試合連発と代打・鈴木大地の2点打で1度は逆転した展開だっただけに、悔しさは募る。3位・ソフトバンクがサヨナラ勝ちを収めたことでゲーム差は2.0に広がってしまったところも、残念。
ただし、渡辺翔太がプロで初めて一発を浴びた相手が、年間数本しか打たないレベルのわけわからん打者ではなく、球史にその名を刻む当代を代表する強打者だったことは、彼の今後の野球人生を考えたとき、大きな成長の糧になると思うのだ。
歴代10位の金本知憲まで残り9本となる467本まで積み上げた中村剛也は、今シーズン楽天戦で5発目のホームランになった。田中将大から2本、藤平尚真、荘司康誠、渡辺翔太から各1本。それぞれマウンド上の楽天投手に何かを教えているような一発になっている。ちなみに5本とも真っ直ぐだった。
あの場面は3連投の3戦目だったから打たれたとは思わない。わっちーなら何かを学んで次へと生かしてくれるはずだ。
おかわり君はもしかしたら直前に大阪桐蔭時代の後輩が23号2ランを決めたことに触発された部分もあったのかも(※)。ちなみに、40歳の誕生日だった8/15にもわっちーから左中間を破るタイムリーツーベースを放っており、ここまで唯一、渡辺翔から複数安打を記録した打者になる。
自慢の選球眼を発揮できず
パリーグで最も四球率(8.8%)高い楽天打線が、自慢の選球眼を発揮させてもらえなかったゲームでもあった。
選んだ四球は1点を追う8回1死走者なしから島内宏明が公文克彦からフルカウント勝負の末に獲得した1個のみ。
楽天打線が三振8個以上&四球1個以下を記録したのは今シーズン11試合目になった(2勝9敗)。
ちなみに、楽天打線の四球が1個以下のとき、今季の1試合平均得点は2.43、昨年2.23、一昨年2.04だから、本戦4点も入れることができたのは、その状況下では善戦したとも言える。
当方調べでは本戦で楽天打者は隅田知一郎以下ライオンズ投手陣のボールゾーン投球に対し、21球でスイングしにいき、結果は・・・(続く)
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