【楽天2023新戦力】 マイケル・フランコ Maikel Franco
楽天、他球団に先駆けて新外国人と契約合意
日米の複数報道が楽天の新外国人選手獲得を報じている。
海の向こうからやってくるニューフェイスの名は、マイケル・フランコ(Maikel Franco)だ。
宋家豪、田中貴也、西川遥輝と同じ1992年生まれの今年30歳。浅村栄斗の2コ下、横尾俊建の1コ上に当たるドミニカンになる。
17歳のときに、今年ナリーグを制したフィラデルフィア・フィリーズと契約。2014年にMLBデビューを飾ると、今年はワシントン・ナショナルズでプレーし、計4球団・実働9シーズン働いてきた。MLB通算成績は923試合、3573打席、打率.244、OPS.707、130本塁打の実績だ。
MLB通算130ホーマーのサードベースマン
2016~2018年まで3年連続で20発以上。基本はプルヒッターで、来季も残留と報じられたクリス・ギッテンスとともに左打者偏重の楽天打線において貴重な右の大砲しての活躍が期待される。
守備位置はBaseball Referenceによれば、三塁855試合、一塁19試合、マイナーでも三塁494試合、一塁43試合、ホットコーナーが大半だ。ただし、イーグルスではファーストベースマンの機会も増えていきそうだ。
例年楽天が苦手にする左腕──田嶋大樹とか小島和哉とか──のときは、一塁=ギッテンス、DH=フランコ、二塁=浅村栄斗、三塁=ドラフト5位の平良竜哉といったような超攻撃的布陣もあるかもしれない。
さて、気になるのは、他球団に先駆けて契約が決まったフランコだが、はたして彼はNPBに順応し、好成績をあげてくれるだろうか?!
先に断っておきますが、こればかりはフタを開けてみたいと分からないっ!
ここ2年間の楽天の外国人打者の不振。米3Aでは抜群の実績を誇ったホセ・マルモレホスとギッテンスが全く機能せず・・・といった状況をみるに、「本当にわからないっ!」が感想になる。
ウィーラーのように化ける事例もあれば、今年の2名みたいに大コケも。「本当にムズかしい」という本音を大前提として、フランコの話を進めていきたいと思います。
まずは年度別の打撃成績を確認したい。
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