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【戦評】岸孝之、ステフェン・ロメロの偉業~10/23○楽天6-3オリックス

投打の主役活躍で連敗ストップ

もし負ければ優勝が数字上でも完全消滅、今季オリックス戦の勝ち越しもなくなり、連敗は今季最大の5に伸びるところだった。そんな状況下で投打の主役が活躍、今季2度目の本拠地1万人超えの観客のなか、イーグルスが連敗を止めた。

相手先発は左腕の田嶋。今季楽天戦で防御率1.74を記録。前回神戸での9/16●E0-2Bではプロ初完封勝利を献上していただけに、本戦はリベンジとなった。

今季5勝目(0敗)を挙げたのは岸。
7回3失点でNPB史上90人目となる通算2000投球回を達成した。

本来の制球が戻ってきた9/20○E3-2Hを起点に5試合連続クオリティスタートになった。

初回に島内による2戦連続の4番タイムリーもあったが、打ではロメロが大活躍。今季4度目となる1試合2本塁打で4打点を稼ぎ、Mr.安定感のメモリアルに花を添えている。

初回に幸先良く先制し、最後までリードを維持して勝利したのも9/30○E9-3H以来。

2夜連続3ランを決めたロメロの働きもあり、チームは2試合連続の5得点以上になった。これも久しぶり。本拠地で2位ロッテを3タテし2.5差に迫った9/22○E12-4M、9/23○E5-3M以来である。

その2位ロッテは同日3位西武に破れ、連敗を4に伸ばした。
10/6のコロナショック後、ロッテは4勝10敗と大きく失速。OPSパリーグ6位を記録する頼みのマーティンも、左足関節捻挫で離脱してしまった。

9/23に2.5差に迫った後、楽天は一時6.5差まで突き放されたが、再び4.0差へ縮め、逆転2位の光明も再び差し込んできた。

そのためにも金曜日から始まる日本ハム3連戦は重要だ。
白星を取りこぼすことなく稼ぎ、借金完済したい。

現実問題、優勝の目は潰えたが、週明け10/27(火)から始まる3位・西武、2位・ロッテとの計6連戦は、CSの椅子をかけた2位争いの正念場になりそうだ。

◎両軍のスタメン

オリックス=1番・福田(二)、2番・西野(三)、3番・吉田正(左)、4番・モヤ(一)、5番・ジョーンズ(指)、6番・松井佑(右)、7番・小田(中)、8番・大城(遊)、9番・松井雅(捕)、先発・田嶋(左投)

楽天=1番・小深田(遊)、2番・鈴木(三)、3番・浅村(二)、4番・島内(指)、5番・ロメロ(右)、6番・下水流(左)、7番・小郷(中)、8番・銀次(一)、9番・下妻(捕)、先発・岸(右投)

◎試合展開

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岸孝之の偉業

NPB史上90人目の通算2000投球回を達成した岸の偉業を改めて振り返りたい。本戦では最終的に7回を投げ切り、通算299試合で2000.1回になっている。

報道によれば、歴代9位のスピード記録になるという。

お立ち台でインタビュアーの河内一朗さんが指摘していたが・・・(続く)

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