【感想】 即戦力「ど」偏重、育成Nothing!! 東北楽天2022年ドラフトの感想
18年ぶり異例の事態に
野球好きのみなさん、知ってますか?
楽天イーグルスがドラフトで育成含めて高校球児を2人も指名しなかったのは、いつ以来か?
じつは18年ぶりなんです。
18年前と言えば2004年ですよ。当時は球団再編のドタバタがあり新規参入したばかり。オリックスとの分配ドラフトが実施される前のことで、選手が1人もいなかった! とにかく即戦力が欲しかった急造の新興球団は6人全員大学生、社会人を指名しました。
だから、あのとき以来の2度目。
今年のドラフト、楽天にとっては異例中の異例だったんです。
ということで、少し日が空きましたが、先週10/20(木)に開催されたドラフトの感想を書いておこうと思います。
支配下69人は直近12年では最少
スカウトが1位指名を12人挙げることができない!
そんなことも言われた不作の今年、9球団がドラ1を事前公表し、8球団が1位単独指名という波乱のない展開になった。
ソフトバンクが来季から4軍を創設するため、育成を14人も指名したこともあり、育成指名57人は過去最多。
いっぽう、支配下指名69人は2011年以降では最少数。なかでも高校生の支配下指名は25人と少なかった。2018年が36人だったことを考えると、かなりの少なさ。この世代は高校3年間まるまるコロナ禍のため、各球団のスカウトもその力量やポテンシャルを見きわめるのが難しかったのかもしれない。
上記表に支配下指名の過去6年傾向をまとめてみたが、今年は投手の指名が少なかった。
左投手は16→12人。昨年は左腕豊作だったのでわかるが、右投手も28→24人。全体で44→36人と減らしたことがわかる。
そのなか、楽天は下記10人の交渉権を獲得した。
石井一久追い込まれドラフト
12球団の支配下指名が終わった直後、僕はTwitterにそんな感想を書き込んだ。週が明けた今も、基本その思いは変わらない。
育成含めて10人中9人が大学生、社会人。10人のうち投手ばかり8人の投手偏重は、チーム防御率3.47がパリーグ最低を記録(※)したショックが、球団にとって相当深刻だった証左だろう。(パ最低は2015年以来のことだった)
ただし、あまりにも偏重すぎる。
この極端な傾向に対し・・・(続く)
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