【戦評】サウスポーに勝てないっ!!~6月13日●楽天3-6中日
サウスポーに勝てないっ!!
本当、打てなさすぎて...サウスポーに勝てないっ!!
今季の楽天打線の弱点が本戦でも露呈、中日の高卒3年目左腕・小笠原に7回途中2失点の2勝目を許し、ゲームは3-6で敗れている。
同日、楽天を除くパ5球団がそろってセリーグに勝利した。
当該の最悪ケースは5/29以来の2度目だ。
パ5球団とのゲーム差は各々広がり、昨日再々復活した自力Vも3度目の消滅。
4位とは10.5、5位とは9.5、これらのゲーム差は今季最大に広がった。
これで相手先発が左投手のときの戦績は、1勝11敗1分だ。
唯一挙げた白星は5/22オリックス戦(○E9-1Bs)で、これとて左腕を攻略したとは言い難い。
大量9得点を挙げたものの、先発・田嶋には5回3失点のゲームメイクを許している。
その内情は、田嶋が引っ込んだ後のリリーフ陣を攻略しての大勝だった。
両軍のスタメン
中日=1番・大島(中)、2番・京田(遊)、3番・アルモンテ(指)、4番・ビシエド(一)、5番・平田(右)、6番・高橋(二)、7番・モヤ(左)、8番・福田(三)、9番・大野(捕)、先発・小笠原(左投)
楽天=1番・田中(中)、2番・三好(遊)、3番・島内(右)、4番・今江(一)、5番・ウィーラー(三)、6番・藤田(二)、7番・アマダー(指)、8番・嶋(捕)、9番・ディクソン(左)、先発・近藤(右投)
相手先発が左投手だと三振率が上昇
なぜ相手先発左腕に勝てないのか?
少しデータを確認してみると、どうやら『何も起こらない最悪のアウト』が多いことが判明した。
本戦終了時、楽天打線の三振は全打席の18.6%を占める。
ところが、相手先発左投手のときは24.1%に上昇、約4打席に1打席の高頻度で三振に倒れている計算になるのだ。
本戦も御多分に漏れず、6.1回を投げた小笠原に6個の三振を計上している。(全打席の25.0%)
その6個中3個は、攻撃の起点を担うべきイニング先頭打者が喫した。
1点を追う5回の攻撃、2死2塁の三振も痛かった。
2死後、7番・アマダーの6号ソロで同点に追いついた楽天。
続く嶋も右中間へのツーベースを放ち、2死2塁で打席は9番・ディクソンへ。
1打席目に来日初アーチをかっ飛ばしたこともあり、胸熱のシーンだ。
ところがだ。
インコースを厳しく攻め立てる小笠原のケンカ投法に防戦タジタジ...
初球、顔面付近にブラッシュボールを投げ込まれ、、、
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