20181208NOTE表紙

【新戦力】観覧車までかっ飛ばせ!楽天の来季4番ブラッシュへ寄せる期待感

巧みすぎる石井GMの戦力整備

石井=平石新体制によるV奪回への戦力再整備が着々と進んでいる。
契約更改と並行して、浅村栄斗を筆頭に新戦力が続々と楽天へ。

西武にプロテクト名簿を提出した昨日は、来季の4番候補の獲得を発表した。

ジャバリ・ブラッシュ、身長196cm、体重106kg。
米領ヴァージン諸島出身の29歳、右投右打ち外野手である。

楽天はこのカリブ生まれの右の強打者と推定年俸1億2000万円の1年契約でサインを交わした。

12/7現在、契約更改も残り7名。
残された嶋以下との契約更改を終えても、当方予測で総年俸は今季開幕時28億7530万円を約1億円下まわる見込みで、石井GMは優勝を狙うことのできる陣容を上手いこと整えてきたと思うのだ。

来季の4番候補、ジャバリ・ブラッシュ

ブラッシュのプロキャリアは20歳の2010年から始まった。
ルーキーリーグを皮切りにしてたどり着いたMLBの舞台は2016年26歳のとき。
サンディエゴ・パドレスで飾り、3年連続でMLBでプレーしている。

今シーズンは既報のとおりロサンゼルス・エンゼルスで大谷翔平の同僚としてプレー。
その成績は、24試合45打席でOPS.328、打率.103、0本塁打。

MLB3年通算123試合324打席でも、OPS.612、打率.186、8本塁打とふるわず。

米記録サイトfangrahsによれば、ボール球スウィング率は通算22.5%とMLBでも上々レベル。
一方、ボール球コンタクト率は通算40.5%で、今季にいたっては21.4%の低さだった。」

選球眼に優れ、ボール球に手を出す頻度は少ない。
しかし、ひとたびボール球に手を出したときがマズかった。

ボール球にコンタクトできず空振りするケースが多く、全打席に占める三振の比率も38.3%に及び、MLBで結果を残せずに終った主要因になった。

ただ、ぼくらが真に参考にすべきは、NPBと力量が似ている米3Aの戦績になる。

◎ブラッシュ 3Aでの打撃成績

「成功三大条件」に完全合致

その3Aでは通算5年318試合で1283打席を経験。
打率/出塁率/長打率は.274/.394/.606、OPS1.000、94本塁打、きわめて好成績だった。

ところで、『NPBで成功する外国人打者の三大条件』がある。

2年前、2005年以降にNPBに来た外国人打者60人を調査したことがあった。
彼らの3Aと来日1年目成績を調べてわかったことは、下記の三条件を満たす打者は日本でも成功を収める確率が高いという事実だった。

◎右打ち
◎米3A通算OPSが.850以上
◎米3Aでの通算打席÷本塁打が26.00以下

『右打ち』ブラッシュの場合、この三大条件全てに当てはまるのだ。
前述どおり、、、

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