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【戦評】日刊スポーツ「楽天正念場」と報じる~8/29●楽天3-6西武

1位と今季最大4.5差へ

浅村の18号2ランが球団通算1,500号に。
鈴木の今月39本目ヒットが月間最多安打の球団新記録に。

メモリアルが飛び出した西武13回戦になったが、イーグルスは白星でお祝いできなかった。

先発・塩見が5回5失点とゲームメイクに失敗。
打線も終始追いかけるかたちを余儀なくされ、浅村18号2ラン、ロメロ17号ソロの3点にとどまった。

西武先発は来日初登板の技巧派左腕ノリン。
6奪三振に対し無四死球、6回5安打3失点で来日初勝利を飾っている。

帰ってきた岡島は本戦でもヒット1本(三塁打)を放ち、復帰3戦連続安打へ。
これで打撃成績は11打数5安打、1得点、3打点、4三振、1四球、1二塁打、1三塁打になった。

チーム成績は3位、61試合31勝27敗3分の貯金4へ。

各種戦績は、直近10試合4勝5敗1分、8月12勝11敗2分、西武戦7勝5敗1分、楽天生命パーク19勝14敗1分、相手先発左投手8勝7敗1分、相手先発初対戦3勝2敗、5回終了時に負けている試合5勝17敗2分、連戦日程4日目以降12勝15敗1分へ。

同日上位2チームがともに勝利したため、ゲーム差は1位・ソフトバンクと今季最大4.5、2位・ロッテとも今季最大タイ2.5、これを受けて日刊スポーツは「楽天正念場」と報じている。

4位・日本ハムとは2.0、5位・西武と5.5、6位・オリックスと11.5になった。


◎両軍のスタメン

西武=1番・源田(遊)、2番・木村(右)、3番・外崎(二)、4番・山川(指)、5番・メヒア(一)、6番・中村(三)、7番・スパンジェンバーグ(左)、8番・柘植(捕)、9番・金子(中)、先発・ノリン(左投)

楽天=1番・田中(中)、2番・鈴木(一)、3番・茂木(三)、4番・浅村(二)、5番・島内(左)、6番・ロメロ(指)、7番・岡島(右)、8番・足立(捕)、9番・小深田(遊)、先発・塩見(左投)

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予想外の技巧派左腕

僕の情報収集不足もあるのだが「ライオンズの技巧派左腕」と言えば、2015年のルブランのイメージである。

速球の球速は133~134キロ。NPBに順応できず2勝どまり。
その年限りで退団した、獅子ファンの期待を裏切るダメ外国人だった。

しかし、ノリンの速球は最速145キロを計測。平均でも142.9キロだった。打者は右投手よりも左投手の速球のほうが速く感じると言うから、十分に合格点である。

ヒーロインタビューでも手応えを口にした自慢の速球を全体の約半分で使用。グイグイ押し、合間に変化球で緩急を挟むスタイルで、楽天打者は真っすぐだけで・・・(続く)

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