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【戦評】セーブ失敗のブセニッツについて~9/11○楽天5x-4日本ハム

茂木、通算2本目のサヨナラ弾

仙台は2夜連続の降雨ナイトゲーム。
前日は計92分、本戦は31分の中断を挟むタフな天候。

空模様に歩を合わせるかのように試合展開も厳しいものになった。

コロナ禍の影響で梅雨の開幕になった今年のプロ野球。8/2に東北南部が梅雨明けするまで楽天生命パークのゲームも雨降りが多かったが、ここまでの酷さは今季初だと思う。

土日も日本列島は秋雨前線と熱帯低気圧の影響で局地的な大雨に見舞われるとのこと。仙台は午前中から激しい雨の予報が出ている。

延長10回主将の劇的2ランでサヨナラ勝ちし、連敗を4でストップさせたイーグルス。再び勢いに乗りたいチームにとって、土日デーゲームの開催はとても心配だ。

土曜日の相手先発は有原航平。
前回8/22敵地●E1-5Fでは7回6安打1失点のHQSを許した。

しかし当時は有原キラーの茂木が自打球禍で休場していた。今回はバッチリ。ファイターズのエースを攻略してカード勝ち越しを決めたい。


勝てば全てが報われる──

右手裂傷を負った則本の代わりに、7/28●E12-13M以来の先発を任された石橋。課題の立ち上がりに4安打を集中され2失点したものの、2回以降はしっかり修正した。ブセニッツに勝利投手の権利を消されたものの、6回6安打2失点と好投した。

7回8回を各1イニングずつ三者凡退で締めた宋家豪、牧田も上々。

そのなか、ブセニッツが今季2度目のセーブ失敗。
延長10回には同日1軍昇格し代打から途中出場した村林が1イニング2失策で痛恨の勝ち越し点を献上。

それやこれやの失態も、茂木の活躍で綺麗に水に流れた(?)4時間14分だった。

同日は上を行くソフトバンク、ロッテがともに下位球団に勝利。もし負ければ、1位とは今季最大8.0に、2位とも同最大6.5に広がっていたことになり、優勝戦線へくらいつくためにも貴重な勝利になった。

◎両軍のスタメン

日本ハム=1番・西川(中)、2番・平沼(遊)、3番・近藤(左)、4番・中田(指)、5番・渡邉(二)、6番・大田(右)、7番・清宮(一)、8番・ビヤヌエバ(三)、9番・清水(捕)、先発・吉田輝(右投)

楽天=1番・岡島(右)、2番・田中(中)、3番・鈴木(一)、4番・浅村(二)、5番・島内(左)、6番・茂木(三)、7番・ロメロ(指)、8番・足立(捕)、9番・小深田(遊)、先発・石橋(右投)

◎試合展開

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気の毒なブセニッツ

本稿では1つ指摘して締めくくりたい。
それと土日は多忙のため試合評を更新できないと思うので、ご了承ください。

気の毒なのはブセニッツである。

3-2の1点リードの9回登板が、本戦で最も激しい雨の時間帯とちょうど重なる不運に見舞われた。

高めに甘く浮いた・・・(続く)

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