【試合観戦記】 6/22楽天2-5日本ハム:コディ・ポンセの乱。6回続投はベンチも苦汁の判断か?!
ポンセ今季6度目の炎上
2点以上先制しながらの逆転負けは、5/15●H7-3E(楽天モバイル)、5/18●E3-8B(京セラドーム)に続く今季3度目。
今季11試合目の先発に臨んだポンセは、6回途中9安打5失点で(3勝)5敗目。
当noteでは1試合5失点以上を炎上と定義しているが、ポンセは6度目で炎上率54.5%だ。この数はチーム最多。もはやおなじみの光景すぎて、慣れてしまった自分がいる。
Xに炎上数を投稿したところ、
と、ファンの反応は悲悲一色になった。
今季自己ワーストレベルの投球内容
データ的に観ると、この日の大型右腕は、空振り、見逃しストライクがいつもより少なかった。
球数全体に占めるそれらの比率を表すCSW%は、今季試合前まで28.1%のところ、本戦19.8%。自己ワースト3位の数字だ。
空振りが少ないので当然、空振り/スイングを表すWhiff%も低い。当該値は今季試合前22.4%だったが、本戦13.8%。自己ワースト2位に終わっている。
2個の死球や暴投、高く弾んだ投ゴをグラブ弾いて内野安打にする自らの拙い守備もあった。1つ1つのミスを防いでいれば、これほど点をとられることもなかったのに、試合後のコメントが酷かった。
残念そこは辰己、発動せず
いっぽう、ポンセが運に見放されているのも事実だ。BABIPは.392。
これは今季50イニング以上投げているセパ50人近くの投手の中でワースト値。
運に見放されたか、バックの守備陣のプレーもいまいちか。
本人責任に加えて、それらの要素による成績悪化もあると思う。
本戦ではセンター辰己の守備が、象徴的な例になった。
バットではチーム1位・パリーグ5位の打率.288。前日には適時打2本を含む今季4度目の猛打賞をマーク。6月は打率.317と快音をコンスタントに残す。交流戦の直前に辰己が3番に昇格し、その後に鈴木大が4番に入ったことで、打順の収まりが安定し、チームは息を吹き返すなど、この人の活躍もなくして交流戦初Vはなかった。
しかし、本戦では守備がイマイチ。良いときと比べて緩慢に見えてしまった。
2点先制を吐き出すかたちになった2回は、先頭レイエスが放った右中三から崩れていったもの。
あの三塁打は右中間深部の塀際を襲う飛球を、辰己が塀際ジャンピングキャッチしながらグラブ弾いてしまったもの。
惜しいプレーだったが・・・(続く)
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