【試合評】美馬好投、ジョニー&ウィーラーのアベック弾で今夜も快勝~2016年4月6日○楽天イーグルス5-2オリックス
昨年の楽天キラー、東明大貴を攻略
打線好調のイーグルスは、昨年の楽天キラー、東明大貴ですら攻略した。昨年、東明は楽天戦で3戦3勝、防御率2.61。イヌワシ打線は僅かに.183しか打てず、大いに悩まされてきた。
しかし、今の楽天は違う。打線が「線」として機能するイーグルスは、初回に東明から1点を先制する。今夜も2死走者なしからの得点劇になった。
岡島、聖澤の1、2番コンビが連続三振に倒れた後、銀次、ウィーラーの3、4番コンビの短長連打で1点を奪った。2死1塁で打席はウィーラー。6試合連続安打/3試合連続打点と好調の2年目外国人が、初球、2球とインコースを厳しく攻め立てられた直後の第3球を捉えた。しっかり左翼線へ弾き返した当たりがツーベースになり、本塁返球との間一髪の競争を制し、銀次が1塁からホームインした。(楽1-0オ)
楽天の先発は美馬。味方先制直後の1回裏、不運な形で同点に追いつかれてしまう。1番・吉田正を三振に取ったが、嶋が捕逸。振り逃げで出塁許した走者にその後、3番・糸井の併殺打の間に生還され、ゲームはすぐに振り出しに戻った。(楽1-1オ)
両軍のスタメン
楽天=1番・岡島(右)、2番・聖澤(中)、3番・銀次(一)、4番・ウィーラー(左)、5番・今江(三)、6番・茂木(遊)、7番・ゴームズ(遊)、8番・後藤(二)、9番・嶋(捕)、先発・美馬(右投)
オリックス=1番・吉田正(左)、2番・西野(二)、3番・糸井(右)、4番・モレル(一)、5番・ボグセビック(中)、6番・小谷野(三)、7番・中島(指)、8番・大城(遊)、9番・山崎(捕)、先発・東明(右投)
ジョニー・ゴームズの来日1号が本戦決勝点に
1-1の同点、次なる一手が重みを増すだろうと思われた試合展開。イーグルスは2回以降も東明の前に走者を出し続け、攻め立てた。本戦の決勝点はそんな攻撃の4回に生まれている。
楽天を3年ぶりのポストシーズン進出に導くためにやってきた「波乗りジョニー」のバットが火を噴いた。東明とのフルカウント勝負を制した一閃は、高めに入った140kmを完璧に捉えた超弾道。38打席でフェンス直撃弾2本、ウォーニングゾーン到達弾1本。あと一歩という惜しい当たりも多かった助っ人の待望来日1号は「これが俺のホームランだ!!」という挨拶代わりの左翼席への一閃になった。(楽2-1オ)
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