【試合観戦記】 6/25楽天2-10ロッテ:中12日の内星龍が誤算。今季4度目の二桁失点
内星龍5失点炎上。鈴木大地10試合連続ヒット
5/29には最大7.5差あった3位とのゲーム差も、交流戦の躍進で遂に1.0へと圧縮。そして迎えた3位浮上の機会をうかがう敵地幕張2連戦の初戦だった。
しかし、中12日のマウンドに登った先発・内が6回8安打5失点と誤算。
二番手・弓削もまるで魔法が解けたかのように、2死走者なしから5点を失うなど、チームは5/22●E0-12H(京セラドーム)以来の今季4度目の二桁失点になった。
打線も5安打と元気がなかった。
5安打以下に終わったのは6/6○E4-1T(甲子園)以来13試合ぶり。
5安打以下でヒットは全て単打に終わったのは、5/25●F5-0E(楽天モバイル)以来、ちょうど1ヵ月ぶりになった。
そのなか、左内腹斜筋損傷で5/9に戦列を離れていた藤平が復帰した。
故郷に凱旋し、8回三番手でマウンドへ向かうと、危なげない1安打無失点。最速は150キロを計測した。
打っては鈴木大が古巣相手にタイムリー2本の活躍だ。
6月はコンスタントに打点を積み重ねているベテラン。実際、今月10打点はチームトップ小郷11打点に続く活躍だが、1試合2適時打は今季初である。
これで小郷による逆転サヨナラ2点二塁打で劇勝した6/11○G6-7xE(楽天モバイル)を起点に10試合連続安打とし、この間の43打席の打率/出塁率/長打率は.342/.375/.500としている。
3・4月.246、5月.293だった月間打率も今月.313とし、このままこの数字をキープできれば、楽天移籍後では最高の6月月間打率になる見込みだ。
西野はそんなに良いとは思えなかったが…
ロッテ先発・西野は5勝目(5敗)。佐々木朗と並ぶチーム最多タイの勝ち頭に踊り出た。
ただ、そんなに良いとは思わなかった。
下記表のとおり、この日は30.0%を多投したスライダーが楽天打線に効果的に機能していたが、投球回と同等またはそれ以上のヒットを許し、被弾を浴びて3失点以上という、ここ最近の登板傾向を踏襲する可能性もありえたと思う。
その象徴が、小郷だった。
結果的には4タコに終わったものの、中身は好内容。4打席21球勝負のうち、6球でバットを振りにいき、その半数の3球を外野飛球に変えるアプローチだった。
その外野飛球3本中2本は塀際ギリギリを襲ったもの。
2点差の3回2死走者なしでは左飛を、4点を追った5回2死1塁では中飛を、いずれもボール先行3-1からのストライクを取りにくる真っ直ぐを狙って応戦と、紙一重の当たりだった。
左飛は・・・(続く)
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