今シーズン大幅増になった育成試合。楽天3軍若鷲の打撃成績を振り返る!!

こんにちは。信州上田在住、故郷の英雄・真田幸村の赤備えがクリムゾンレッドに見える楽天推しの野球好き、@eagleshibakawaです。

NHK大河ドラマもいよいよ佳境。遂に真田信繁が幸村と改名し、大坂城に入りましたよね。ここからクライマックスへ一気に!という展開で、ますます目が離せません。

という余談はさておき、今回は楽天2軍の育成試合の打撃成績をまとめていきたいと思います。

雨で多くを流した楽天2軍にとって、育成試合の存在は大きかった

今シーズン、楽天2軍は62勝48敗3分でイースタン2位の好成績に終わりました。開幕ダッシュに成功し、4月末日時点で18勝9敗2分と貯金生活。しかし、6月に入ると4勝13敗と大きく失速、順位も1位から4位まで後退しました。このままいってしまうのか・・・と心配しましたが、終盤9月に12勝2敗1分と大きく盛り返し、4位から2位まで順位を戻して終了しました。

球団生え抜き初の2軍監督に就任した平石洋介監督は、就任直後、選手との対話を掲げましたが、それが上手くいったということなんでしょう。平石監督はファンとのコミュニケーションも重視していて、現役時代から綴るブログ「Going野球道」は監督就任後も定期的に更新していますよね。

2位という結果は素晴らしかったのですが、懸念点もありました。

既にブログに書きましたが、数多くの試合が雨で流れてしまったんですよね。そのため、昨年から僅か35打席しか増えず、巨人との比較では実に365打席も少なくなってしまったんですよね。

育成計画にも支障が出かねない事態だったと思うのです。しかし、その危機をどうにか回避できたと思うのは、今季から育成目的で大幅増になった大学や社会人、独立リーグ等との育成試合です。もしこれがなかったらと思うと、ゾッとします。

社会人・クラブチームと12試合、大学と8試合、独立リーグと3試合、外国と2試合、合計25試合を戦い、20勝4敗1分の結果でした。

育成試合で約1,000打席の実戦を確保

この25試合でチーム打席数968を確保できたことが、大きかったと思います。

従来は、イースタンの試合に出場するほどの力量をまだ備えていない未熟な若鷲であっても、実戦の場がほぼイースタンしかありませんから、イースタン公式戦でプレーさせる必要がありました。その結果、イースタンで徹底的に鍛えなければならない若鷲に、相応の場数を用意できないこともあったかと思います。

育成試合が増えた今シーズン、そういった未熟な若鷲はイースタンよりレベルは下がるけど、当該若鷲にはちょうどよいレベルの育成試合で経験を積ませ、その未熟な若鷲が食っていたであろうイースタンの場数を、本当に必要としている若鷲に投下できたと言えますから。

また未熟な若鷲にとっても良いことです。例えば、足し算引き算しかできない小学1年生にいきなり連立方程式の宿題を出しても全く意味がないように、あまりにもレベルが上の相手とプレーしても得られるものは少ないでしょう。その意味では最適化が図られた1年だったとも言えそうです。

育成試合は対戦相手側にとっても公式記録ではない試合が大半です。そのため、8人制、10人制、勝っていても9回裏の攻撃あり、捕手は守備のみ、ブルペン捕手の横山さんも出場した...というイレギュラーなケースも多く、興味深いです。

前後しますが、この25試合はあくまでも球団のオフィシャルサイトで公開されているものに限ります。実際は、どういう事情か分かりませんが、幾つかの試合が未掲載だったりします。

6月24日 vs信濃グランセローズ (楽天6-0信濃) ※筆者現地観戦
6月25日 vs信濃グランセローズ (楽天22-3信濃)
8月16日 vs明治大学 (楽天0-1明大)

少なくとも上記3試合は未掲載です。6月24~25日は楽天が獲得を検討していた信濃のモンテーロ投手視察のため、星野副会長が同行しました。8月16日は楽天もリストアップしているドラフト有望株、柳裕也投手が先発。若鷲打線を4回4安打5三振に封じる好投をみせ、降雨コールドになったゲームです。未掲載試合は他にもあるかもしれません。

未掲載なのは仕方がないので、オフィシャルサイト掲載の育成25試合の打者別の成績をまとめてみました。

予めお断りしますが、オフィシャルサイトに掲載されている打撃成績も、左側の数字表示の成績と、打席結果表示の成績で違いが生じているケースが所々あります。どちらを信じて良いのか分からないため、仕方なく適宜正しいだろうと思われるほうを選択して集計しました。そのため、あくまでも参考値ぐらいに止めて置いて欲しいところです。

それでは、さっそくチェックしてみましょう!

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