【試合評】アマダーの覚醒をガチと信じているファンの皆様へ~2016年8月18日○楽天イーグルス3-1ロッテ

アマダー二閃でロッテ戦2連勝

10試合連続安打、8月月間打率リーグ1位の.408。打撃好調のウィーラーが体調不良で休場に終わった中、7番・DHアマダーのバットが火を噴いた。

来日初の1試合2ホーマー、チームの全打点を叩き出す2安打3打点の活躍で、ロースコアゲームの中、チームに勝利をもたらした。

投げては先発・美馬が6回途中1失点の好投。自己最多タイに並ぶ年間8勝に到達した。

6回途中2死満塁で火消しに入った二番手・金刃以下、福山、ミコライオ、9回の松井裕まで救援陣も3回1/3を零封リレー、ロッテの反撃を断ち、このカード2連勝で終えている。

これでチーム成績は4位、105試合46勝57敗2分の勝率.447とし、ゲーム差は1位・ソフトバンクと18.5、2位・日本ハムとも18.5、3位・ロッテと11.0、5位・西武と3.0、6位・オリックスと5.0とした。

各種戦績は、後半戦12勝12敗、8月8勝6敗、ロッテ戦9勝12敗、27勝23敗1分、先制された試合21勝44敗としている。

両軍のスタメン

ロッテ=1番・岡田(中)、2番・加藤(右)、3番・角中(左)、4番・デスパイネ(指)、5番・福浦(一)、6番・ナバーロ(二)、7番・鈴木(三)、8番・田村(捕)、9番・平沢(遊)、先発・スタンリッジ(右投)

楽天=1番・島内(中)、2番・今江(三)、3番・茂木(遊)、4番・ペゲーロ(左)、5番・岡島(右)、6番・銀次(一)、7番・アマダー(指)、8番・藤田(二)、9番・足立(捕)、先発・美馬(右投)

美馬を助け、3回1/3を零封したリリーフ陣の奮投

先発・美馬が招いた6回2死満塁以降、リリーフ陣による継投が、とにかく見事だった。各々が持ち味を出したのだ。

金刃は左vs左でぶつけるため、走者有で登板することも多い。前の投手が残していった走者数は合計25人で、この数は福山の22人を上回る数だった。しかし、その金刃とて、満塁でのピッチングは今シーズン初。どうなることか?と思われたが、心配ご無用だった。早々に2ストライクと追い込むと、大怪我しない徹底したアウトコースの攻めで、主将・鈴木をイージーな中飛に仕留め、美馬の8勝目をアシストしている。

7回は福山が登板。リーグ平均47.4%を遥かに上回るゴロ率60.8%の魅力を惜しげもなく出し、イージーゴロ3本による三者凡退投球でマリーンズ打線を退けた。ここのところ登板が激増。8月9日以降の10日間で実に7試合目のマウンドとまさにフル回転状態だ。そのため、則本が出てくる次のオリックス3連戦では、休めるような展開になって欲しいところである。

8回はミコライオだ。こちらも2番・加藤から始まる上位打線を三者凡退した。怖かった4番・デスパイネにも地を這わせる管理打球の投球。特筆すべきは、1イニング以上無安打無四死球投球のときに記録されるクオリティリリーフが多いことだ。これで32試合中、実に12試合。圧巻の内容で勝ちゲームの終盤に立ちはだかる頼もしきセットアッパーである。

9回は松井裕が今季23セーブ目を挙げた。先頭打者安打を含む2本の単打で1死2,1塁のピンチを招いたが、8番・田村、9番の代打・荻野貴を退けてゲームセット。21球を投げ込み、13球でスイングさせ、6球で空振りを奪う、らしい投球で27個目のアウトを締めている。

アマダーの唐川撃ち2ランが貴重すぎる!!

昨年のクリスマス、立花社長から届けられた規格外のビッグなクリスマスプレゼントが、ウィーラーの穴を完全に埋める代役の槍働きを見せた。

1本目が特に貴重な2ランになっている。

1点を追う中で、美馬に勇気を与える逆転の左中本。実は貴重と書いたのは他にも理由があったのだ。というのは、、、

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