【試合評】鷲軍、投打とも覇気なし。今シーズン3度目の零敗に~8月1日●楽天0-8西武
ハラハラ楽天、首の皮一枚つながって首位キープ
時計の針が23時をまわり、楽天ファンがハラハラとその行方を見届けた今季パリーグ最長の5時間11分に決着がついた。
はたして結末は、延長12回裏。
前の楽天3連戦で2発を放ったオリックスの4番・ロメロが、ソフトバンクのサファテ撃ちサヨナラホームラン!
すでに西武に0-8で大敗していた楽天は、ソフトバンクvsオリックス14回戦の結果待ちという状況だったのだ。
ソフトバンク勝利で、楽天の2位転落が決まる夜だった。
そのなか、オリックスの粘り勝ち?(と言えるのか、今季パリーグ最多19残塁)に救われ、楽天は首の皮一枚を残し、首位をキープしている。
これでチーム成績は1位、87試合57勝29敗1分の勝率.663。
貯金は7月21日以来の28に後退した。
各種戦績は、西武戦7勝6敗、後半戦7勝5敗、岡島&ペゲーロ離脱後2勝4敗、カードの初戦15勝16敗1分、ビジター28勝17敗、先制された試合16勝19敗1分になった。
ゲーム差は2位・ソフトバンクと-0.5、3位・西武と6.0、4位・オリックスと18.5、5位・日本ハムと27.5、6位・ロッテと30.0としている。
両軍のスタメン
楽天=1番・茂木(指)、2番・聖澤(右)、3番・島内(中)、4番・ウィーラー(三)、5番・銀次(二)、6番・アマダー(一)、7番・クルーズ(遊)、8番・松井稼(左)、9番・嶋(捕)、先発・辛島(左投)
西武=1番・秋山(中)、2番・源田(遊)、3番・浅村(二)、4番・中村(三)、5番・栗山(指)、6番・山川(一)、7番・外崎(右)、8番・岡田(捕)、9番・金子侑(左)、先発・十亀(右投)
覇気なく、炎獅子軍団に10連勝を献上
2時間55分を戦った西武13回戦、投打両面で覇気が感じられなかった。
イーグルスは先発・十亀以下、アップルカラーに袖を通したライオンズ投手陣の前に散発の3単打。
そのうち2本は、アマダーによるバットの先の中安と、茂木のボテボテ全力疾走内野安打、快音残したのはウィーラーの左安だけ。
1試合3塁打は今季最少を記録した。
零敗は6月4日中日戦(●E0-2D)、7月7日西武戦(●E0-5L)に続く今シーズン3度目になっている。
今から振り返れば、初回先頭打者打席で決まってしまった。
もちろん、そんなことはないのだが、そういう印象を受けるのだ。
右肘痛から1軍復帰してまだ2試合目の茂木に求めるには、酷だと分かっているけれども、初回先頭の茂木が十亀の前に外から入ってくるスライダーを見逃して3球三振に倒れた時点で、本戦の全てが決まったような気がする。
十亀は前回対戦時よりも良かった
それほどまで、相手先発の十亀はスライダーがよく、そしてストレートも良かった。
スライダーは投げた約6割近くが十亀有利の結果になった。
前回7月8日(○E4-2L)対戦時は約3割にとどまったことを考えると、雲泥の差だった。
ストレートも最速150kmを計測、平均でも147.0kmをマークした。
前回7月8日のときは最速147km、平均144.7kmだったことを考えると、スピードの面でも走っていたことが確認できる。
たとえば、、、
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