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【試合感想文】 8/26ソフトバンク1-2楽天:ベテラン殊勲の一打。高速新時代の息吹。安田悠馬キャリア初

1点差のなか、安田が最後までマスクをかぶり1失点はキャリア初

田中将大と板東湧梧。両先発の好投により、今季12試合目の両軍合計3得点以下の1点差ゲームになった。

自慢のバットでは4タコに終わったものの、安田悠馬が最後までマスクをかぶり投手陣をよくリードした。

的場直樹1軍バッテリーコーチに「コミュニケーションが武器」と評価された背番号55が、最後までマスクかぶって1失点以下にみちびいたのは、今年の5/6○E5-0F、5/14○E5-0Lに続くキャリア3度目だが、ヒリヒリした1点差ゲームは初である。

3投手に首を振られるケースも数えるほどで、サイン交換もスムーズ。初回の1番・三森大貴、2番・牧原大成には徹底した変化球攻めで退けると、3番・柳田悠岐には一転、速球メインで攻め込んで最後に低めに落とすメリハリの効いた配球も光った。

高速新時代の息吹ようやく

8回は前夜の勝利投手、渡辺翔太がマウンドへ。
わずか8球の三者凡退投球で味方の勝ち越しを呼び込んだ。

2連投を感じさせないほど球が走り、真っ直ぐ6球は全て150キロ超え。
このドラ3はイーグルスのブルペン陣にようやく高速化の新時代の息吹を感じさせてくれる貴重な存在だ。

(わっちー三者凡退に抑えた後に楽天打線が点を取るケースが大変多いと思う。後日、オフになってしまうかもだが、実際どうなのか?を検証してみたい)

ベテラン殊勲の一打

勝ち越しの決勝打は8回裏、岡島豪郎のバットから生まれた。
後半戦打率.298、ここ10試合でも.300と状態を維持するベテランが、スコアボードがなかなか動かない重い試合展開を、文字通りこじ明ける仕事をみせた。

わずか3球で1-2と投手有利カウントを作られた6球勝負。
結果球は見逃せばボールになる膝元のフォークボール。
相手の必殺球を技あり一打でひろい、右中間へ運ぶ殊勲打になった。

マウンド上の板東も「ベストは尽くした」「悔しい」と振り返った一打は、パテレ行きとなり、「そのゾーンをバットに当てる!? 見事な芸術撃ち!」という寸評とともにSNSを駆け巡り、現在8.1万インプレッションを稼いでいる。

試合展開

ソフトバンク=1番・三森(二)、2番・牧原大(中)、3番・柳田(右)、4番・近藤(指)、5番・柳町(左)、6番・中村晃(一)、7番・今宮(遊)、8番・リチャード(三)、9番・谷川原(捕)、先発・板東(右投)

楽天=1番・辰己(中)、2番・村林(遊)、3番・小郷(右)、4番・浅村(二)、5番・島内(指)、6番・阿部(三)、7番・岡島(左)、8番・伊藤裕(一)、9番・安田(捕)、先発・田中将(右投)

両軍のスタメン

松井裕樹のカーブ

きっと皆さんもいろんなLINEのオープンチャットに参加していると思いますが、僕も某野球オープンチャットに参加している。試合後、そこで親しくしているホークスファンの方にこう訊かれたことが印象的だった。

その方は9回1死1塁、代打・増田珠の打席で松井裕樹が2-1からカーブを投げて見逃しストライクを取ったことが脳裏に残ったらしい。僕の回答は上記画像のとおりで、実は昨年よりも減っているのだ。

だから、ふだん投げるイメージのないような投手が、ここぞで使うと意表を突くかたちになり効果てきめん。投げられた本人はその後も脳裏に残ってしまうと思うで、次回対戦への布石にもなる。

実際、松井裕が今季投じた・・・(続く)

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