【戦評】土壇場でもぎ取った白星。延長12回2死走者なしからの魂の3連打!~8月1日○楽天イーグルス4-2オリックス
遂に5位と2.5差!
最高の7月からカレンダー変わって8月。
月が変わればムードが変わるということがよくあるように、8月最初のゲームは試金石だったと思う。
いやはや、延長12回表の2死走者なしから白星をひろうあたり、今や「天の時」は完全に楽天に味方している!
ゲーム差4.5で激突した今回の3連戦。
後半戦9勝2敗と絶好調で最下位脱出を目指す楽天にとっては、まさにベストタイミング。
一方、オリックスは直近9試合1勝8敗。
一気に調子を落とし、まさに間が悪かった。
イーグルスが6-4の逆転勝利を収めたカード初戦も「見えざる風」が吹いていた。
序盤2点先行しながら、中盤に則本が捕まり-4と逆転を許したゲーム展開。
終盤7回から打撃好調のロメロがベンチに退いたのだ。
ロメロはこの試合では3タコも、直近5試合21打数9安打8打点。
ホームランも3本放ち、打撃好調。
前日の日本ハム戦ではまさかの二盗、三盗を決めており、コンディション良好のように感じられた。
そのロメロを下げたのだ。
ぼくはてっきり福良監督お得意の「早すぎる守備固めが裏目に出て得点力を下げる」あるある采配だと思った。
ところが、一夜明けての登録抹消である。
じつは6回の打席時、脇腹を痛めてしまったという。
敵軍主砲の故障を喜ぶのは不謹慎ながらも、これは大きかった。
もしロメロがヘルシーなら、この3連戦の行方はまた違ったものになったかもしれず、「見えざる風」を感じずにはいられない事件になった。
両軍のスタメン
楽天=1番・田中(中)、2番・茂木(遊)、3番・島内(左)、4番・今江(三)、5番・銀次(一)、6番・アマダー(指)、7番・渡辺直(二)、8番・ペゲーロ(右)、9番・山下(捕)、先発・古川(右投)
オリックス=1番・大城(中)、2番・福田(二)、3番・マレーロ(指)、4番・吉田正(左)、5番・伏見(一)、6番・西野(三)、7番・宮崎(右)、8番・安達(遊)、9番・若月(捕)、先発・アルバース(左投)
次カードの相手、ロッテも絶不調
同様に金曜日から始まる3連戦の相手、4位・ロッテの調子もすこぶる悪く、泥沼4連敗で仙台に乗り込んでくるのだ。
7/26ソフトバンク戦は9回表を終えた時点で5-1と4点リード。
しかし、9回裏に追いつかれ、翌10回裏に5-6xとサヨナラ負けを喫した。
続く7/29西武戦は、防御率1位・リーグ単独最多勝のボルシンガーが拙守にも足を取られて4回6失点と炎上し3-9の大敗。
ボルシンガーは防御率1位の座を岸に譲り渡すかたちになった。
酷いのは7/31釧路での日本ハム戦だ。
先発した石川が初回10失点、パ・ワースト記録になる1イニング11安打の背信投球。
そして、きわめつけは8/1日本ハム戦である。
先発・有吉が快投を披露し、打線も序盤からコツコツ点を取るゲーム展開。
8回表終了時に7-1と大量6点リードする完全な勝ちゲームだった。
ところが、8回裏に救援陣がレアードに3ランを浴びるなど5失点炎上。
翌9回裏には益田が抑え切れず痛恨の7-8xサヨナラ負けを屈したのだ。
こういう流れをみると、、、
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