【試合評】塩見今季初勝利に花を添えた『魅惑のムーンショット』~5月31日○楽天6-0巨人
4年ぶり交流戦開幕2連勝で貯金20!
ペゲーロの見事なムーンショットが飛び出した交流戦2戦目。
今季初登板の先発・塩見が5回3安打無失点で今季初勝利を挙げると、外国人勢が合計5安打5打点2本塁打の活躍。
本戦も投打かみ合ったイーグルスがスコア6-0で快勝した。
零封勝利は4月18日西武戦(○E2-0L)、5月10日ロッテ戦(○E5-0M)、5月20日ロッテ戦(○E2-0M)に続く、今シーズン4度目になっている。
交流戦の開幕から2連勝は日本一を飾った2013年以来4年ぶり2度目のこと。同3連勝となれば球団史上初になる。
交流戦通算成績11勝3敗の防御率1.64、セリーグ相手に滅法強く、7試合連続二桁奪三振のNPB野球新記録を狙う則本がマウンドに向かうので、これはもう確実だ。
チーム成績は1位、44試合32勝12敗の勝率.727。
貯金は大台の20に到達した。
各種戦績は、交流戦2勝0敗で1位、5月16勝7敗、koboパーク14勝5敗、先制した試合24勝6敗、相手先発左投手6勝3敗。
ゲーム差は2位・ソフトバンクと3.5、3位・西武と8.0、4位・オリックスと13.0、5位・日本ハムと14.0、6位・ロッテと20.5としている。
両軍のスタメン
巨人=1番・長野(中)、2番・石川(右)、3番・坂本(遊)、4番・マギー(三)、5番・阿部(指)、6番・村田(一)、7番・相川(捕)、8番・山本(二)、9番・中井(左)、先発・吉川(左投)
楽天=1番・田中(中)、2番・ペゲーロ(右)、3番・ウィーラー(三)、4番・アマダー(指)、5番・銀次(二)、6番・今江(一)、7番・松井稼(左)、8番・三好(遊)、9番・足立(捕)、先発・塩見(左投)
主戦級を休ませての価値ある完勝ゲームに
本戦で一番の収穫は、茂木、島内、岡島、嶋の主戦級を休ませ、代わりに田中、松井稼、三好、足立をスタメン起用しながらも、完勝できたことだ。
同様の布陣を敷いた5月26日西武戦(●E1-5L)は、菊池雄星を打ち崩すことができずに5単打1得点で敗れてしまった。
2度目の本戦、もし得点能力が下がって負けるようなことがあると、今後このような「王者の采配」は難しくなってしまう。
疲労が溜まっているにもかかわらず、キーストーンの嶋や茂木、島内をスタメンで使い続けなければならなくなる。
そうなると、6連戦日程が目白押しの後半戦に息切れしてしまいかねないのだ。
今季の楽天は初回先制15試合、2回に先制したのが6試合。
先制30試合中、2回までに先制したのが21試合と、かなり早い段階で先手を取ることができている。
本戦のように序盤2回をゼロに封じられたケースは珍しい部類に入るが、それでも、初回から押せ押せのムードを作り出していた。
1回は右方向に打って出た1番・田中の打球が1塁ベース直撃する二塁打に。
その後1死3塁で3番・ウィーラーの三ゴ時にホームを突く果敢な攻撃をみせた。(結果はクロスプレーになりリプレー検証で判定覆らずアウト)
2回は先頭の4番・アマダー安打後、5番・銀次がゲッツーに倒れてからチャンスを作った。
6番・今江が右前へ弾き返していくと7番・松井稼は死球、2死無走者から得点圏に走者を送り込み、相手先発・吉川に自由にやらせない攻撃をみせた。
その「種まき」が活きたのが翌3回だった。
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