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【試合評】NPB復帰後マー君6回以上2失点以下で白星つかず14試合に~5/31●楽天0-2中日

noteマガジン読者さんへ。先月はお世話になりました。今月もどうぞよろしくお願いします。例年6月7月は最も忙しい季節なんですが、10本以上の記事更新を達成できるよう、頑張ってまいります。

わけわかめ意味ふみこ

5月末日のバンテリンドームでは「わけわかめ意味ふみこ」な事態が発生した。

先発・田中将が6回2失点に抑えたのに、今季4敗目。マー君自身の勝敗も4勝4敗となり貯金が消えてしまった。原因は打線が援護できず、今季9度目の無得点に終わったことに尽きる。

これでNPB復帰後の田中マー君が6回以上2失点以下に抑えて白星がつかないケースは14試合になった。

今年はセパともに2011~2012年に匹敵する極端な投高打低だ。こういう状況だと、自軍の一流投手が好投しても味方打線も打てないから、白星が伸び悩むことにもなりかねない。好投すれども一球に泣くケースが続出し、例年と比べて、一流投手と二三流に差が生まれにくいのが、今シーズンだと思うのだ。

それにしても、目下、楽天打線は驚くほど長打が出ない。

楽天打線のヒットが全て単打に終わったケースは今季はやくも11度目を数えるに至った。5/22(日)●E1-6B以降の直近8試合中、全て単打ゲームは本戦含めて5試合にも及んでいる。

そのため、安打数では楽天5、中日7と2本の差も、塁打数では楽天5に対し、3本の長打が飛び出した恐竜打線は14と歴然の差なのだ。

ここまで長打が出ないと、目下ファームでホームラン量産中の和田恋を1軍招集したいところだが、ビジター6連戦に連れてこなかったということは、今週中の昇格はほぼないのでしょう。

4/16○E6-5H以降、君臨し続けた首位の座。それも若鷹軍団に明け渡して2位転落。交流戦成績も3勝4敗の6位タイと黒星先行してしまった。

試合展開

楽天=1番・西川(左)、2番・小深田(遊)、3番・浅村(二)、4番・島内(右)、5番・渡邉佳(三)、6番・辰己(中)、7番・川島(一)、8番・炭谷(捕)、9番・田中将(右投)

中日=1番・大島(左)、2番・岡林(中)、3番・鵜飼(右)、4番・ビシエド(一)、5番・阿部(二)、6番・高橋(三)、7番・木下(捕)、8番・三ツ俣(遊)、9番・小笠原(左投)

いずれも失投

田中マー君が浴びた2本の一発はいずれも失投だった。

味方がチャンスを逸機した直後の4回2死走者なし、5番・阿部との5球勝負。

前カードのオリックス3連戦で11打数5安打と快音響かせていたヒゲなしの二塁手。1打席目は空三振に退けていた。全4球アウトコースの出し入れ。最後は外いっぱい148キロ真っ直ぐだ。

その1打席目を踏まえた配球で、2打席目も4球目まで外角の変化球配球。

みごとな制球で1-2と追い込んだ後、炭谷のミットは一転してインコース。1打席目から計9球も外角をみせて打者も意識が相当外角に引きずられるなか、裏を突くインズバッ狙いの作戦だ。

これ自体は納得のできるリードだった。しかし、いかんせん・・・(続く)

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