勝負の年、背水の陣。岐路に立つ楽天選手── 津留崎大成、渡邉佑樹、堀内謙伍、田中和基
※今後の野球人生を左右しそうな「岐路」に立った楽天選手4人について、1選手400字で現在の立ち位置と個人的に思うところなど寸評を書いてみました。
●津留崎大成
自他とも認める筋肉オタクの裏の顔は、チームを代表する読書家だ。昨年は『一流の人に学ぶ自分の磨き方』『エッセンシャル思考』など自己啓発本を愛読した。
しかし本業では試合数33→11、投球回34.1回→10.2回、1年目から出場機会を減らした。
4/10△E8-8には7回以降のホールドがつく場面でプロ初起用されたが同点にされ、次回以降は負け展開または大量リードの登板に終始した。
SNSでの発信力も強く、キャラは申し分ない。しかし選手としての特徴は、いささか影が薄い。
奪三振率が低く、通算6.20、2軍でも5.64。勝ちパターンを目指すには物足りず、このままだと埋没しかねない。
個人的には球種が少なく、打者に狙い球を絞られている感じがする。真っ直ぐとカットボールで82.6%も占める。12.4%のカーブはストライク率35.0%と機能せず。だから打者は対応しやすい。
年明け、お股ニキさんも携わる国内最大級の野球オンラインサロン「NEOREBASE」の虎の穴で修行を積んだ。その成果を期待しよう。
●渡邉佑樹
「自分が4年間かけて作ってきたサイドスローの行程を最短距離で突破している。腕が長く、自分よりも上背もある」。昨年2/9にClubhouseで巨人・高梨雄平が熱弁をふるったのを今でも鮮明に思い出す。
サイドスロー転向2年目は、1軍で「目立った爪痕」を残したい。通算117登板の西宮が大卒6年目で戦力外に。ましてや10登板の佑ちゃんだ。大卒5年目は今後を左右する。
トミージョン手術から完全復活を目指す・・・(続く)
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