【戦評】 終止符打たれた福井好投の二大要素~4/24●楽天5-15日本ハム
2012年以降、2度目の札幌ドーム二桁失点
19安打15失点ともに今季ワースト。
先発・福井以下出てきた4投手全員が失点する事態になった。
イニング先頭打者の出塁を合計6イニングで許し、7回以外は毎回得点圏にランナーを背負うピンチの連続で、戦況は終始、敵軍有利の状況で進んだ。
投手有利球場の札幌ドームで楽天が二桁失点するのは珍しい。
ぼくが楽天戦のサマリーを集計し始めた2012年以降では、本戦を含む2試合だけ。
もう1つのゲームは、先発・横山が四面楚歌に陥り、聖澤の外野守備機会連続無失策が途絶えた2015年3/29(●E1-11F)だった。
打線は意地の5得点。救援陣の安息日
大敗の中にも朗報や好材料を見つけることができた。
序盤からまとまった点差をつけられ、趨勢決したこと。
これにより、松井、ハーマン、青山、高梨、宋といった10試合以上の登板があるリリーフ陣に安息日を作ることができた。
同じ負けでも途中まで接戦の場合、彼らを投入せざるをえない局面も出てきたはず。
その意味で、登板過多の救援陣をブルペンの段階から休ませることができたのは大きい。
また、ワンサイドゲームになりながらも、打線は決して意気消沈しなかった。
3点を追う4回、無死3,2塁で無得点に終わる「もったいない場面」もあったが、全体では二桁安打の5得点。
これにより、楽天は4/16西武戦(○E5-4L)以降、7試合連続で4得点以上とコンスタントに得点ができている。
チーム成績は1位、21試合13勝7敗1分の勝率.650、貯金は6へ。
各種戦績は、直近10試合6勝4敗、日本ハム戦4勝1敗、ビジターゲーム5勝4敗1分、先制ゲーム8勝2敗に。
ゲーム差は2位・ソフトバンクと1.5、3位・日本ハムと3.0、4位・西武と4.0、5位・オリックスと4.5、6位・ロッテと5.0になっている。
両軍のスタメン
楽天=1番・茂木(遊)、2番・オコエ(右)、3番・浅村(二)、4番・島内(左)、5番・ウィーラー(三)、6番・銀次(一)、7番・ブラッシュ(指)、8番・嶋(捕)、9番・田中(中)、先発・福井(右投)
日本ハム=1番・西川(中)、2番・大田(右)、3番・王柏融(指)、4番・中田(一)、5番・近藤(左)、6番・横尾(三)、7番・渡邉(二)、8番・中島卓(遊)、9番・石川亮(捕)、先発・ロドリゲス(右投)
石橋、必死の火消し芸
4投手全員が失点した本戦だが、その中でも2回1失点の二番手・石橋は見せ場を作った。
3回、先発・福井が先頭の5番・近藤に二塁打を浴びた場面。
ここで楽天ベンチからタオルが投げ込まれ、福井はKO。
無死2塁で6番・横尾を打席に迎えたところで、石橋が火消しに急行した。
その横尾に、、、
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