【東北楽天400字総括】 安樂智大、山﨑剛、鈴木翔天
12月note3本目。師走も楽天の主要選手の2022年総括をしていきます。寸評を『400字』の原稿用紙1枚にまとめる作業なんです。
第1回目・・・田中将大、浅村栄斗、岸孝之
第2回目・・・島内宏明、則本昂大、小深田大翔
第3回目・・・早川隆久、鈴木大地、辛島航
第4回目・・・辰己涼介、瀧中瞭太、西川遥輝
第5回目・・・涌井秀章、炭谷銀仁朗
第6回目・・・西口直人、銀次、松井裕樹
第7回目・・・茂木栄五郎、宋家豪、ホセ・マルモレホス
●安樂智大
2年連続50登板を達成したが、300万円の減俸。ホールドの減少(22→13)でも明らかなように、内容が悪すぎた。
昨年の失点は58登板中14%に当たる8試合だったが、今年は52登板中27%を占める14試合で失点を重ねた。
今季初登板3/27○E6-5Mで代打・山口航輝に3ランを浴び、岸の勝利投手をおじゃんにしたように、先発の白星を消すケースが救援陣最多4度も。6勝のうち2勝も勝ち越されたが直後に打線が逆転してついた白星で安定感に乏しかった。
そんな状況に西口、宮森の台頭も重なり、起用法も変わっていく。2点差以内の接戦登板は44→33へ減少。勝敗に影響を及ぼさない4点差以上は8→12へ増加した。
今年は球に切れがなかった。金武キャンプでチーム最多1305球を投げ込んだ反動もあったかもしれない。
また前年の与四球率は5.27だったことで、ストライクゾーンへの意識も強すぎた感も。ストライク先行で追い込んでボール球を使えるのに、ゾーンに入れて打たれる光景が目立った。
●山﨑剛
7月下旬にコロナに罹りながらも、79試合、218打席、守備451.1回はいずれもキャリアハイ。大卒5年目にして最多出場になった。
とくに小深田がガス欠を起こした9月戦線で代役をよく務めた。9/1○E11-8Bから9/28●E0-1Lまで遊撃206イニング連続出場の献身ぶりだった。
いっぽう・・・(続く)
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