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いい写真が撮れたと思ったのに

昨年の4月から、富山市が主催するAMAZING TOYAMA(アメイジングトヤマ)写真部というサークルに入会して、写真の勉強をしています。撮影会や講評会、作品展などもあるかなり本格的なフォトサークルです。しかも無料です。

講師は写真家で富山市政策参与のテラウチマサト先生です。


何度も講習会や撮影会、講評などを経て、今年度最後となる次の課題は「富山市水橋地区で「とやまのやわやわ」を感じさせる写真を撮り、1月5日までに提出すること」です。

いちおう、令和6年の12月中に候補写真は撮っていたのですが、お正月休みの間にもチャレンジしてみようと考えていました。

そして休みに入り、天気の良い日を待っていたところ、元日が快晴だったので、鳥見初めを兼ねて写真初めに出かけてきました。

まずは常願寺川の河口です。

中洲の流木に混ざってシギ・チドリ類が休んでいます。

シロチドリ18、ミユビシギ3、ハマシギ2、ハクセキレイ5、日本野鳥の会富山の事務局長1などを確認することができましたが、写真はいまいちでした。

続いて東に移動し、白岩川河口でもカルガモ22、オオバン4、カワウ2、ハクセキレイ1、トビ1などの鳥を見て、海岸沿いの道をさらに東に動いて上市川河口まで移動します。

常願寺川と上市川に挟まれた範囲が水橋エリアです。

堤防沿いをてくてく移動しながらふと海の向こうに目をやると、なんと蜃気楼が出ています

蜃気楼が見える場所としては魚津市が有名ですが、富山湾岸ではそれ以外の場所でも目にすることができます。写真は黒部市方向を眺めた様子です。

快晴の元日に蜃気楼。

最高の年明けです。


氷見市方向の建物も下の方が反転して伸びて見えます。冬型蜃気楼というやつです。

蜃気楼の写真を連写し終えてから、「そういえばお題は『富山のやわやわ』だった」と思い出し、情緒や奥行きが感じられる蜃気楼の写真を撮らねば、と考えました。

手っ取り早くは、「蜃気楼を眺めている人の写真」を撮ることです。登場人物と視線の誘導、感情を誘う仕草。

探しますが、なかなか人がいません。

上市川河口周辺をぐるぐるウロウロしていると、一人プロカメラマンっぽい方を見つけました!

後ろ姿を撮らせてもらったのがこの写真です。

いやー、なんか情緒があるいい写真が撮れたんじゃない?最高の年始めだろこれ!?と一人悦に入り、車に乗り来んで家に向かい始めた時に、とんでもないことに気が付きました。

なぜか車が「富山市」という市町村境の道路標示を通過したのです。

なんと私は興奮のあまり写真を上市川の東(右岸)側で写真を撮っていたので、この写真は富山市水橋地区ではなく、滑川市で撮った写真だったことに気が付いたのです。

前述のとおり、「AMAZING TOYAMA(アメイジングトヤマ)写真部」は富山市主催です。

ですので、この写真は課題写真の応募資格に該当しません

撮影者は泣く泣く、元日に撮ったとっておきの快晴蜃気楼写真を、SNSにUPするだけで発表の場といたしましたとさ。

めでたくない、めでたくない。

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