調査に向かない日と時間
鳥のセンサス調査は早朝から、できれば日の出とともに始めるのがベストだされている。
そのほうが鳥がよく動くし、よく鳴くので、発見率が高まるからだ。
ただ、日の出とともにと言っても調査場所が遠隔地だとそうもいかない。なるべく早起きして、なるべく早く家を出ても、そこそこの時刻にはなってしまう。なので、「午前中のできるだけ早い時間帯に」ということで勘弁いただいている。
朝早いほうがいい理由は、鳥の動きだけではない。早朝のほうが人の動きが少ないので、警戒心の強い鳥でも隠れず動いているからだ。
その意味では真夏の早朝は逆効果だったりする。農山村では、朝、日の出直後の涼しい時間帯に農作業をする高齢者がとても多いからだ。畑に人影が動いているだけで鳥の発見率はぐっと変わるし、刈払機のエンジン音が響いているともう鳴き声は聞こえない。
上市町や立山町の山奥の集落に通っていたころは、朝早くよりもちょっとだけ遅く、のほうがいい場合も多かった。
さて、今通っている調査場所2か所の内1か所は小矢部市の子撫川である。風光明媚な景観の渓流が続く「宮島峡」と呼ばれる場所も含まれており、観光客も多い。
なので、鳥の調査は観光客がやってくるよりも前に終了させなければいけない。富山県のはじっこにある小矢部市の、さらにはじっこ、もうほとんど石川県境あたりにある宮島峡に、できるだけ朝早くめがけて出かけるのである。
そして平日・週末で言うと、土日は観光客の数も多く動きも早いので、早くたどり着いたとしても、河原の中で三脚を立てているカメラマンが大勢いることも多い。そうなったらただの時間とガソリンの無駄である。
そんなこんなで、子撫川の調査はほぼ平日にばかり行っている。
だいたいが平日が休みの仕事なので、こんな時は珍しく得をした気持ちになる。
全然何の得もしていないのだが。
【調査地】子撫川ラインセンサス
【観察者名】たかはし
【天候】くもり
【観察開始日時】2022年10月25日 8時40分
【観察終了日時】2022年10月25日 9時15分
【観察概要】
【観察種】
[種名] [数] [メモ]
1.カワセミ 1 声
2.モズ 1
3.ハシブトガラス 1
4.シジュウカラ 3
5.ヒヨドリ 8
6.ウグイス 2
7.カワガラス 2
8.スズメ 4
9.キセキレイ 1
10.セグロセキレイ 2
11.カワラヒワ 2
12.イカル 1
13.ホオジロ 5
【調査地】子撫川ダム
【観察者名】たかはし
【天候】くもり
【観察開始日時】2022年10月25日 9時30分
【観察終了日時】2022年10月25日 10時30分
【観察概要】
【観察種】
[種名] [数] [メモ]
1.オシドリ 16
2.マガモ 5
3.コガモ 3
4.キジバト 1
5.アオサギ 1
6.ミサゴ 1
7.カケス 1
8.キセキレイ 1
9.ホオジロ 4
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