【バタフライ効果】
7月も今日含めてあと2日。
1ヶ月あっという間ですね。
オリンピック柔道重量級で
男女共に金メダル素晴らしいです。
今日は
『バタフライ効果』(バタフライエフェクト)
についてお伝えしていきます。
バタフライ効果とは
非常に些細で小さなことが理由で
様々な出来事を引き起こし、徐々に
大きな出来事に変化していくことです。
元々は小さな蝶が羽を動かすだけで
遠くの気象に変化が起きる
という気象学用語です。
『風が吹けば桶屋が儲かる』
全ての出来事には意味があると似ています。
未来を正確に予測するのは
不可能であると。
バタフライ効果の事例として
マクドナルドの創業者レイ・クロック氏は
ミキサーの営業マンをしながら
自らがフランチャイズの責任者になると
申し出てその後多店舗展開しつつ
大リーグ球団のオーナーになっています。
Googleも最初は家のガレージで
小さく始めたことがきっかけで今や
世界を圧巻する巨大企業になっています。
オリンピック選手も初めから全部綺麗に
条件が整って成功している訳ではないです。
どこでバタフライ効果が起こるかは
全く予測できないです。
私が20年間医療業界に携わっているのも
ある意味バタフライ効果です。
大学受験に失敗してどこも行く当てが
なかったところから始まっています。
父親が知人の家に立ち寄った帰りに
柔道整復師の専門学校の前を通ったら
偶然にも最終募集をしていて
パンフレットと受験要項をもらって
帰ってきたのがきっかけです。
鍼灸整骨院業界に志願して行く気は
さらさらなかったのです。
患者さんを1人でも良くしたいと想う
真面目な学生とは違って浪人もしくは
社会に出て働くかを迫られていた私には
全く縁のない業界でした。
ただ両親が製薬会社に勤務していたのと
漢方に精通していたこともあり
東洋医学には少々興味はありました。
かと言って医療に情熱を掲げていた訳では
なかったので今でも不思議に思っています。
最終募集の入学試験を無事に合格したので
柔道整復師への第一歩を踏み出しました。
鍼灸整骨院業界に入ってみて
最初に感じたことは早く辞めて
別の仕事をしたいと思っていました。
朝早くから晩遅くまで
ボコボコにしごかれて
疲れ果てていました。
パワハラやモラハラは当たり前で
徒弟制度でやっている以上
逃れることは難しかったのです。
辞めようと思えば辞めれたのですが
すぐに辞めてしまうようでは
他の業界でも通用しないと思い
歯を食いしばって耐え忍びました。
学校に通いながら鍼灸整骨院と
他のバイトの掛け持ちをしつつ
6年間の専門学校生活を終えました。
柔道整復師、はり師、きゅう師の
国家資格を取得後しばらくして
鍼灸整骨院の院長オファーが
舞い込んできました。
当時25歳だった私にはまだ早いかなと
思っていましたが、苦労した分のご褒美
かもと捉え承諾しました。
ベンチャー企業で事業部長に昇進するや
20代前半で独立起業する強者はいるので
鍼灸整骨院の院長はちっぽけなレベルですが
我慢して耐え抜いた自分には大きく感じました。
医療業界に興味関心すらなく
手先も超絶不器用な者が
院の長になってチームを率いるなんて
予想もしていなかったです。
小さな積み重ねが大きな結果を
呼び起こすとはまさにこのことだと
後から振り返って実感しました。
前回のLUCKの法則とは異なり
偶然に小さく始めたことが
とてつもない変化をもたらす
1つの証明になっています。
では偶然のバタフライ効果を
ある程度意図的に引き起こすことは
可能ではあります。
今回は前回のLUCKの法則と対比する意味で
あえて取り上げないことにします。
他の事例として
近所の知人に剣道の稽古見学に誘われ
お菓子をもらえる嬉しさにつられて
何気に通い始めた小学校1年生の
とある少年がいました。
少年はただ竹刀を振る楽しさは
感じていたみたいです。
黙々と稽古を重ねていくうちに
初めて試合に出て準優勝していました。
それから同じ小さな背の高さで
2つ年上の強い剣士を目の当たりして
その先輩の真似をしていました。
朝から晩までもう稽古をして
全国大会優勝するまでになり
いつの間にか剣道に
のめり込んでいました。
その少年は青年となり
現在4段止まりですが
武道に対する情熱は凄まじいです。
そうこれも私です。
意図しなくても小さく試して
上手くいくことを反復継続するだけで
大きな結果に繋がることがあります。
もちろん志を持ち狙いを定めて
成し遂げていくことも大切です。
未来を予測してばかり動くのでもなく
時には偶然に始まった出来事に
乗りかかって旋風を巻き起こすことも
試してみる価値はあると思います。
人生は続いていきます。
リスクを取りつつ許容範囲内で
冒険していくことも面白いかと。
偶然と必然を狙って人生を謳歌しましょう。
今日も読んでくださってありがとうございます。