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ラウールの「かわいかったよ」がなぜこんなに嬉しいのか

わたしは2022年からアイドルグループSnow Manのファンだが、先日機会に恵まれ、初めてライブに足を運んだ。

Snow Man初の5大ドームツアー。残念ながら席はスタンドのもうすぐ天井席というところだったが、Snow Manの愛ある演出のおかげで楽しむことができた。双眼鏡を使えばメンバーの様子を把握することができたが、メンバーからわたしが見える距離ではなかったため、がっかりしなかったと言えば嘘になる。
初めてSnow Manに会えた幸福感と、アリーナ席を当てられなかった自分への少しの失望を抱えて公演を終えようとしていたその時、メンバーの1人であるラウールの声が耳に飛び込んできた。

「みんなかわいかったよ〜!」

泣いた。
嬉しかった。
欲しい言葉だった。

別にこの言葉がなくても最高のライブだったことには変わりないし、Snow Manがファンのこと大切にしてくれていることに変わりはない。
でも、近くの席になれなかったファンのことも思ってくれたラウールの発言が本当に嬉しかった。

「かわいかったよ」なんてアイドルなんだから言って当たり前だと思う人もいるだろう。じゃあなぜわたしはこんなにもこの一言に救われたのだろうか。

ライブから帰ってきてもう一度考えてみて、あの言葉が嬉しかったのには二つの理由があると思うようになった。

一つ目は、ラウールの言葉には嘘がないと言うこと。
ラウールの言う「かわいい」は、ライブに来たファンの顔を見て言った「かわいい」ではないと思う。彼は、いつも自分たちを応援してくれて、会いたいと思ってくれて、最大限のオシャレをしてライブに足を運んでくれて、心からライブを楽しんでくれたファンの存在が愛おしいという意味で「かわいい」と言ってくれたのだと思う。僕たちを応援してくれるみんなはキラキラしていてかわいいよと伝えてくれたんだと思う。「こんなに遠いんだし、わたしなんて目に入らなかっただろうな」とどこかで思っていた心に、ラウールからの愛はじんわりと広がった。

アイドルだから言う決まり文句なんかじゃない。彼の言葉には嘘がない。そう思えるのは、2023年の大晦日にSnow ManがYouTubeで行ったライブ配信があったからだ。
2023年、Snow Manは大きな逆境に立ち向かっていた。そんな時でもファンの気持ちを一番に考えて寄り添ってくれたYouTubeライブ。最後の挨拶でラウールは丁寧に言葉を選びながら伝えてくれた。

「もちろんハングリー精神はあるけど、みんな(ファン)がいれば、他のことを欲する必要もないなっていうことを思うくらいにまでなりました。」(下記の動画1:38:51)

ファンがいれば他に何もいらないとまで言ってくれる人が、わたしが応援しているアイドルだなんて、こんな贅沢なことがあっていいんだ。そう思った。
ここまでまっすぐにファンを想ってくれるラウールの言葉だからこそ、わたしもまっすぐに受け取ることができたのだと思う。

そして二つ目の理由は、「かわいい」という言葉のチョイスだ。
これは人によるかもしれないが、女性にとって「かわいい」という言葉は絶大な力を持っている。かわいいと言われるだけで前向きな気持ちになれるし、存在意義さえ感じる。好きな人に言われる「かわいい」はなおさら重大な意味を持つ。
ラウールは他の言葉を選ぶこともできたあの場面で「かわいい」と伝えてくれた。いつもファンの気持ちを考え、ファンの健康を願い、ライブでたくさんのファンを見ることができるようにブルーベリーまで摂取してくれるラウールのことだから、女性にとっての「かわいい」の重大性もわかった上で選んだ言葉だとわたしは感じている。

まとめになるが、ラウールは気持ちを伝える天才である。彼があの大きな目をまっすぐに見開いて縋るように、誠心誠意伝えてくれる言葉は、自然と人の心を動かす。先日公開された「君へ贈る応援歌」Rec Verの2番のラウールパートを見て欲しい。

「君がいるから頑張れる
 君がいる事で救われる」(2:09)

きっと彼を知らない人でも、ラウールがファンへ向ける気持ちが伝わってくると思う。それくらい、彼は気持ちを伝える能力に長けている。だからファンも、この人を応援し続けたいと思えるのだ。
(そんなわたし実は渡辺担)


Snow Manへ。こんなに愛されていいんですかと思うほどの愛をいつもいつもありがとう。ファンを大切にしてくれてありがとう。これからもたくさんの景色を一緒に見ていきたいです。末永くよろしくお願いします☺️

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