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【書評】生きるためのデザイン思考

ZERO SCHOOLの最終講義を終えた。
これからはZEROで学んだことを実践し続けられる自分であるために、これまでの日常に引き戻されないようにしたい。
その手段として、ZEROで習慣となったnote記事の投稿を継続していこうと思う。
ZERO入学前の「インプットする量が圧倒的」という行動習慣をnote記事へのアウトプットに転換していく。
これまで振り返りの時間をなかなか取れずに、次々に情報に飛びついていくという個性(直感的に情報処理する力)が発動することで、モヤモヤするという事態に陥っていたので、振り返りの時間を取るという意味でも有用と考えている。
そしてZEROの同期から「是非、インプットした内容をnote記事への投稿という形で継続して欲しい」と言ってもらえたことが大きい。
読んでくれる人がいるというのは、大きなモチベーションの源泉となる。
前置きが長くなったが、ZERO SCHOOLが大事にしているデザイン思考の学習をさらに深めるために書籍『生きるためのデザイン思考』を読んだので、学びと気づきを記述していく。

本書の核

「わかる」しかし「つまらない」の枠から飛び出し、「わからない」だけど「面白い」へ

「超デザイン思考」3つのステップ

①アイデア
自分の五感を使って自分の枠を超えた理想を見つける
→ZEROでの気づき「得たい感情は何か?」
②実験
最短・最速でアイデアを検証する
→ZEROでの学び「プロトタイプの実践」
→「挑戦」ではなく、「実験」と捉える
③ふり返り
結果から学び、次のアイデアを生み出す
→ZEROでの気づき「やってみて、違っていい」 
①②③を繰り返す。
→ZEROでの気づき「OODAループをまわす」
いずれもZEROでの学びや気づきに通じることがわかる。
本書ではこのサイクルをまわす際の起点として、自分の「理想」を立てることを提案している。
理想とは、『心が動く(これいいかも)』と定義している。
この点もウェルビーイングの講義で元ユニリーバ取締役人事総務本部長の島田由佳さんがお話していた「わくわくすることをやる」に通じるものがある。
また軽やかに行動できる人の特徴は、「自分の理想を確かめたいだけ」だったということがわかっているようです。

理想が実現しない3つの原因

①理想が高すぎる
②他人の理想を追いかける
③そもそも理想は何か?を考えていない

理想の立て方3パターン

①「どうなっていたい?」と自問する
②「今、どうしたい?」と心の動きを味わう
③「理想が浮かばない」なら、浮かぶことが理想

理想設定3つのポイント

①ゼロベースで考える
当たり前を疑う。これもZEROの講義でスタンフォード・オンライン・ハイスクール校長の星友啓さんから学んだ「哲学」に通じる。

②WhyよりもIfで生きる
理由を過去から探さない。それは過去の延長線上に未来を置くことになる。
理由は未来に置く。
「もし、そうなったら?」と自問することで、心が躍るなら、その理想は適切と言える。

③理想は味わって初めて叶う
例えば、「お金持ちになりたい」いう理想があるなら、一度高級ホテルに宿泊してみる、泊まれないならカフェでくつろいでみて、この状況が「当たり前だ」と思えるように味わってみる。そうすると、別の場所に行って、「そうなっていない現状」を感じた時に「この状況はおかしい」「自分はもっとこうなっているはずだ」と、自然と取る行動が変わっていく。
この「変わる行動」の連続が、自分の理想の状態に導いてくれるようです。
たしかにダイエットに成功した人が、「運動しないと気持ち悪い」と言ったりしていますが、自分の行動の基準値があがっているんでしょうね。
ここはコーチングでいうところの「コンフォートゾーンから抜ける」にあたるなと思いました。

まとめ

そもそも冒頭の「本書の核」で触れた枠の外へ飛び出すというコンセプトそのものが、コンフォートゾーンから抜けて、理想の未来から逆算して、現状の当たり前の基準値を枠外へ飛ばすということなのかもしれません。
いずれにせよ、本書はZEROで学んだ内容と親和性が高く、ZEROでの気づきである「得たい感情は何か?」という問いが、超デザイン思考の起点である「自分の理想を立てる」ということに繋がっているということがよく分かりました。
そのほかにも、ACT一枚法など行動実験をする上で「行動」そのものをデザインする考え方など、ユニークなものが紹介されていますので、ご興味が湧いたら是非本書を手に取ってみてください。

おまけ

「できる化の公式」として、
「◯のとき△すれば⬜︎できる」という自分なりの行動レシピをつくっておくと、行動できるみたいなので、私もつくってみました。
「行動を躊躇するとき、得たい感情は何か?と自問すれば、意思決定の結論を出せる」
ZERO入学前の状態に引き戻されないように
「軽やか」に行動できるように、自分の基準値を上げていきます。

ZERO SCHOOLに興味がありましたら、下記サイトを覗いてみてください。

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