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お灸の使い方と注意点

はじめてのお灸の使い方

お灸を初めて使用する場合、1つのツボに1日1回を目安にお灸を行ってください。最初は1〜3カ所のツボから始め、少しずつ慣れていきましょう。
もし最初のお灸で熱さを感じなかった場合、2個目のお灸を同じ場所に置いても問題ありません。ただし、1つのツボにお灸を置く数は最大で3個までにしましょう。また、同時に複数のツボにお灸を据える場合も、4カ所までにとどめるようにしましょう。

お灸を行う時間帯

お灸は基本的にいつでも行えますが、特に避けるべき時間帯があります。入浴前後や食事前後、飲酒後、発熱時は避けるべきです。これらのタイミングでは、全身の血行が良くなりすぎることがあり、気分が悪くなる可能性や火傷のリスクが高まります。リラックスできる就寝前にお灸を行う方が多いですが、火を使わないタイプのお灸の場合、寝ている間にお灸をつけたままにすると低温火傷の危険がありますので十分注意してください。

お灸を使用する際の禁忌部位

お灸は顔や、身体の一部の部位には使用できません。特に顔にはお灸をしないようにしましょう。顔の症状を改善したい場合は、経絡に関連する手や足のツボを使う方法が推奨されます。また、自分の意思でお灸を取り外せない方(例えば、高齢者や体が不自由な方)、および幼児にはお灸を使用しないでください。妊婦さんも自分でお灸をすることは避け、医師や鍼灸師に相談することが必要です。

お灸を適切に使用することで、体調の改善が期待できますが、安全を最優先に行うことが大切です。

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