子どもに学んだ「コンテンツを味わう」能力
私から始まった体調不良家族内リレーが長引き、しばらくnoteが更新できなかった。大人になってからの発熱は辛いだけではなく「治らなかったらどうしよう」と不安な気持ちを連れてくる。今回も打ち勝ててよかった。皆さんも体調にはお気をつけください。
さて、本題。小学2年生の長男は「コロコロコミック」が大好きで、発売日は朝から「今日は本屋に寄ってね」とワクワクオーラを漂わせている。手に入ると私の「お風呂入ってね」「そろそろ寝なさい」の言葉も聞こえないくらい没頭して読んでいる。この子、もしかして耳にシャッターついてる?と何度思ったことか。
発売して数日はこんな状態だが、その後もコロコロコミックを毎日のように読んでいる。ある日気になり、「何回読んでるの?」と聞いてみた。「全体では5回くらいかな。気に入っているマンガは10回以上読んでる」とのこと。10回も読んでる??!!
思い返せば、長男は小さい頃からハマったらとことん自分の「好き」という気持ちに向き合うタイプである。電車、車、恐竜、祭り、ポケモンと好きなものは変遷していくが、向き合い方は変わらず、その時好きなものが書いてある本はボロボロになるくらいまで読み、内容を暗記している。そしてブームが過ぎるとパタリと読まなくなる。
対して私は、どうだろうか。数年前までは好きなドラマをDVDにして何周か観ることもあったように思う。しかし今は様々なドラマが見放題になっており、同じものを観るのはもったいないような気がして、次から次に新しいドラマを見てしまう。だから1つ1つの内容もうる覚えになってしまう。
コロコロコミックを毎日ゴロゴロとのび太くんのように読む長男を見て、私も本来、好きなものをとことん味わうのが好きだったことを思い出した。好きなものに囲まれてのんびり生きるのが大好きだったのに、仕事や子育てに忙しくしていて、そんな自分を忘れていたのだな〜と実感した。そんな自分を思い出させてくれた長男に感謝しつつ、「早くお風呂入りなさい!音読したの!?」と今日も私は息子を捲し立てる。