バンバン売れる適正価格を決める方法 とは?
あなたはあなたの商品・サービスの価格をどうやって決めていますか?
もしかして価格を適当に決めていませんか?
まさか価格をなんとなく決めていませんか?
価格は思っている以上に、
購買において大事な要因の一つです。
価格を変えることで、「バンバン売れた!」という事例もあります。
価格の決め方を7つご紹介するのでぜひ参考にしてみてください。
1. コストベース価格設定(Cost-Based Pricing)
特徴: コストを基準に価格を決定する方法。
手法:
原価加算法(Cost-Plus Pricing)
仕入れ原価や製造コストに一定の利益率を上乗せ。
例: コスト100円 + 30%マージン = 販売価格130円
目標利益価格設定(Target Return Pricing)
目標利益率を確保する価格設定。
例: 事業全体のROI(投資利益率)を10%にしたい場合、価格を調整。
メリット・デメリット
✅ シンプルで計算しやすい
✅ 最低限の利益確保が可能
❌ 競争環境や市場価値を考慮しないため、競争力を欠く可能性がある
2. 競争ベース価格設定(Competition-Based Pricing)
特徴: 競合の価格を参考に決定。
手法:
市場価格フォロー(Going Rate Pricing)
市場で一般的な価格に合わせる。
プレミアム価格(Premium Pricing)
高品質・ブランド力を武器に市場平均より高めに設定。
ペネトレーション価格(Penetration Pricing)
参入時に低価格で市場を開拓し、後に価格を上げる。
メリット・デメリット
✅ 競争力を考慮した適正価格を設定可能
✅ 市場にフィットしやすい
❌ 競合依存になり、差別化が難しい
❌ 価格競争に巻き込まれるリスクあり
3. 価値ベース価格設定(Value-Based Pricing)
特徴: 顧客が感じる「価値」に基づいて価格を設定。
手法:
顧客調査ベース(Perceived Value Pricing)
アンケートや市場調査を行い、顧客がどの程度の価格なら納得するかを分析。
成果報酬型(Performance-Based Pricing)
サービスの成果に応じて価格を変動。
例: コンサルティングで「売上向上分の10%を報酬」とする。
メリット・デメリット
✅ 価格競争を回避しやすい
✅ 高利益率を確保しやすい
❌ 顧客の価値認識を正しく捉える必要があり、調査が必要
❌ 認知度が低いと価格に見合う価値を感じてもらえない
4. 心理的価格設定(Psychological Pricing)
特徴: 消費者心理を活用した価格設定。
手法:
端数価格(Charm Pricing)
「99円」や「9,800円」など、少し安く見える価格設定。
価格アンカリング(Price Anchoring)
価格の高い商品を見せて、他の商品をお得に感じさせる。
例: 3つのプラン(高・中・低)を用意し、中を選びやすくする。
無料戦略(Freemium)
基本機能は無料、有料機能でマネタイズ。
メリット・デメリット
✅ 消費者の購買意欲を高める
✅ 競争価格と差をつける工夫が可能
❌ 短期的には売上増加するが、長期的なブランド戦略と整合性が必要
5. ダイナミックプライシング(Dynamic Pricing)
特徴: AIやデータ分析を活用し、需要・供給に応じて価格を変動。
手法:
需要変動価格(Demand-Based Pricing)
例: 航空券、ホテル予約
個別価格(Personalized Pricing)
例: ECサイトで訪問履歴や購買履歴を元に異なる価格を提示
リアルタイム価格(Real-Time Pricing)
例: UBERのサージプライシング(混雑時の価格変動)
メリット・デメリット
✅ 収益最大化が可能
✅ 市場環境に適応しやすい
❌ システム導入コストがかかる
❌ 消費者の不満(価格変動への不信感)を招く可能性あり
6. サブスクリプション&バンドル価格設定
特徴: 継続課金やセット販売で価格を設計。
手法:
サブスクリプション(Subscription Pricing)
例: Netflix、SaaS(月額・年額課金)
バンドル価格(Bundle Pricing)
例: 「A商品+ B商品」で割安提供
ロックイン価格(Lock-in Pricing)
例: プリンターは安価、本体より高いインクで利益を取る
メリット・デメリット
✅ 安定した収益モデル
✅ 顧客のLTV(生涯価値)を向上
❌ 初期導入のハードルが高い
❌ 継続率が低いと利益が出ない
7. 高級&希少価値価格戦略
特徴: 高級ブランドや希少価値を訴求した価格設定。
手法:
スキミングプライシング(Skimming Pricing)
例: 新商品を最初は高価格で販売し、徐々に値下げ
限定価格(Exclusive Pricing)
例: 限定品・特別仕様で価格を上乗せ
プレミアム価格(Luxury Pricing)
例: ロレックス、エルメスのように価格をブランド価値の証明として設定
メリット・デメリット
✅ 高利益率を確保可能
✅ ブランド力の強化
❌ マス市場には向かない
❌ 価格に見合うブランド戦略が必要
メリット・デメリットはありますが、あなたの商品・サービスにおける価格設定のヒントになったのではないでしょうか。
最後になりますが、ビジネスモデルやターゲットに合わせて、最適な手法を選択するのが重要です。
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