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青春18きっぷで新潟・福島へ ’24夏 【前編:新潟】

毎週月・水・金・土曜日に更新するといいながら、金・土曜に更新できなかった。
先行きが危うい。頑張って更新する!


僕はこの夏、「青春18きっぷ」を使って新潟・福島両県を旅した。
4泊5日の一人旅である。リュック1つ背負って、学生最後の夏の貧乏旅。

1〜3本目の記事では、この旅をざっくりと振り返り、
4本目の記事では、道中のこぼれ話でも綴っていこうと思う。



「青春18きっぷ」とは

18きっぷ 1回目の印

そもそも「青春18きっぷ」とは何か。
簡単に言えば、「5枚綴りのJR乗り放題きっぷ」である。
ただし、乗車できるのは普通列車に限る。新幹線や特急列車には乗ることができない。そのため、このきっぷのみで旅をしようともなれば、自ずと鈍行旅となる。

18きっぷは例年、春季・夏季・冬季の休暇期間に発売される。
1万2050円で発売され、今夏は7月20日から9月10日まで利用可能だった。
きっぷ1枚につき、5回分使用できる。1回分で1日全国のJR線に乗り放題、途中下車もし放題という、なんとも自由度の高い魅力的なきっぷである。
ひとりで5日分使用することもできるし、5人で1日使用することもできる(※ただし、その場合は5人が同一の行程を歩まなければならない)。

国鉄時代の1982年発売以来のロングセラー商品であるが、近年では路線の廃止や減便、夜行列車の消滅、高速バスの台頭などで、かつてほどのお得感は得られなくなってしまった。しかし、1枚でどこまでも行ける自由度の高さから、今でも多くの人に愛されている。

僕は、2023年春に初めて18きっぷ旅をして以来、春季・夏季には毎回購入し、利用している。

1日目(月曜日) 新宿駅 → 新潟駅

今日は自宅の最寄駅から新宿駅まで行き、JRに乗り換えて新潟駅まで行く。
午前中はバイトに出勤していたため、午後からの出発である。 
バイト終わりの出発は、体力的にも、時間的にもなかなかハードだ。

18きっぷは24時を過ぎると翌日分としてカウントされてしまうため、23時59分までには新潟駅に着きたい。
新幹線を使えば新潟にはあっという間に着いてしまうが、僕はそういう旅をしたいのではない。18きっぷで無駄に苦労する旅をしたいのだ。

僕は電車旅が好きだし、こんなハードな旅は、時間も体力も有り余る若いうちにしかできない。そして、苦労した旅の方が後々思い出に残る。

新宿駅 〜 新潟駅

JR新宿駅。18きっぷ旅の始まり

14:20 新宿駅 発 ( 湘南新宿ライン 特別快速 高崎行き)

改札で駅員にきっぷを見せ、1回目の印を押してもらう。
いよいよ旅が始まる。
高崎線、上越線、信越本線を乗り継ぎ、新潟駅を目指す。

16:03 高崎駅 着
16:34    高崎駅 発 (上越線 水上行き)

そろそろクロスシートに座れるかと思ったが、この列車もロングシート…

17:39    水上駅 着
17:48    水上駅 発 (上越線 長岡行き)

左の列車(高崎発)から、右の列車(水上発、長岡行き)に乗り換える。

水上駅〜長岡駅間は1日5往復しかないため、この列車を逃すと、次は20:52発。
今日中に新潟駅に着くのは不可能になる。
(その際は、長岡駅前の快活に泊まるつもりでいた)

群馬・新潟の県境に位置する清水峠を貫く新清水トンネルは、JR在来線の中で最も長いトンネルだ。トンネル内で車掌による検札があった。
越後湯沢駅で30分ほど停車。ここまでロングシートにいたが、隣の車両のクロスシートが空いていたので、移動し着座。ずっとクロスシートに座りたかった。こちらの方が旅情を誘うし、リラックスできる。

20:10    長岡駅 着
20:11     長岡駅 発 (信越本線 新潟行き)

長岡駅で対面乗り換え。息つくまもなく発車

今日最後の乗り換え。本当は長岡で途中下車したかったのだが、今回は見送った。できるだけ早く新潟駅に着いて、一息つきたい。今日は疲れた・・・

21:26     新潟駅 着

新潟駅に到着!
数年前にホームが高架化されたため、駅舎は新しめ。

ついに新潟駅。今日の目的地。よかった!無事に着いた!
新宿駅から約7時間。長旅だった。
ちなみに上越新幹線では、東京駅ー新潟駅間を最短1時間29分で結ぶという。

北口(万代口)のロータリーと広場は工事中


22時、夕食の中華そば

新潟市街に降り立った。腹ペコだ。早く夕食にあり着きたい。
候補に挙げていた駅前の飲食店をいくつかあたったが、臨時定休日だったり、混雑していたりして、結局駅に戻ってきた。

駅直結の商業施設「CoCoLo」は2022年の駅舎高架化に伴って全面開業した。
22時を過ぎているので、飲食店以外は多くの店舗が閉まっている。

ぱっと目についた「ラーメンいっとうや CoCoLo新潟店」に入り、カウンター席に座る。ラーメンの「しょうが醤油」と「ライス(大)」を注文。食券スタイル。

チャーシューが大きめで食べ応えがある

生姜風味の中華そばが、疲れた体に染み渡る。

23時半、快活CLUB 新潟赤道店

夕食が済んだところで、今日の宿泊先へ向かう。学生の貧乏旅なので、快活CLUBへ泊まる。僕の18きっぷ旅では、大概そうなる。

新潟駅周辺には、快活が2店舗ある。とはいっても、いずれも徒歩30分以上かかるので近いとは言えないが。

鍵付個室に宿泊したいのだが、快活のアプリで空室情報を確認すると、駅に一番近い「新潟桜木インター店」が満室だそう。
不本意ながら、まだ空席のある徒歩50分の「新潟赤道店」へ向かう。
僕は歩くのが好きなので(流石に疲れたが)、タクシーに乗るといった選択肢はない。

駅前にはアパホテルやドーミーインがそびえ立ち、ここに泊まる人を羨ましく思う。こういう貧乏旅も好きなのだが、今度新潟に来る際は、新幹線に乗って、ちゃんとしたホテルに泊まりたい。

駅から離れると、次第に道路は狭くなり、街灯も少なくなり、歩行者としては大変心細い。こんな時間に歩いている僕の方が圧倒的に異常なのだが。

それにしても暑い。夏真っ盛り、熱帯夜が続く日々。歩く度に汗が吹き出す。
道中、度々姿を見せるコンビニがどんなにありがたいものか。

18きっぷ旅 お馴染みの快活

やっとの思いで快活に到着。幹線道路沿い、2階建てのロードサイト店。
無事、鍵付個室に入室。鍵付のフロアは2階にある。

軽く荷解きをして、シャワーを浴びる。快活は無料でシャワーを利用できるのが嬉しい。しかも、タオル使い放題。使い放題の店舗が減少傾向にある中、地方ではまだ多くの店でサービスを継続してくれているので嬉しい。

シャワーを浴びたら眠気が襲ってきた。
明日は新潟市街を離れ、日本海の粟島へ向かう。

これにて1日目終了。就寝。






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