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一人暮らし大学生のための献血のススメ

はじめに

最近若年層の献血者が減少していると聞いたので、3回目の献血が終わったのを機に、献血について書いてみます。
皆さんもぜひ献血に行きましょう。行きたくなるように頑張って書きます。

まず、こちらが献血の条件です。

健康な成人であれば基本引っ掛かりません。
過去に輸血をした人や、直近で海外に行った人は流石に難しいですが……
基本いつだって血は足りてないので、いつでも献血ルームや献血者はウェルカムです。
RH⁻のような珍しい血液型はもちろん、たくさんいるA型やO型の人でもその分たくさん不足する人がいてかなりの需要があるので、自分はよくある血液型だからと臆せずに行ってほしいです。
献血システムは善意で成り立っているため、スタッフさんも優しい人が多い印象があります。
対人関係が苦手でも大丈夫!

次に、献血の種類についてです。

400ml献血・200ml献血(全血献血)、血小板献血・血漿献血(成分献血)、の四種類です。
「200mlから始めてみようかな」と思うかもしれませんが、輸血でたくさんの人の血を入れてしまうと副作用が怖いため、体重が基準をクリアしていれば400mlを勧められます。
かくいう私もそうでした。
200mlは枠が少なく、成分献血(血小板・血漿)は針が太くて時間が倍以上かかる(40から90分)。
そのため、初心者さんは400ml献血するつもりで行くことをオススメします。

献血は痛い?

結論から言うと痛いは痛いですが、18歳以上が耐えきれない痛さではありません。
私は小学一年生のときにインフルエンザの予防接種が痛くて嫌になり、部屋から脱走した経歴を持ちますが、それでも献血できているので大丈夫です。

最初血液の濃さ?を知るために採血(腕or指)があり、その次に欠陥が見えやすい腕で採血が始まります。
指で採血するときは、ホッチキスで指を挟んだ感じの痛さで、腕に針を刺すときは入れる時と抜く時が予防接種の中でも痛いヤツの痛さです(伝わるかな……)
採血の瞬間を見届ける必要はなく(見ると具合が悪くなる人が多いため、係の人からも見ないことを推奨されます)、採血本番では毛布を被せられるうえ、スマホをいじっていていいです。
採血中はふかふかの椅子をリラックスした体勢にするので、痛みに強い人は寝る気がします。

あと、終わった後はジンジンとした痛みが残りますが、翌日まで長引くことは今までなかったです。

献血したらもらえるもの

基本的に、水分補給のための自販機ドリンク・パックのお茶及びジュース飲み放題&アイス!という感じです(都内の献血ルーム)
献血車だと個包装のお菓子とパックのお茶及びジュースが貰えます。
また、学校に来ている献血車に協力すると、エナジードリンクやモバイルバッテリーが貰えますし、大学生に向けた特典を渡している献血ルームもあります。
時には、アニメ・映画・スポーツなどのコラボグッズももらえます。コミックマーケットで有名。期間限定・先着順なので要チェックです。成分献血だと2週間の間隔でできるので、コラボ特典が欲しい人は成分献血がおすすめです。午前は血小板、午後は血漿が推奨されています。

また、ラブラッドに登録していることは前提ですが、献血したらポイントが貰えます。
ポイントが貯まるとラップや洗剤などのグッズと交換可能です。生活費が浮くのでありがたい。
献血ルームごとにラインナップが変わるので、各地を行脚するのも楽しいですよ。

お金はもらえません。
法で規制もされています。
公民か現代社会の教科書に載っていたと思うのですが、かつてお礼としてお金を配っていたら貧困層が献血を繰り返し、血液の質が悪くなり社会問題となったことがあるためです。
いわゆる「黄色い血問題」ですね。
質の悪い血液のせいで輸血した人が病気になった歴史もあり、現代の献血の基準の厳格化につながっています。

献血レポ

ここからは覚えている範囲で献血したときのレポートをしていきます。

・1回目(大学に来た献血車)
モバイルバッテリーにつられました。痛いのは苦手なので、これがなければたぶんしなかったと思います。
大学の広報はもっと頑張ってほしかったことをよく覚えています。1、2日前にポスター貼るのは遅いと思う。
必修があったので16時くらいに始めました。
初回なので情報登録をして、体重はかって、診察うけてとだいぶ時間がかかりました。その時お医者さんと看護師さんから水分もっと摂れと叱られ、現在はたくさん飲むようにしています。
400ml献血で、針は入れる時と抜く時が鬼門。
採血中はYouTube見れたのが意外で、そのお陰であっという間。
思ったより痛くなかったのと、献血後は自己肯定感バク上がりだったこと、3月までのスタンプカードをもらったことから2回目を決心。
個包装のお菓子とジュースをいただきました。人の役に立った後の飯はうまい。
そして車内は狭かったので、2回目以降は献血ルームにしようと思いました。

・2回目(渋谷の献血ルーム 最寄り駅渋谷)
急遽バイト休みになったので、飛び入り献血。
話に聞いていたたくさんの漫画、ドリンク飲み放題、アイスケース!
話に聞いていた物の数々に目を輝かせて臨みました。
2回目は血小板献血。
戻っていく感覚が冷たくてなんとも奇妙でした。
全血より気分が悪くなることがなかったので、体質によって向いている献血が違うのだと思います。人によっては血液を戻すときにしびれがあるそう。
末端冷え性のためか、なかなか採血が進まず毛布をめちゃくちゃかけてもらったし、お菓子もいただきました。
大体採血には1時間。
お茶飲みすぎて最後トイレ我慢になった(成分献血は中断に時間がかかるので面倒でスタッフさんに言わなかった)ので、気をつけましょう。
アイスはレディーボーデンのストロベリーをいただきました。美味しかった!

・3回目(八重洲の献血ルーム 最寄り駅東京)
バイトの後に血漿献血。
バイトで動き回った後だし体温まってるやろ、という魂胆。
念には念をとスタッフさんに毛布のお願いをして、あったかい飲み物を飲みまくりました。トイレも済ませて準備万端。
八重洲の献血ルームは予約制で、2023年にできた血漿献血特化の献血ルームです。めっちゃ綺麗だし、タブレットが一人一台使えるのですごかった。
土日は予約で埋まっているのも納得。デザインコンセプトは和モダンで、目の保養になりました。
回数を重ねたおかげで一番スムーズにいきました。
スタンプカードが貯まりきったので、ハンカチをいただきました。けんけつちゃんのシルエットが可愛い。
アイスはミニソフトクリーム。シンプルイズベストな甘さ。
前の記事で書いた雪中米を食べていた時期のため、「血肉になる」はこの記事のための表現でした。

一人暮らし大学生の献血の注意点

一人暮らしだと家事をする必要があるし、病気になったら一人でどうにかしないとだしで大変です。
そのため経験から「こうしたほうが楽」ということをお伝えします。

1:家事はできるだけ前日に済ませておく
2:バイト後推奨
3:ラブラッドで予約して、当日に向けて体調管理
4:帰宅の際は乗り換え少ない路線&座れる時刻を事前に調べておく
5:お茶持っていこう

1:家事はできるだけ前日に済ませておく
 献血後は人にもよりますが少しの痛みがあり、内出血しやすく、重い物も持てません。洗濯・ごみ捨て・料理(作り置き)は前もってやっていた方が無難です。予約は自治体のごみ収集にあわせるのも吉。指で事前検査する人は、痛みが長引くかもしれないので課題を終わらせていた方がいいでしょう。タイピングが地獄になるかもしれません。あとは食べて寝るだけにしとくとよいと思います。

2:バイト後推奨
 危険なので立ち仕事はやめときましょう。塾講師のような座る仕事ならワンチャンくらいです。

3:ラブラッドで予約して、当日に向けて体調管理
 風邪をひいて薬を飲んだら、基準を満たせない可能性があります。また、5時間以上の睡眠は必須です。早寝早起き朝ごはん、健康管理を頑張りましょう。予約はしてもしなくてもいいですが、ポイントを貯めるなら要ります。交換した物で生活費を削減できるので、予約がオススメです。

4:帰宅の際は乗り換え少ない路線&座れる時刻を事前に調べておく
 立ちくらみ防止のためです。帰宅ラッシュの満員電車とかもってのほかです。空きコマや長期休暇を利用して、平日昼などの空いている時間に行きましょう。寄りかかりやすい角の席に座るようにすると楽です。

5:お茶持っていこう
 献血ルームでは提供される物で十分水分をとれるので、これは帰りの時間に飲む用です。喉が渇いてなくても定期的に飲もう。

終わりに

献血は自己肯定感が超上がるし、お菓子はもらえるしでとっても楽しい!
このnoteで少しでも興味が出てくださる人がいらっしゃれば幸いです。
その人が献血に行ってくださるなら感無量です。
ここまで読んでいただき、誠にありがとうございました!

3回目で貰ったもの
女の子がかわいい

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