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(進路·学習)相談室$19 〜子どもたちの学びをどう進めたら良いのでしょうか〜

小中学生の保護者です。高校·大学入試が大きく変わろうとしています。評価基準が変わろうとしている中、子どもたちは何を学べば良いのでしょうか?
《回答》

新学習指導要領による初めての共通テストが終わりました。率直な感想を言えば、今までなら具体的な知識や解法を習得すればなんとかなったと思いますが、共通テストでは問題を読解したり、日常生活と結びつけた上で習得した知識を活用することが求められます。難しくなったというより、付け焼き刃的な対策を取っても通用しなくなったと感じています。そのため、学び方、取り組み方によって差が開きやすくなる傾向があります。また、高校、大学入試において、自己推薦型·総合型·学校推薦型入試等も話題になっています。定員のかなりの割合を占め、一般入試の募集人員が少なくなり選択を焦る人も多いと思います。いずれの入試にも共通するのは、小・中学生の頃からいろいろなことに興味を持ち、自分で学びを深め、“真の力”をつけることです。

近頃良く聞く『主体性』『多面的』『思考力』『非認知能力』等の目に見えにくく、直ぐには身につかない力をつけなければなりません。これらの力は何をすれば身に付くのか、正解が何かはわかりませんが、子どもたちがこれからの未来を生き抜くためには必要となる力だと思います。学校でいろいろな活動を行いながら過ごすうちに自然に身につくものもありますが、〇〇をしたから必ず身につくものではなく、子どもたち一人一人に対して適切な△△があるのではないかと思います。英数国の基礎基本を身に付けておくことはどんな試験であろうが変わらず必要だと思いますが、加えて『思考力』『表現力』や、『共同』『未知の体験』等につながる活動を指導者、保護者は意識しておく必要があると思います。


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