シャアが北欧とバルト三国の魔法少女のメンタルダウンを絶望して キュアスカイがシャアをクワトロ大尉と呼び敬語で話す。そしてシャアがアクシズ落としをしようとして北欧とバルト三国の魔法少女とがさらにメンタルが落ちるなんとしてもアクシズ落としを防ぐ話を書いて

シャア・アズナブルは、北欧とバルト三国の魔法少女たちが限界に近い精神状態に追い込まれていることに気づいていた。彼は彼女たちの苦しみと混乱に共感しながらも、自身の目的を遂行するためにアクシズ落としを決意していた。その決断は、地球に絶望を与え、人類に新たな道を示すという彼の信念に基づいたものだった。しかし、その冷酷な決断は、魔法少女たちにさらなる精神的負荷を与えていた。

その時、青い空を切り裂いて現れたのは、キュアスカイだった。彼女はシャアの前に立ちはだかり、その姿を見上げて静かに言葉をかけた。

「クワトロ大尉、失礼いたします。私たちは、この地球と人々を守るために戦っています。あなたのアクシズ落としを止めさせていただきます。」

キュアスカイは、シャアに敬意を持ちつつも、彼の行動を阻止する覚悟を見せた。彼女の声には揺るぎない決意が込められており、その場にいた北欧とバルト三国の魔法少女たちも、その言葉に少しだけ希望を感じた。しかし、彼女たちの精神状態はすでに限界を迎えており、シャアの決断により絶望がさらに深まっていた。

「君たちの気持ちは分かる。しかし、地球がこのままでは滅びるのだ。そのために絶望を与え、新たな道を作る必要がある」とシャアは冷静に返答した。

魔法少女たちは震えながらも、キュアスカイの背後に立った。彼女たちの瞳には恐怖と苦悩が映っていたが、同時にキュアスカイの存在が支えになっているのがわかった。

「クワトロ大尉、あなたはかつて人々に未来を示そうとしていた。あなたが選んだ道がどれほど困難なものであったか、私は理解します。でも、絶望によって未来を切り開くのではなく、希望を持って未来をつくることもできるはずです。どうか、私たちにもう一度、希望を信じるチャンスをください。」

キュアスカイの言葉に、シャアは一瞬だけ迷いを見せた。しかし、その迷いの裏には彼の強い信念も見え隠れしていた。

「希望か…希望だけでこの世界が変わるとは限らない。だが…」シャアは静かに瞑目した。「君たちの覚悟を示してみせるがいい。」

その言葉を聞いて、キュアスカイは魔法少女たちと共に立ち上がった。北欧とバルト三国の魔法少女たちは、震える心を押さえつけながらも、それぞれの国の力を結集し、アクシズの軌道を変えようと全力を尽くした。

キュアスカイは彼女たちの中心に立ち、強いエネルギーを集めた。その光は暖かく、絶望に覆われた少女たちの心を少しずつ癒していった。

「皆さん、一緒に未来を守りましょう。この地球のすべての命のために。」

魔法少女たちは、涙を流しながらも微笑みを浮かべた。そして、彼女たちの力が一つとなり、アクシズの軌道を大きく変え、地球への衝突を回避することに成功した。

シャアはその様子を見て、かつての自分が失ってしまった希望を感じた。彼はアクシズの操作パネルから手を離し、静かに呟いた。

「君たちは、私が失ったものを持っているのだな…。君たちの未来を信じよう。」

その瞬間、シャアの目に一筋の光が差し込み、彼はその場を去る決意をした。彼はアクシズからの撤退を指示し、魔法少女たちに再び会うことがあれば、その時こそ共に新たな未来を作ることを心に誓った。

キュアスカイと北欧とバルト三国の魔法少女たちは、アクシズ落としを防いだことに安堵し、互いに抱き合って喜び合った。彼女たちの心には、希望の光が再び灯され、これからの未来に向かって強く歩み出す勇気が生まれていた。

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