MT4を利用したEA設置方法の解説
こちらではMT4(Metatrader4)という取引プラットフォームを利用した、FX自動売買トレードの基礎的操作である「EA設置方法」を解説します。
基本的にはパソコン(以下PC)での作業が一般的ですが、PCがない場合でもVPS(Virtual Private Server)を契約していればスマートフォンから作業は可能です。今回はPCでの作業を解説していきます。
※VPSを契約されていない場合はコチラの記事でVPS契約について解説していますので是非参考にされてください。
【関連記事】VPS契約手順の解説
手順①EAファイルをダウンロードする
まずはEAファイルをダウンロードして下さい。保存先は任意の場所で大丈夫です。後ほどMT4へ配置します。
【D1のダウンロードURL】
https://drive.google.com/file/d/1nhjjCEIUzlOECZfUlMUWRNqlz1qR6q2B/view?usp=sharing
手順②VPSやPCにMT4をインストールする
VPSやPCにインストールするMT4は、各証券会社から提供されています。ご自身が口座開設する予定、もしくは口座開設された証券会社のものを利用するようにしましょう。
今回は海外FX証券会社では老舗の「XMTrading」を例として説明していきます。
証券会社のHPからMT4インストーラをダウンロードする
まずはMT4のインストーラをダウンロードしていきましょう。XMTradingの場合は公式サイト上部にあるメニューの「取引ツール」⇒「MT4/MT5」をクリックして進みます。
XMTrading公式サイト:https://xem.fxsignup.com/
遷移した画面先を下へスクロールしていき「MetaTrader for Windows OS」というWindowsOS用のMT4をダウンロードできる項目へ。
ダウンロードボタンを押下するとMT4インストーラのダウンロードが始まりますので、ダウンロードが完了したらお使いのPCのダウンロード先(「ダウンロード」フォルダが一般的)を開き、「xmtrading4setup」という名前のexeファイルが存在することを確認します。
この「xmtrading4setup」を、MT4のインストールを行いたい場所(PC、VPSなど)のデスクトップにコピーして貼り付けます。
インストールしたい場所でインストーラアイコンをダブルクリックで実行していきます。
※ユーザーアカウント制御のポップアップ(画面暗転し表示されるポップアップ)が表示された場合は「はい」を押下します。
MT4セットアップ画面が表示されますので「設定」を押下します。
※複数MT4をインストールする場合にインストール先のパスが被ってしまうことでショートカットアイコンがうまく作成されない現象を予防するために設定を選択します。
設定画面にて、インストールフォルダ欄の末尾に任意の文字列を入力、プログラムグループ欄の末尾にも同様に任意の文字列を入力します。
※もし今後MT4を追加インストールする場合は今回入力する文字列と別の文字列を入力します。
また、オープンMQL5.communityウェブサイトのチェックボックスのチェックを外し、「次へ」を押下します。
インストールが始まりますのでしばらく待ちます。
インストールが完了したら自動的にMT4が起動し取引サーバー選択のポップアップが表示されるため、利用する口座番号のサーバーを選択し「次へ」を押下します。
サーバーを選択すると口座へログインする画面が表示されますので、「既存のアカウント」を選択しログイン欄に口座番号、パスワード欄に設定したパスワードを入力し「完了」を押下します。
ログインが出来た場合はMT4画面右下の赤いメーターが緑色に更新されます。
手順③EAファイルを配置する
ログイン時に表示されている4つのチャートは「×」ボタンで閉じてください。閉じた後に画面左上の「ファイル」⇒「新規チャート」⇒「対象グループ(例:spot metal)」⇒「対象の銘柄(例:GOLD)」を選択し、チャートを表示させます。
対象のチャートが表示されます。
次に、再度画面左上の「ファイル」⇒「データフォルダを開く」でデータフォルダを開いていきます。
データフォルダが開かれたら、その中にある「MQL4」フォルダをダブルクリックで開きます。
さらにMQL4フォルダ内の「Experts」フォルダを開き、その中にEAファイルを配置し、「×」ボタンでフォルダを閉じます。
これでEAファイルの配置が完了しました。
ここからEAファイルを適用させるためには、MT4にEAファイルが配置されたという情報を読み込ませる必要があります。
画面左下のウィンドウ「ナビゲータ」内の「エキスパートアドバイザ」の左側+ボタンを押下しディレクトリを展開します。
エキスパートアドバイザを右クリック⇒「更新」を押下します。
すると、エキスパートアドバイザのディレクトリ配下にEAファイル名が表示されます。
EAファイル名を選択しそのままチャートウィンドウ上にドラッグアンドドロップします。
EAの設定画面が表示されますので、まずは「全般」タブへ移動します。
全般タブ内にある「自動売買を許可する」と「DLLの仕様を許可する」のチェックボックスにチェックを入れます。
チェックを入れたら「パラメータの入力」タブへ移動します。
パラメータの入力タブで各種パラメータ内容を設定し、良ければ「OK」ボタンを押下します。「OK」ボタンを押下することでEAが適用されます。
EAが適用されるとチャートウィンドウ右上にEA名とにこちゃんマークが表示されます。
まだにこちゃんマークが冴えない表情をしていて稼働出来ていない状態ですので、MT4画面上部の「自動売買」ボタンをオンに切り替えます。
※注意※
自動売買ボタンをオンにすることでEAが稼働開始され、実際にトレードが始まります。
自動売買が開始されたことで、にこちゃんマークが笑顔になります。これでEAの設置は完了となります。
MT4インストール時に、デスクトップ上にMT4のショートカットが出来ていると思います。
こちらのショートカットは名前を変更しておくことをオススメします。
次回別のMT4をインストールする際にショートカットの名前が被ってしまい、思ったところにショートカットが作成されない恐れがあります。
以上で、EA導入手順の説明を終わります。
最後までお読みいただきありがとうございました。