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あなたにとって仕事とは?

仕事に対する考えで生きる姿勢が分かる?

これは自分を人生の経営者と考えて、望む最高の人生を自分らしく明るい人間関係と共に生きるためのヒントを、私の経験をアレンジして会話形式でお伝えするオリジナルストーリーです。

[主な登場人物]
主人公:佐々木只美(コミュニティ運営会社で研修中)
メンター:中根雪江(佐々木の指導係)

私は佐々木只美。前職でお世話になった雪江先輩の今の会社で正式採用してもらうため、経営者脳を手に入れる研修中。今日は自分にとっての仕事について深掘りしたのですが、深すぎました(汗)。

雪江:今日は自分にとっての仕事とはなにか?について、深掘りしていきましょう!

佐々木:えっ?この前やった仕事での問題や幸せの表とは違う深掘りですか?

雪江:そうだね、もっと本質的というか根本的なこと。やっている仕事がどうとかじゃなくて、自分の人生において仕事はなにを意味するのか?みたいな、ちょっと哲学ちっくなことかな。

佐々木:それなら!仕事は生活費を稼ぐためのものです。あとは生活に潤いを与えてくれるものですかね。美味しいもの食べたり、なにをするにもお金が必要ですから。

雪江:じゃあ専業主婦は?赤ちゃんは泣くのが仕事なんて言われるけど?

佐々木:えっ!そうきますか?えーっと…、赤ちゃんはまあ赤ちゃんですから。専業主婦は家事が仕事ですけど、お給料は出ませんね。その分、夫に稼いでもらうように発破をかけるのが仕事とか?

雪江:専業主婦を敵に回すよッ!

佐々木:えーっ!じゃあ雪江先輩の思う仕事とはなんですか?

雪江:生きることそのもの。

佐々木:・・・。えっと、さっぱり分かりませんので解説お願いします。

雪江:仕事ってお金がもらえるもらえないが基準じゃなくて、その行動そのもののことで、その行動で価値が得られるものすべてを仕事とすると、それって生きることすべてにつながると考えてるの。

佐々木:いまひとつ分かりません。もう少し分かりやすく言うと?

雪江:たとえば専業主婦だとして、
A:夫や子どもが外から帰ってきた時に、心地よくいられる場所づくりが自分の仕事だと思っている。
B:家族に文句を言われない程度に家事をこなせば、あとは好き勝手してもいいでしょ!と思っている。
AとB、どちらの考えでもお給料はもらえないけど、やってることは仕事だと思わない?

佐々木:行動すべてが仕事ってことですか?

雪江:価値の交換っていう視点で見れば、すべてが仕事だよ。前者Aの主婦なら自分も心地いいだろうし、家族からも大切にされるという価値を得ているはずだよ。後者Bのような考えで無責任に行動すれば、本来の仕事なら報酬は当然もらえないでしょ?

佐々木:なるほど!すべての行動に対する自分の姿勢ってことですね。

雪江:佐々木さん、すごい!私より分かりやすいよ、素敵な解説ありがとう!

佐々木:え~(照)!そうですか?それほどでもないですぅ♪

【コラム】
仕事とは生きることそのもの

「仕事」というと「労働」と捉える人も多く存在します。これはあくまで私見ですが、赤ちゃんは泣くのが仕事なんて言葉があるように、仕事とは働いて報酬を得ること以外の意義が存在するように思います。

赤ちゃんだけでなく、休むのも仕事、家事や育児も大事な仕事、というように私たちの生活のいろんなことが「仕事」として扱われているのも事実です。

では、仕事ってなんでしょうか?と考えてみて浮かんだキーワードが「責任」です。

たとえば、ボランティアだって仕事です。無給であっても参加するからには責任が伴います。育児や介護は周りに協力してもらうことも必要ですが、責任に関しては言うまでもありません。

では、赤ちゃんは?と思うかもしれませんが、赤ちゃんだけでなく人の身体というのは私たちが思っている以上に責任感が強いです。

・心臓は命が尽きるまで責任もって無休で動いてくれます。
・身体のどこかに異常があれば、責任もって痛みなどで知らせてくれます。
・寝ていても脳みそは、その日の情報整理を怠りません。

職場で働いている時だけを仕事と見てしまうと、たとえば職場での不満を家に帰って妻にぶつけてしまうなど、夫としての責任を放棄してしまう人もいます。

常に緊張感を持てと言っているわけではありません。リラックスするのも仕事ですし、すべてを忘れて好きなことを存分に楽しむのも仕事です。そこで羽目を外すなどがないようにするのが責任です。

生きている以上、私たちは自分の行動に責任を持ちます。ということは行動すべてが仕事と言っても、それほど的外れではないと思います。

その行動が楽しければ勿論ですが、どれだけ大変であっても辛かったり苦しかったりすることであっても、必ず何かしらの価値を得ていることを意識することが重要なのです。

仕事と意識して日々を過ごすことで、毎日たくさんの価値を得ていることが実感できます。得られた価値への喜びが人生の喜び、そのものになります。

つまり、仕事に対する姿勢は人生に対する姿勢であり、生きる姿勢そのものだと思うのです。

【コラム】仕事とは生きることそのもの

最後までお読みいただきありがとうございました。

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