一度すべてを選び直してみる
断捨離しています。
断捨離しました。
今年に入って一段とよく耳にするようになった気がします。私の周りだけかもしれませんが、思考や人間関係、言葉通りの環境の断捨離など、内容は違えどなにかを変えようと思っている人は多いようです。
でも以前の私がそうだったのですが、結構たいへんです。断捨離って乱暴に言ってしまうと「不要なものは捨てる」ってことですよね。これがやってみると意外に「不要」が分からなかったり、捨てることに対する「罪悪感」が出てきたりします。
まだ使えるから、必要な時が来るかもしれないし、思い出の品だし、プレゼントしてもらったものだし・・・など、なにをどう思いきればいいのか分からなくなったりします。
実は自分が納得できて、スッキリ!サッパリ!後悔しない断捨離をするには自分軸が必要です。つまり「自分はこれからどう生きていきたいのか?どうしたいのか?」が、明確でないと納得できる断捨離はできません。
いやいや、それは大げさでしょ!と思うかもしれませんが、これは仕事ができる人とできない人や、成長している企業と伸び悩んでいる企業の違いなど、様々な「上手くいっている」と「上手くいかない」の違いに影響しているほどのことです。
どういうことかというと、上手くいっている人、こと、企業には「無駄がない」ということです。
ここでいう無駄がないというのは、「余白、空間、余裕などがある」ということです。ちょっとややこしいですが、無駄というのは器の中を盛り盛り詰め詰めびっしりに、無駄を詰め込んでしまっている状態のことです。
無駄を含んだ予定でびっしりのスケジュールでは、臨機応変に動くことができません。リスケも難しいです。
無駄な悩み事や考え事で頭がいっぱいでは、いいアイデアは浮かびません。
なにもかも完璧にしなければと思うほど、無駄な動きが多くなり疲れます。
部屋が無駄なもので溢れていたら、閉塞感でモヤモヤします。
同じようにオフィスでも、作業でも、無駄なものでびっしりと埋め尽くされていたら効率が悪くなります。
そんな状態だと、なにが必要でなにが無駄なのかが分からなくなります。上手くいっている人は、すべてを自分軸で選んでいるので、モノも思考も人間関係もスッキリしています。
適度な空間、休憩、余裕を作ることは、様々なシーンで必要です。そして、この「自分なりの適度」というのは、自分はどうしたいのか?どう生きていくのか?が、分からなければ見つけることができないのです。
自分にとって休日とはなにをすることなのか?
じぶんにとって仕事とはなにでどうしていきたいか?
自分にとってリラックスとはどうすることか?
自分にとって効率よく働くとはどういうことか?
自分にとって最適なスケジューリングはどうすればいいか?
などが明確になることが、断捨離の基準につながっていきます。
断捨離するって自分の人生にとって必要なモノを選び取っていくという、かなり大きな自分確立が必要な行事なのです。
2024年の後半に入る前に断捨離するのは、時期的にも最適です。もし断捨離して、今年の後半をスッキリ過ごそう!と思っているのであれば、断捨離する前に一度すべてを自分で選び直してみてください。
まずは自分はどうしたいか?どう生きていきたいのか?を考えます。そして、その考えのもと必要なものを選び直してみるのです。
ポイントは、物理的にとか現実的に必要かどうか?ということではなく、余裕、余白などを作って自分自身が心地よくいられるかどうか?ということです。
こんまりさん推奨の断捨離のように「ときめく」のであればいいのですが、そうでないなら「これ(もの・環境・人間関係)は、今や将来のことを考えた時に、使わなくても存在だけで心地いいから必要!」という具合に、必要な理由をつけて選び直していきます。
すると、オフィスでも自分の部屋でも、もしかすると人間関係でもあるかもしれませんが、あれ?これってずっとここにあったっけ?とか、人間関係なら、あれ?このLINEの友達って誰だっけ?なんていう、ここにある理由が不明なものが出てきます。
ムリに考えて捨てるなどしなくても、あれ?なんでか気がつかなかった!というものだけを手放すだけでも、かなりスッキリします。そのためには、自分はどうしたいか?がやはり重要です。
断捨離するとスペースが作られます。そうすると新しいなにかが、そのスペースに入ってきます。お財布も同じ要領ですよ♪お財布の中にスペースを空けてあげると新たな財が入りやすくなります。
断捨離前に自分はどうしたいか?考えて、ぜひ、自分の心地よさに囲まれる選択をしてみてください。空間スッキリ、気持ちスッキリな2024年の後半をスタートさせられます。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
自分で選択するのが苦手な人はこちらも、よかったら読んでみてください。
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