あなたが大切にしているものは?③価値観
ピンポイントの奥にある価値観
これは自分を人生の経営者と考えて、望む最高の人生を自分らしく明るい人間関係と共に生きるためのヒントを、私の経験をアレンジして会話形式でお伝えするオリジナルストーリーです。
[主な登場人物]
主人公:佐々木只美(コミュニティ運営会社で研修中)
メンター:中根雪江(佐々木の指導係)
私は佐々木只美。前職でお世話になった雪江先輩の今の会社で正式採用してもらうため、経営者脳を手に入れる研修中。今は自分の現在地を知る大切さを学び中です。
雪江:今日も自分の現在地を知るためのワークをやっていくんだけど、今日は比較的楽しいかもよ!
佐々木:それ、本当ですか~?
雪江:多分ね!今日は価値観を確認して行くから。
佐々木:価値観って離婚の原因になったりする、あの価値観ですか?
雪江:うん?えーっと、まあそうかな?価値観が合わなくて離婚って、言われてみれば確かに離婚原因の1位だったような・・・?
佐々木:そんなの経営者脳に必要なんですか?タオル派かバスタオル派か、とか、ウーバーでいい派か自炊派か、とかですよね?
雪江:間違ってないけど(笑)、佐々木さんにとっての価値観ってどんな感じなの?
佐々木:えー?だから、これは譲れないってことなんじゃないですか?
雪江:そう、つまりね「大切にしていること」なの。譲れないって言うと、すごくピンポイントになってしまうから、多くの人の離婚原因になるんだろうね。たとえば、タオル派かバスタオル派かなら、本当に大切にしていることはなんだろう?
佐々木:う~ん、なんですかね?たとえば、洗濯物の量の違いとか?
雪江:なるほど!バスタオルだとかさばるし冬はなかなか乾かないしね。と、いうことは共働きの夫婦かも?夫婦どちらも家事より「仕事の方が大切」だと思っているからなのかもね。
佐々木:タオル論争の奥にある大切にしていることは、仕事ってことですか?
雪江:ひとつの例だけど、ウーバーかどうかも同じで、自炊派は子どもの栄養を考えてかもしれない。価値観というのは、その人が本当に大切にしていることや考えなの。だけど本人も自覚していないから、そこは譲れない!の、ひとことで片づけてしまうと価値観が合わないってなっちゃうんだよ。
佐々木:じゃあどうしたらいいんですか?
雪江:だから自分の価値観、本当はなにを大切にしているのか?を知るの。知れば譲れない理由をちゃんと伝えられるでしょ。そうしたら、お互いの価値観を大切にできる第3案を思いつく可能性も高まるんだよ。価値観が全く同じ人間なんて、この世にはいないんだから。
佐々木:本当はなにを大切にしているか?確かに考えたことないです。
雪江:じゃあ前回同様、例付きの表を下に出しておくから参考にして埋めてみて。お題は2つ、項目は前回と同じにしてね!
価値観を知るお題
・あなたは何を大切にしているか?
・あなたは何をしている時が幸せか?
【コラム】
自分の価値観に関係している?
次回は、①問題、②事と時間、③価値観の5つの表から、本当の自分はどうしたいのか?を確認することができるワークです。①~③の表を埋めておいていただくと、時間のワークで大きな気づきに遭遇するかもしれません♪
最後までお読みいただきありがとうございました。
①問題
②事と時間