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自分の世界観を創る

自分だけのマイワールドはあるか?

これは自分を人生の経営者と考えて、望む最高の人生を自分らしく明るい人間関係と共に生きるためのヒントを、私の経験をアレンジして会話形式でお伝えするオリジナルストーリーです。

[主な登場人物]
主人公:佐々木只美(コミュニティ運営会社で研修中)
メンター:中根雪江(佐々木の指導係)

私は佐々木只美。前職でお世話になった雪江先輩の今の会社で正式採用してもらうため、経営者脳を手に入れる研修中。人生の経営者でいること、それは自分の世界を持つことでもありました。

雪江:佐々木さん!質問です。もし自分の映画を創るとしたら、どんなジャンルにしたいですか?

佐々木:いきなりですね!しかも映画ですか?あんまり見ないんですよね。そうですね~、スパイ映画とか?ってなんの質問ですか?

雪江:佐々木さんの世界観はどんな感じなのかな?と思って。

佐々木:世界観?価値観みたいなものですか?

雪江:確かに、近いかも?マイワールドだから。この世界観がちゃんと設定できていると、会社であっても個人の人生であっても一貫性ができるから、なにか迷ったときとかに自分の世界観ならどうすることが適切か?なんて考えることができるんだよ。

佐々木:映画の質問で世界観が分かるんですか?

雪江:分かる人もいるけど、佐々木さんのスパイ映画はちょっと分かんなかった(笑)。ただテーマを広げたようなものだから、自分自身で考えるには映画も材料としてあってもいいかな?って思ったの。

佐々木:じゃあ映画以外で私が自分の世界観を想像できるものってありますか?

雪江:世界観と言ったら有名なのはディズニーランドだよね。夢の国っていう世界観を徹底的に守り通してるから一貫性があるでしょ?近所のファミレスで感じ悪いスタッフがいてもあるあるだけど、ディズニーに感じ悪いキャスト(スタッフ)がいたら、あり得ない!ってなるでしょ?

佐々木:そのスタッフの態度の違いが世界観によるものなんですか?

雪江:そうだよね。ディズニーの夢の国っていう世界観はキャストに浸透しているから、みんなに夢の国って自覚がある。対応に迷うことがあったら夢の国ならどうするか?と考えられるの。だけど世界観がないと、ウザい客って思ったら個人的な感情が思わず出ちゃうスタッフもいるでしょ?

佐々木:だから個人でも世界観を持っておけば、迷っても世界観を基準に考えられるってことですね。

雪江:そう、自分の世界観に沿った行動ができるってこと。映画見ないならテーマパークでもいいし、音楽やこんな国を創りたいでも、お店を持つならこんな雰囲気なんてのでもいい。佐々木さんの好きなものや考えで囲まれるマイワールドを想像して創造してみて♪

【コラム】
あなたが主役の世界を創る

一時期、コンセプトカフェなんてのが流行りました。まさにあのカフェの雰囲気をコンセプトに合わせてどう創り上げるか?というのが世界観を創るということです。

猫カフェとかうさぎカフェみたいな、動物と触れ合えるカフェに動物嫌いな人やアレルギーを持っている人は行きません。興味の合う人たちだけが集まるというのが自分の世界を創ることの大きな利点です。

私自身ちょっと行ってみたいと思ったのは探偵カフェです。いろんな案件のお話しが聞けたり、探偵が使う7つ道具なんかを見せてくれたりするそうです。

たとえば探偵カフェにキティちゃんのぬいぐるみが飾ってあったら違和感がありますよね。意外性を持たせるための意図的なものならいいのですが、世界観を意識していない多くの人は案外、探偵カフェにキティちゃんみたいなことをやっています。

探偵と言うと「名探偵コナン」が浮かぶのですが、コナンのような世界観を創りたいと思っている人がいるとして、その世界観に沿って生きるということは、たとえば、、、
・洞察力や観察眼を磨く努力を日々している
・仕事で正義感を発揮して周りに頼られている
・表に出ることもあるけど、裏でこっそり支えることも必要と考えている
などなど、コナンから推測される人柄で世界観が創られていきます。

これは単なる例ですが、それによって自分の生活習慣だけでなく、服装や態度、人への接し方、自分自身の価値観や考え方も世界観に沿った自分のお気に入りに創り上げることができます。

そうすると問題が起こったときにも、自分の世界観に沿った行動を取ればいいので迷うことがありません。マンガや映画のように解決できるとは限りませんが、問題に対する姿勢や解決方法は世界観があるとないでは大きく違ってきます。

もちろん、すべてにおいて世界観を守り通すのは難しいかもしれませんが、誰もが自分が人生の主役です。自分の人生はどんな舞台で繰り広げられるのか?それを自分で決めることで、一貫性を保ちながらもマイワールドを舞台に自由に楽しく主役として生きていくことができます。

【コラム】あなたが主役の世界を創る

最後までお読みいただきありがとうございました。

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