自分だけの仕事の意義を考える
仕事を通して得たいものは?
これは自分を人生の経営者と考えて、望む最高の人生を自分らしく明るい人間関係と共に生きるためのヒントを、私の経験をアレンジして会話形式でお伝えするオリジナルストーリーです。
[主な登場人物]
主人公:佐々木只美(コミュニティ運営会社で研修中)
メンター:中根雪江(佐々木の指導係)
私は佐々木只美。前職でお世話になった雪江先輩の今の会社で正式採用してもらうため、経営者脳を手に入れる研修中。前回の遠い未来が若い私には、どうしても想像ができませんでした(泣)。
佐々木:雪江先輩~!助けてください!
雪江:どうした?なんかあった?
佐々木:私、先輩よりずっと若いじゃないですか~。しかも今は研修中でこれからどんな仕事をするのかも分からないので、前回の第2の人生はなにも思い浮かばないんですぅ♪
雪江:ほほぉ~(怒)、ケンカ売ってんの?的な質問ありがとう!でもまあ、第2の人生が30年40年先なら思い浮かばないのも当然かもね!
佐々木:先輩のその冷静さは、なかなか崩せないんですね(笑)!
雪江:へんな実験しないでくれる?じゃあ今日は、第2の人生まで遠すぎたり、現在職探し中の人へ向けた考え方をやってみようか!
佐々木:お願いしまーす!
雪江:では質問です。仕事を通して私たちが経験することとは何でしょうか?
佐々木:う~ん、苦労をすること!社会の厳しさ!人間関係の難しさ!ってところですか?
雪江:・・・、佐々木さんにとって仕事って本当にたいへんなものだったのね。
佐々木:たいへんって印象しかないですよ。でも、雪江先輩みたいになんていうか、ひょうひょうと楽しんでいる人を身近にすると違うのかな?とも思います。
雪江:そっか、まず社会にとっての仕事とは社会貢献なの。社会に役立つことじゃないとお客さんはお金を払ってくれないでしょ?
佐々木:ということは、私たちは社会を通して社会貢献を経験してるってことですか?
雪江:本来はね、そういうこと。
佐々木:理屈は分かりますが、社会貢献とは考えられなかったですね。
雪江:よく思い出してみて。前の会社で佐々木さんはなにを売っていたの?
佐々木:なにをって旅行ですけど。雪江先輩、同じ旅行会社にいたのに忘れたんですか?
雪江:んなわけないでしょっ!旅行を通してなにを売っていたか?ってこと!
佐々木:えっ?旅行を通して売っていたものですか?・・・あっ、笑顔です!お客さんの笑顔!
雪江:ねっ♪それを体験することができるのが仕事であり社会貢献なのよ。投資で稼いだ!というのでは絶対にできない体験なの。もちろん投資で稼ぐことが悪いわけではないけどね。
佐々木:ということは、第2の人生まで遠すぎる私が考えることは?・・・なんでしょう(苦笑)!
雪江:そのまんまだよ。どんな社会貢献をしてなにを得たいか?佐々木さんはお客さんの笑顔って言ったけど、仕事の数だけ社会貢献の仕方はあるの。だから必ずしも誰かのためでなくてもいい。自分のための社会貢献だっていいから、どんな職種か?ではなく、仕事でなにを得たいか?を探してみて。
【コラム】
自分だけの仕事の意義を考える
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