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経営者脳は全細胞を喜ばす

これは自分を人生の経営者と考えて、望む最高の人生と明るい人間関係へ自分自身を導くためのヒントを、私の経験をアレンジして会話形式でお伝えするオリジナルストーリーです。

[主な登場人物]

主人公:佐々木只美(コミュニティ運営会社で研修中)
メンター:中根雪江(佐々木の指導係)

人生の経営者とは?

私は佐々木只美。前職でもお世話になった雪江先輩のもとで、経営者脳になるための研修中です。今日こそ雪江先輩に、本題である経営者脳について鋭く突っ込みたいと思っています!

佐々木:雪江先輩!ずっとはぐらかされていたような気がするんですが、この研修って経営者脳になるための研修ですよね?

雪江:もちろん!

佐々木:じゃあ、経営者脳ってなんですか?

雪江:なんだと思う?

佐々木:うっ、そうきましたか?

雪江:これが経営者脳だよ!って一言でいえるもんなら3か月も研修しないけどね。

佐々木:・・・。でも、これってのがなにかありますよね?

雪江:経営者脳っていうくらいだから、経営者と考えればどう?経営者ってなにする人だと思う?

佐々木:えっ?それは、やっぱり会社を経営する人、、、ですよね?

雪江:そりゃそうだ!じゃあ、その経営者の一番の仕事ってなに?

佐々木:えーっと、だから、それは、、、会社をつぶさないこと!

雪江:おー!!佐々木さんにしてはスゴイ!そうだね、もうちょっと前向きに言うと、会社を成長させること。

佐々木:スゴイですか?なんかバカにしてますよね?

雪江:してないよ!本当にスゴイと思ってるよ。なかなかその回答は出ないもん。だいたい売上や業績を上げることとか、売れる仕組み作りみたいに「売る」にフォーカスするからね。それも大事なんだけど、最も大切なのは会社の成長なの。

佐々木:でも、売るっていうのも会社の成長につながりますよね?

雪江:そうだけど売るってのは、成長のひとつの側面なだけ。人の成長で言えば、そうだな、生きるのに必要な栄養素は摂っていますって感じかな。

佐々木:つまり経営者脳ってのは、自分を一部じゃなく全体的に成長へ導く脳ってことですか?

雪江:そう!佐々木さん、どうしたの?今日はめちゃくちゃ冴えてるね。

佐々木:こんだけヒントもらえば、誰でも分かりますよね?

雪江:誰でもとかはどうでもいいんだよ。佐々木さんが自分で考えて、そうか!そういうことか!って気づくことが、あなたの脳みそちゃんにとって最大の刺激になって喜ぶんだから♪

佐々木:いや、ウソですよね?脳みそってそんなことで喜ぶんですか?

雪江:えー喜ぶよ!経営者が良い経営をして、会社の仕組みやお金関係も従業員たちの環境もすべてにおいてより良く順調に成長したら、経営者だけでなくみんな大喜びでしょ?それと一緒で、佐々木さんが全体的により良く順調に成長したら、脳みそだけでなく体の細胞全体が喜ぶってことだよ。

佐々木:じゃあ経営者脳になるってのは、体の細胞全体が喜ぶことを目指してるってことですか?

雪江:そうだよ!それが幸せとか喜びってことだから、個人的にだけどね。

佐々木:えっ?個人的にってどういうことですか?

雪江:佐々木さん個人の幸せや喜びは経営者脳が土台ってこと。この土台がしっかりできていれば、外側、つまり佐々木さんを中心とした人間関係に対しても経営者脳を活かすことで、社会的幸せにも応用できるようになるんだよ。

佐々木:それなら経営者脳って最強じゃないですか?

雪江:そのためにあるのが、この研修ね♪

【コラム】
個人的幸せと社会的幸せ

私たちは通常、自分の外側に幸せを感じて生活していることが多いです。たとえば美味しいものを食べて幸せとか、週末の旅行や趣味を楽しむ幸せ、というように日常にはない特別感で幸せを感じるのです。

これは恐らくとしか言いようがないのですが、究極の幸せというのは人間関係の中にあると言われています。多くの幸せの達人たちも、そう発言しています。

なので、好きな人たちと一緒に食事をしたり旅行に行ったりという非日常が幸せなのは間違いないのですが、その土台になる「自分だけで創造する幸せ」が構築されている場合とそうでない場合では、人間関係の中で生じる幸せの質が違ってきます。

幸せには2種類あります。
・幸せな出来事があることが前提で「~だから幸せ」
・すでに自分が満たされた状態で出来事が起こる「幸せだから~」
後者の方が幸せの質が高いと言えます。

自分だけで創造できる幸せのことを「個人的幸せ」と勝手に私が呼んでいるのですが、これは外側に影響されないので、いつでも自分で創りだせる幸せです。

経営者脳というのは、自分自身が個人的に感じる幸せとは何か?を理解して、その幸せに自分自身を導くことのできる脳のことです。

経営者脳になることで、自分自身をしっかり幸せで満たした状態で、外側の幸せを享受する「社会的幸せ」を、より上質な幸せとして感じられるのです。

【コラム】個人的幸せと社会的幸せ

最後までお読みいただきありがとうございました。

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