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RTA in Vstreamers VOL.5でNuclear Blaze解説した人の備忘録とか

こんにちは、「RTA in Vstreamers VOL.5」「Nuclear Blaze」の解説を務めたヰテフと申します。noteは初投稿です。
※読み方は一応「いてふ」を自称してますが「いちょう」でも反応します。

・はじめに

まずは運営の皆様、走者と解説の皆様、RTAinVお疲れ様でした。いち視聴者としても楽しくイベントを視聴していました。GG!
あといなりさんと私自身も初イベントお疲れ様ァ!!緊張した!!!

ダイジェスト、TwitchとYouTube共に出ています。まだ見ていない方はよければ見ていただけると嬉しいです。

うわサムネのセンスと顔良……

個人的にはチャットが見れるTwitch版がおススメ


・解説の人(ヰテフ)について

今年(2023年)の1月からTwitchで配信を始めました。まだ卵の殻も脱げてないような新人配信者です。
配信頻度は体力とやる気によるので多くはないですがSteamに積んでるゲームの初見プレイとか昔遊んだゲームの思い出満喫プレイとかNuclear Blaze(以下NB)の記録を詰めたいとか意欲だけはあります。お時間合えばぜひ遊びにいらしてください。機材(ipadの変換機)を手に入れたらお絵描き配信とかもやってみたいなぁとぼんやり思っているなど。
フォローもしてくれるとめちゃくちゃ喜びます。

RTAをはじめたのは2月に行われた「RTAハッカソン」から。必要なのはやってみたいという気持ちだけ、必ず配信する必要もなく、当日参加も可能、これといった決まりもなくいつやめてもいいというゆるさ。RTA未経験者にとって大変敷居が低いイベントで始めるためのきっかけが欲しかった自分にとって本当にありがたかったです。ロゴもかわいいね


▼ヰテフさん解説への道のり

ここからは自分の忘備録なのでゆるゆるで書いていきます。

3月20日 RTAinV VOL.5採用ゲーム発表

この時はそもそも「RTA in Vstreamers」というイベントの存在すら知らず、TwitterのTLでいなりさん(NB走者)が何かのイベントにNBで採用されたというふわっとした情報だけで、慌てて採用イベントの情報を収集。
「ほほう、Vの人が参加できるRTAのイベントなのかぁ、いなりさんのガワかっこいいしイベント向きだなぁ、ひなめがさん(バグおじLight Infantry走者)も採用されてる!NB走者が二人も参戦するなんてすげぇや、こりゃ見るっきゃねぇな!楽しみ~」と一人の視聴者として楽しみにしておりました。

3月21日 ヰテフ参戦

いなりさんからDMで「解説をやっていただけないか」というお声をかけていただく。
私が……解説……?というプリ〇ュア状態のヰテフ。
なぜならNBのRTA走者(我々以外国内2名)の中には走りながら解説できる先輩走者がいらっしゃる。しかも大変聞き取りやすくわかりやすいトークで私といなりさんをこの界隈に引き寄せた凄い人。
その方を差し置いて私でいいのか?という気持ちとイベント出てみたい!という気持ちで迷っていたものの、「同時期にNBのRTAを始めた仲間として一緒にイベントに出たい」といういなりさんの熱意に押され迷いは7分で終了。
「ぜひやらせてください」とお返事をした結果、解説者ヰテフが参戦決定。(奇しくもRTAinVstreamersにNB走者が3人集結することになった)

お話をいただいた段階でぼんやりと方針を決めておこうと思い、自分が見てきたRTAイベントの印象に残っている解説や好きな解説を思い出すヰテフ。何度も見返すRTAのアーカイブはどういうものだったか、自分ならどういう解説を聞きたいか etc…
でもイベント参加は初めて、解説も未経験のド素人にいきなり最高の解説はできるわけないのでとりあえず「ゲーム初見の視聴者向けの説明をする」「聞き取りやすく、わかりやすい言葉で」ということを念頭に置いておこうかなぁとふんわり考えておりました。

3月28日 スケジュール発表

宇宙猫顔の蝶々

>> ト リ <<
初イベント参加初解説がトリ担当??!!どうしてそんな無慈悲なことをするんですか?!
急にプレッシャーと滝のような汗をかき始めるヰテフ。しかもこの時初めてこのイベントがRiJのチャンネルを借りて行うイベントだと知る。情弱。

貸出イベントとはいえRiJは日本最大のRTAチャンネルで、昨今はRTAを頻繁に見てるわけじゃないけどRTAinJapanのイベントは見るしチャンネル登録してるよという層も少なくない。かくいう自分も元はそうだった。イベントが行われることを知って見に来る人の他にも「なんかやってたから見に来た」という人もより多くなるはず。数百人を想定していたけどこれ想像以上に人来るんじゃないのか?急におなか痛くなってきた……

4月5日 打ち合わせ

急に日付が飛んでますが別垢のTRPGの立ち絵作業に追われていたせいで打ち合わせが遅くなりました。大変申し訳ない。大きなタスクを複数抱えられない質の人間です。

なお打ち合わせといっても「こういう感じにしたい」といった軽いものです。その際いなりさんからご本人なりにこういうことを言いたいな的なメモを共有していただきました。ありがとうございます、今見返すと全然使ってなかった。
あとは実際の配信画面を確認させてもらったり、過去のRTAinVの動画をちらっと確認したり、走りながら解説できる先輩走者の動画を見て二人で「すげぇなぁ」と言ったり。
ほぼ雑談みたいなもので途中から本当にただの雑談になりました。
打ち合わせをしろ。

その際「ヰテフさんの立ち絵(?)も置きます?」と言われて試しに置いてもらったところ、でけぇ蝶が肩にとまってるの想像以上に気持ち悪かったので、後日モデルの枠内に置くイラストを2点(猫ちゃんと蝶)(火の用心の提灯)を製作して提供しました。フリー素材(規約範囲内で加工可能)に絵を描き足したり、文字を入れただけですが。

そこから一週間くらいは仕事が気圧や気温差で体調悪かったり、仕事が忙しくてなかなか作業には取り掛かれなかったのですが、それでも少しづつ方針や言いたいことはメモしておりました。

準備:どんな解説にする必要があるか

第一に台本はしっかりみっちり作っておこうと思った。
なぜならヰテフという生き物、(ウケるかはさておいて)割と面白いことを言える代わりに、脊髄から直接話すレベルで何も考えず喋るのである。しかもアドリブ癖がある。何をのたまうかわかったもんじゃない。
自分のチャンネルならともかく大手のチャンネルの公衆の面前でいらんことをいってしまったら一生の恥になる。己の脊髄に責任を持つべく基本的に「台本以外のことは喋らない」ように対策を立てた。
※台本無くても問題なく喋れる人は己の才能を誇ってください。そのライブ感は貴方にしか出せない。

この「Nuclear Blaze」のRTA、初見に凄さが伝わりづらい。
解説でも言ったんですが見どころになりそうな派手な壁抜けとかゲームを壊すグリッチが無く、高度なフレーム技があるわけでもない。
タイム短縮に必要なのは基礎動作と的確な消火(一応めちゃくちゃ細かい短縮テクニックはあったりしますが基礎動作の延長なので割愛)、つまりシンプルにアクションのうまさがカギになるわけで……自分で言ってて己の記録とアクションのへたっぴさに絶望してきた。もっと頑張ります。

要するにNBのRTAの凄さは既プレイヤーじゃないと伝わらないのである。
「自分があんなに苦労してクリアしたステージもう終わったが?!」
「リセットで炎を消す???」
「アーマーそうやって使うんだ……」

という「このRTAすげぇ!」という栄養素は既プレイヤーからしか得られない。初見のひとが見ても「プレイは上手いんだろうけど具体的に何がすごいの?」という絵面になることが予見される。

別にそういうRTAなんてたくさんあるし問題というわけではない。雰囲気で見るRTAも楽しいし私も楽しく見ている。
いなりさんから声をかけていただいた段階では「解説と言っても要所だけ押さえる感覚で、あとは普段の配信+αぐらいの気持ちで、何でも好きにお話し下さればと考えております。」と言っていただけたが、トリじゃなかったら私もそういう解説にしていた。多分おそらくきっと
視聴者的にも見ているイベントの最後のゲームって盛り上がるし、全部のイベント終わった後「あ~楽しかった」と余韻に浸りたいもので。
なにより頼まれた以上、中途半端な出来では納得できない。私が。

ということで過去にRTAのイベントで解説を務めた方々のnote記事をいくつか読んで勉強。個人的名解説の方の記事とか解説初心者の方の記事とか。
それらをもとに自分なりに解説を作るための心がけを改めてメモ。

・視聴者は全員初見という前提
・聞き取りやすくテンポのいい聴覚情報にする
・専門用語などのわかりづらい表現は避ける
・開幕3分間のセリフ(つかみ)
・視聴者に難しさ、見どころを伝える
・走者さんが最高のパフォーマンスを出せるような解説
・猫を愛でるときはテンション高めで(メリハリ)

特に『開幕数分のトークは一番視聴者がそのゲームを見ているタイミングなので、視聴者の興味を引くためにも丁寧な解説を心掛けたい。』というのをnoteの記事で見たので、冒頭は特に時間をかけて作りました。
冒頭はゲームの概要、カテゴリーの説明、タイマースタートのタイミングは少し時間をいただいてしっかり説明する。
NBはプレイヤーが「操作した瞬間」タイマースタートするというRTAの中では結構珍しいシステムな(気がする)ので、わかりやすさとイベントで一斉にGLを送るあの一体感を楽しむためにタイトル画面からのカウントダウンを提案。
 ↓
以降は各ステージ名を書き出して区間ごとにざっくりと説明したいことを書いてから肉付け。
 ↓ 
先輩走者さんのイベントの解説を聞いて雰囲気をつかむ。
いなりさんの記録動画を見てルート確認。
肉付けしたセリフを動画にあわせて喋ってみてテンポや語感の違和感をチェック、台詞量の調整。

とりあえず書き連ねてみて喋ってみて気づいたこと。いや、書いてる最中にも思っていたんですけど、このゲーム喋ることが多すぎる。
ひとつひとつのステージが短いし、テクニック全部語ってたらずっと喋っててうるさい解説になりそうなので、初見に需要のない「RTA走者になった人が聞きたい系テクニック」はばっさりカット。

割と初期からまとまっていた冒頭部分

台本は自分で見るときに分かるように工夫。
傍線部はしっかり説明する部分なので読み上げ速度と発声を意識する

各タイミングのマーカーを色分け
青:消火完了
オレンジ:猫
緑:チェックポイントのリセット
黄色:いなりさんの台詞

カテゴリー的に猫を取り逃すと大惨事になるので各猫には必ず触れる台本作りを心掛け、解説も何匹猫を助けたか分かるようナンバリング。

ちなみに走者さんの台詞?は走ってる最中に自然にでたやり取りを参考に、走者側が覚える労力をかけない程度のものにしました。

こんな感じで書き連ねましたが最初は「走者がプレイに集中してずっと無言でも大丈夫」なように製作。これがVer.1.0、この時点でメモとか諸々込みで8500文字ちょいあるんですけど馬鹿か?ゲーム時間30分もないのに?
実際に合わせ練習して調整しようと思いつつ微調整が終わらず気が付いたら本番5日前になっていた。スケジュール管理が下手すぎる、反省しろ。

4月18日 合わせ練習一回目

とりあえず走者のいなりさんには本番だと思って走ってもらってそれに合わせて解説が喋る。形としてはPCでdiscordの画面共有をしてもらい、台本はスマホで見ていました。ちなみに台本はEvernoteに書いてます。
当日は隙を見てコメ欄も見たかったので、別ウィンドウで適当なチャンネルのコメ欄を表示して本番想定の画面にセッティング。

こんな感じ。画面の前でスマホの台本見てた

基本的には共有された画面を見ることはほとんどなく、音で進行状況を把握しながら時々チラッと確認する程度。自分も走者だからなのか意外と出来た。
最後まで合わせた結果やはり解説部分が多すぎるのでもっと削り(特にSCP周り)、実際喋ってみて自分が言いにくかった部分の調整、本番中走者とのやり取りの見直しなど改善点がそこそこ出てきたので(いなりさん側からの部分的な推敲案もいただいて大変助かった)後日調整。
合わせの録画を見直して声の聞き取りやすさを確認など。
とはいえ大部分は問題なくできていたと思うので「最低限これでも大丈夫だろう」という目安ができたのが良かったなと。
あとはスタートのタイミングの相互確認と完走後の流れをさらい、本番前にもう一回合わせる予定を立てました。

4月20日 記録更新

配信(半月ぶり)してたらチャット欄でいなりさんが現記録から46秒も短縮した記録を出したというコメントが来て二度見。道中のガバを潰したとはいえ早すぎんか。本番で出しましょ?

4月21日 合わせ練習二回目

諸々調整した解説台本Ver.1.3をひっさげ再度合わせ練習。
ちなみにVer.1.3の総文字数は8700字以上。お分かりいただけただろうか。
増えてる。なんで?
ほぼ本番と同じ台本内容です。少し間を設けたり画面を見る余裕をつくりました。

途中こちら側に聞こえる音がビリビリしている感じがしたので録画を確認したもののそのような音は聞こえず、二人でなんでやろなぁと思ったら走者側のグラボのファンが動いていなかった模様。
どうにか動かしてもらったら改善したので合わせ中に発生した違和感は些細なものでも共有した方がいいと思いました。

調整の甲斐あって合わせ練習自体は問題なく自他ともに「このまま本番でやっていいだろう」と言える出来になりました。ヰテフは自信が10あがった。
そしていなりさんも絶好調のようでその時のリハーサルでWRを更新。本番でやろう?

冒頭の世界一記録持ちのくだりでハードルを上げるイジリ激励を追記。

4月22日 RTAinVstreamers当日

開幕2000人近くが視聴していることにビビり散らかすヰテフ。これがRiJのチャンネル力(ぢから)かぁ……。
他の走者さんの走りも見つつ台本の最終チェックしつつ時々いなりさんに所連絡しつつ高まる緊張をフォロワーとの通話で落ち着ける。いつもありがとういつメンワー愛してる。
本番前の運営さんとのセッティング確認では、控室(ボイチャ)で冒頭のくだり~1ステージまでその場で通したものを確認してもらいました。本番の流れや万が一落ちた場合の対処も改めて丁寧に説明してくださって、初めてのイベントでも不安なく参加できました。

出番を待ってる間、自分側に聞こえる音の違和感で走者の機材トラブルを指摘するヰテフ。「いなりさんグラボのファン止まってません?」
昨日の段階で原因が分かっててよかったと思いました。

控室で緊張する走者と解説。視聴者数を確認すると1600人以上がまだ見ていてくれていました。すごい……
前の走者さんの出番が終わったあたりでコメント欄に先輩走者をはじめとするフォロワーさんの名前を見かけて「〇〇さん見に来てくれてる~!」とはしゃいでました。やっぱりイベントのコメ欄の盛り上がりからしか得られない栄養素がある。おかげで緊張がすこしほぐれた気がします。

切り替わる画面、来たる本番、やっぱりめっっっちゃ緊張した。
いつもより声が上ずっていたし微妙に早い気がしました。そしてやっぱりアドリブ癖が出てる。いや……やっぱりコメント欄にいいのあったら拾いたくなるじゃないですか。走者がコメ欄見る余裕ぶちかましてて解説が焦りましたが。
というか噛みすぎ。さ行とか行がもちゃもちゃしてる。腹から声出せ。

台本に散りばめたネタにコメ欄が盛り上がってくれたのが嬉しかったです。ゲームスピードがちょっと速いせいか詰め込みすぎたかも。

感想とか反省とか

改めてRTAinVstreamers、お疲れ様でした。RTAのイベントは初参加だったのですが本当に楽しかったです。
完走後に走者の方と運営の対談があるのも、走者さんのことをよく知れてとてもいい企画だなぁと思いました。

アーカイブ見返すとなんか私の声の音が若干割れてたのが気になりましたが原因が分からん……配信側が重かったからなのかディスコの不具合なのか。
本当はもうちょっといい声してるはずなので良ければ配信に遊びに来てください(隙自語)
個人的な反省点はいくつかあったものの、今回の解説の出来は結構よかったというか、初参加にしては大成功と言っていいと思っております。
「いい声だった」「面白かった」「聞きやすかった」「初参加とは思えない」「バスガイドみたいな解説でした」など、特に「知らないゲームだけどわかりやすかった」というお声がめちゃくちゃ嬉しかったです。本当にうれしいお言葉たくさんありがとうございます。
今も見返してエヘエヘしてます。


▼次回予告

4月15日 当選発表:五月鮫

いなりさんがJAWS PLAYERSさんのゲームイベント「五月鮫(さめだれ)」でNuclear Blaze(同カテゴリ)で採用されてます!


ヰテフ「採用おめでとうございます!ところで解説いります?
いなりさん「いりまァす!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ということで解説続投です、五月鮫でもよろしくお願いします。
同カテゴリだしせっかく作りこんだ8714文字の解説、この一回しか使わないのもったいなくて……。もちろん五月鮫仕様にまた少し調整します。
同作者のDead CellsもあるしまたNBの先輩走者とご一緒で楽しみですね。
そしてRTAinVの次の日、スケジュールが発表されました。

4月23日 スケジュール発表

トリの次は二番手ってマジで言ってる???????

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