入院はじめ集中治療室での10日間②コロナ治療と病院のサポート体制
前回、初期治療のステロイド治療について書きました。
今回は、集中治療室での入院生活についてです。
まず、いーたんが一般病棟でなく集中治療室に入らないといけなかった要因は4つです。
1)重度の貧血- 白血病発症により正常な血液が製造されていないため
2)コロナ感染- 初見では軽症だが、白血病で免疫が下がっているため油断ができない状態のため
3)呼吸困難- 白血病の影響で臓器がむくみ内臓圧迫して息苦しさがあり、コロナ感染による肺炎の危険性もあるため
4)白血病の初期治療- ステロイド治療を速やかに行うため
すべての要因が重なり衰弱した状態で、免疫が極めて低いため
集中治療室にて受け入れてもらうことになりました。
からだのこと
入院当初は酸素サポートなしでの自発的な呼吸が難しく、
酸素鼻孔カニューラといって鼻の中に直接チューブを入れるタイプの酸素マスクをつけていました。
また最初の1-2日は口から栄養補給ができない状態のため、点滴で水分補給と栄養補給をしていました。
点滴とステロイド治療のかいあって、
呼吸の状態は段々とよくなり、
3日目以降にミルクを飲めるようになったり、酸素サポートなしで呼吸できるようにと容態は徐々に落ち着いていきました。
コロナウイルスについては、特に大きな症状はなく熱もなく肺炎になることもなく済みました。
ただ、もともと白血球は体を細菌やウイルスなどの異物から守る免疫機能を持つのですが、ステロイド治療を始めたことで急激に白血球が下がったためここからまたコロナウイルスが悪さをしないか、他の感染症にかからないかは懸念事項でした。入院生活サポート
コロナウイルスに感染したため、いーたんは完全隔離で家族も面会ができませんでした。
また、いーたんに続く形で入院翌日から我々家族全員(わたし、主人、長女)もコロナ陽性者となったため病院に行って病状説明を聞くこともできませんでした。
そのため病院からは
毎日一回電話で連絡をもらい
いーたんの様子、病状、翌日の治療内容などを教えてもらいました。
連絡は、血液・腫瘍科の主治医の先生からと集中治療室の先生からそれぞれいただくことができ、重複する内容があったとしてもそれぞれの専門の先生からきちんと説明を聞けることで会いに行けない不安を少しでも拭えたと思います。
具体的な病気のこと以外に、
キョロキョロしてますとか
元気な泣き声ですとか
足パタパタする動きもありますとか
そんないーたんの仕草を教えてくれるだけでも、安心材料になったので
病院からの連絡は本当にうれしいサポートでした。
白血病だけでなく、コロナ感染もしていたため
娘に会えない入院生活はこのように始まりました。
ステロイド白血病の初期治療がうまくいき、
輸血や点滴により貧血も改善されて、
呼吸も安定したことで、
10日後には集中治療室をでて一般病棟へと移ります。
ただ、特段症状があるわけではなかったのですがコロナウイルスは陽性のままだったので、
一般病棟の中でもコロナ専用の隔離病棟での受け入れとなりました。
よって、家族はまだ面会ができないことが決まります。
そんな中、抗がん剤治療が始まります。
いーたんがんばります!
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