しくじり社長の旅館奮闘記 Vol.36
倒産寸前を何度も繰り返し、しくじりだらけの人生を少しでも教訓として役立てられたらと思いまして、私が学んだことを配信していきます。皆様のお役に立てたら幸いです！
【人を変えることはできるか？】
私は人を教育していけば変わっていってくれると思っていましたが、変わるどころか反発したり、私のもとを去っていく人が増えました。
そういう意味では、変わってくれたのかもしれませんが、私の望んだ変化とはだいぶかけ離れたものです。
ある人から、私は人を変えることはできないと教わりました。しかし、またとある人から、人は変わることができるとも教わりました。
人を変えることは結局できないかもしれません。しかし、人は変わっていくのです。それは進化論のように、環境適合していくのだと思います。そう考えると、私たちが好む形に人が変わっていくためには、私たちが好むような環境を作っていくことだと思います。
弊社では、様々な研修をしますが、最も効果があると思われるのは、環境整備です。仕事をやりやすい形にしていくと、人はやる気になって笑顔が増えていきます。
雪かきひとつとっても、道具がそろっていれば、すぐにやろうと思いますし、ジャンバーや長靴などがすぐに着用できるようになっていれば、雪の中も飛び出していけます。
それが、道具がどこにあるのか探さなければならないと、それだけでもう雪かきをしたくなくなります。長靴もないと、靴が濡れたり、靴下もぬれたりして、不快になるだけでなく、靴下や靴を乾かさなければいけません。考えただけで、面倒くさくなります。
人を変えることは難しくても、環境を変えることは簡単です。道具を必要数買って来て、番号をつけて、その番号が分かるようにしまっておく。それだけです。たったこれだけなのに、備えなていない。このサイクルがすべての問題を引き起こしているように思います。
私自身、掃除や片付けが苦手です。捨てるのも苦手です。でもそれは言い訳であって、やればできることなのです。その意味で、私自身も相手の環境の一つ。私が変わることで周りが適合してくれるかどうか、これが人が変わっていくかどうかの分かれ目な気がします。
「人を変えたくば、環境を変えよ」
春蘭の宿さかえやでは、自社で行なっているさまざまな研修を公開講座として、外部にも公開しております。よろしかったら、一緒に学びましょう。
詳しくは、こちらをご覧ください。
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