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みなさまこんにちは。さかやんと申します。noteは初心者ですが、どうぞよろしくお願いいたします。自己紹介させてください。

昔炭鉱で栄えた小さな町で生まれました。

小さい頃から祖母が読み聞かせをしてくれたおかげで本好きに育ち、外で遊ぶよりも家で本を読むのが好きな子どもになりました。今でも、祖母の膝の上で絵本に目を輝かせていた時のことを懐かしく思い出します。

英語との出会いは普通に中学1年生から。

家は貧しかったものの、奨学金で私立の中高一貫校に行かせてもらえて、外国人のシスターたちに英語を習う機会に恵まれました。真新しいLL教室で、シスターの"Repeat after me!"に続いて会話練習をするのが楽しかった。私は裏方でしたが、みんなで力を合わせて英語劇をやったこと、教材でシェイクスピアや英国古典文学を題材にした劇のビデオを見せてもらったけれど、シスターには内緒で友達とラブシーンで盛り上がっていたことを昨日のように思い出します。外国人のシスターはなぜかいい匂いがして、何か課題を達成するたびに"Good girl!"と言ってぎゅーっと抱きしめて褒めてもらえるのが嬉しかったですね。

大学は英語とは直接関係のない学部に進学しました。映画を見て研究したり批評したりするのが好きだったのでその方面に進みたかったのですね。でもそれはあえなく挫折しました(笑)。内向的な性格もあって、社会に出るのが怖く3年ほどほかの大学に通っていたりしたらもう新卒採用の対象にはならず、ようやくとある特許事務所へ。そこの翻訳部門で働いたことが英語で生計を立てるきっかけになりました。

特許事務所で働きつつ、英語をもっと身につけたかったのでとある大手通訳翻訳スクールに通いました。「自分はしゃべれない」と思っていたので翻訳コースへ。通訳コースの人はいつもイヤフォンかけて何やらぶつぶつ英語をつぶやきながら廊下を歩いていたりして、その颯爽とした姿に「自分とは違うな」「すごいな」としか思いませんでした。

その頃始めたのが市橋敬三先生の『話すための英文法』。どうしても話せるようになりたかったのですね。「例文をそれぞれ40回ずつ音読しなさい」と書いてあったので、真面目に40回音読していました。

あれこれあって、郷里に戻り転職した時。東京で通っていた通訳翻訳スクールの分校ができたのを知りました。力試しに入学試験を受けてみたらなんと通訳コースに合格!今振り返ってみると、ペーパーテストだったのと、東京に比べたら応募人数が少なかったので合格できたのでしょう。

通訳訓練を始めてみると楽しくて、夢中で勉強しました。通訳コースに合格しても英語の実力はまだまだで、特に日英通訳が苦手。でも、自分なりに工夫しながら訓練を積み重ねるうちに、日本語と英語という2つの言語の間を行き来することにすっかり魅了されてしまいました。

その後、メーカーでの社内通訳などを経て、2006年にフリーランス通訳者になり、現在に至っています。

通訳という仕事のいいところは、今まで生きてきたすべての経験を活かせること、と個人的に思っています。そして、自分が苦労しながら英語を学んできたことが、教える立場になった時に生きているなあ、と実感しています。

自分が経験してきたことはささやかかもしれないけれど、これから未来に羽ばたいていく人たちが英語で人生を切り開いていく手助けをしたい。そんな気持ちで発信しています。

どうぞよろしくお願いいたします。


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