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バリ島初の一人旅6 ウブドの山奥〜ウブド市内

バリ島6日目。
5回目の朝。ホテル移動日

6:30
起床。
一回3時くらいに目が覚めたけど、結構寝れている気がする。
今日でこのホテルは最後なので、シャワーを浴びて少し荷物を整理。
テラス席に出てみる。座る勇気はないので立って周りをじっくり観察。
意外と良いかもしれない、いや、多分だいぶ良いと思う。
人から全く見えないし、やりたいように出来るし、まさに望んでいたシチュエーションに今自分はいるのだとまた痛感する。

テラス席からの眺め。ジャングルが近い

7:30
今日は朝ヨガやるのかな?1人だとやだなあと思いながら部屋を出て散歩しながらプールサイドに。

今日は晴れそう

ぼけっとしてたら、スタッフの人が来てヨガ?もう入っていいよと言われて、やるんだ良かった。と思った。
外は晴れてきて、不思議といいことが起こりそうな気がしてくる。

今日もお花は綺麗
ヨガルームへ
先生が準備をしてる

ヨガは結局誰も来なくて私だけ。
しかも今日はブダさんじゃない。緊張。
昨日よりきつかった。
体勢をすごく注意される。
「strong!」
って手先とか足先とかに力が入ってないことを指摘されて、何回もやらされる。
「You can do it!」
と言われても、いや無理無理〜とすぐに私は諦めようとするし、それでもなんとかやってたら汗だくになってしまった。
昨日は爽やかな感じで終われたのに、やはりこの旅は修行だとまた思ってしまう。
よくよく考えればプライベートレッスンを特別な環境で受けられるって凄い贅沢な事だった。
今日はウブドに行くと言ったらショッピングだね!と言われてやっぱウブドの街は買い物くらいしかないと分かってきた。
買い物にやはりあまり興味が持てない。
ウブド市場では値段がついてないから、言われた価格の50%ではじめてね、とアドバイスをもらう。
でも私、値段のついてないところ苦手だし行っても多分何も買わないな。

8:45
バギーを呼んでもらってレストランに。
安定の誰もいない。
暑さを学んでいるので景色よりも1番日の当たらない室内の席にする。
まあ、どこの席も見晴らしは良い。
今日もブュッフェではなくて注文式。
フレッシュジュースだけは選べなくて、パパイヤのがあるから取ってきていいよと言われ自分で入れにいく。
フルーツにドラゴンフルーツがあって嬉しい。
やっとお腹がミーゴレンを受け入れられそうな状態になってきたので、バリに来たら絶対食べようと思っていたミーゴレンを注文。
パンとかパンケーキはいらないの?と聞かれるがそんなに食べられる訳もなく、断る。

念願のミーゴレン
アボガドもフルーツ?

昨日はなんだったんだと思うくらいハエはいない。
外のヤモリが視界に入って、写真を撮ろうとしたら消えた。
ヤモリは何回か見てるのに一回も写真を撮ることが出来ない。本当に神の使いなのかも?と神聖な生き物に思えてくる。
部屋にいれば怖いけど、外にいるのはもう慣れた。
というより、寝るところに虫が絶対に来てほしくないだけで、プールサイドに少しいてもまあ、そんなもんかとなる。
とにかくベッドには何もいないで欲しいだけみたい。

9:45
バギーで部屋に戻る。
思ったより涼しかったので最後に歩いて戻っても良かったなと思った。
部屋で荷物の準備。
今日行く宿について場所とかもう一度調べてみる。
チェックイン時間を聞くメールが来てたので、早めに着いちゃいますとは連絡していて、返信が来ていた。早く行っても大丈夫みたいで少し安心。
困っていること。
歯が磨きたい。
一応、ホテルの歯ブラシで軽く磨いてはいるけどブラシがいつも使っているものの3倍くらいの大きさでちゃんと磨こうとするとオエっとなってしまう。歯磨き粉も合わないものだと余計吐きそうになると分かって、歯磨き粉も使えていない。どうでも良いと思ってたけど歯ブラシセット、持ってくれば良かった。
あと爪が伸びてきてゴミが入ることがちょっと気になる。爪切りも持ってくれば良かったと後悔。
時間が少しあるのでプールサイドに最後に行くかと思って外に出たけど、日がかなり強く暑そうでびびってしまう。
今こそテラス席にチャレンジだ!とテラス席に初めて座ってみる。
座った時どこからか知らないけど蜘蛛の巣みたいなのが手についてたからぎゃーとなったけど、他は平気だった。
川の音が心地よい。
とても良い場所だった。
最後に座れてよかった。

こんな所に1人でいた

私はバリ島に絶対今行かなきゃ、なんか呼ばれてる!って気がしてたんだけど、
来てみると案外普通で
普通以上のことは特に起こらない。
まあ、それが当たり前なんだろうけど。
やりたかったこともちゃんとやれたはずなのに、一体なんのために来たのか?と考えている自分がまだいたりする。
本当は、もう今日には空港に行って帰る予定だった。
それだったら無事にオールクリアで終われたのに飛行機予約する時にけちって滞在を2日も伸ばしてしまったから、まだまだ気が抜けない。

昨日ここで話した人からLINEが来て、アグン山見れたよと綺麗な写真を送ってもらう。
ここからもう少し奥に行ったキンタマーニ高原も興味あったけどそこまで行けなかった事が少しだけ悔やまれる。
今日はウブドのホテルだしやっと人のいるところに行けると思ってだけど、ウブドは人が多いから落差にめげないでねと言われて、確かにいすぎてもしんどいな、、、と気を引き締める。

12:00
チェックアウト。
カード使えなかったらどうしようと不安がよぎりながらカードを出す。一回やり直しになったから焦ったけど機械変えたらできた。
お姉さんはドライバーの所まで見送ってはくれず。
1人でドライバーのところに向かう。
ホテルにお願いしたドライバーさんだけど、なんとまた!途中でコーヒー農園行く?と言われてしまった。
もう行ったからいいと返す。

13:00
今日のホテル「Tegal Sari Accommodation」到着。1泊予定。

通りの中に入れば、静かな入り口が

良い雰囲気だ!と思いながらフロントに向かう。
チェックインは本来14:00なんだけど、早く部屋に入れるみたい。
フロントのお姉さんがウブドに来るのが初めてだと言ったら地図をくれて色々教えてくれる。
お話しながらレストランまで案内してもらって、ウェルカムドリンクを貰う。
甘い紅茶みたいなもの、久しぶりなこんな感じ飲んだ気がする。生き返る。

貰った地図とウェルカムドリンク

飲みながらウブドの街を眺める。
人が結構歩いている。
人がいる事がなんだか嬉しい。
みんな歩いてるし今日は暑い中歩くしかないな。

13:30
部屋に案内してもらう。
田んぼが見えると勝手に思っていたら全く見えない部屋だった。でも庭付き。
今回泊まる宿の中で1番安いから期待してなかったので十分。
窓は小さめだけど清潔。バスタブもある。
なんか外から見えそうな気もしないでもないけど。
何よりエアコンがある!
そして蚊取り線香と部屋の中で使う蚊を殺すやつまである!
もう何も怖くないぞ!

ベッドは2つ
テラスビュー?

14:15
外を探索しに行く。
ここの部屋の鍵もジャスティと全く同じように2回まわして、横にして取るものだった。バリ島ではこのやり方が一般的なのかも?

テガルサリの鍵

交通量はサヌールより多い感じ。
ホテル近くのココナッツアイスクリームのお店「Tukies Coconut Shop」でココナッツに入ったアイスを買う。
食べてみたらアイスだけじゃなくココナッツの部分も想像以上に美味しくて、なんだこれ!?と驚き。
室内はやはりエアコンなしなので食べている間にどんどん溶けていくのも、なんだか良い。
食べ物なんてどうでもいいと思ってた部分あるけどけど、まだまだ美味しいものはいっぱいあるのかもしれない、とふと思った。

本物のココナッツに入ったアイスクリーム

ホテルのお姉さんは中心地まで歩いて50分と言ってた。気合いを入れる。14:45

途中通ったモンキーフォレスト付近に猿が結構いて見れた。周辺はちょっと動物くさかった。

猿だー!
通りの反対にも猿たち

やっぱり汗だくになりながら、ひたすらモンキーフォレスト通りを王宮目指して進む。
途中にスタバ発見。空いてそう。
でもここで休憩はまだ早すぎる。王宮近くのスタバに行くんだと決めて歩く。
道にはこれでもかと言うほどお店がびっしり並んだいる。
洋服屋、食べ物屋。雰囲気も様々で飽きない。

モンキーフォレスト通り

15:20
王宮は思ってたより近かった。
30分くらいで見えてきた。

王宮が見えてきた

ただ、交通量が多いので道路を渡るのに一苦労。
信号ってめんどくさい時もあるけどやっぱり便利なのかも。
近くのスタバまで行ってみる。
入り口がわからずウロウロ。なんか門をくぐった中にあると分かり、入っていいのかなと思いながら入る。涼しかったけどすごい混んでて諦めた。席も空いてないし、買うだけで大行列してた。
とりあえず戻ろうとまた歩いてみる。
今度は違う通りを戻ってみよう。
ウブド市場は写真で見た通りの感じ。値段交渉はやはり心が重いので遠くから眺めるだけで満足。

ウブド市場通過

15:35
歩いていて「NOMAD」というお店が入りやすくて空いてて雰囲気良さげだったので入ってみる。
1人の女のお客さんが2組。
食べ物もいっぱいあるけどお腹は減ってない。
ドラゴンフルーツジュースがあったので頼んでみる。人工的な甘さを感じる。そんなに美味しくはなかった。甘いけど野菜っぽい風味というか、思ってたものとは違った。380円位。

ドラゴンフルーツジュース

ぼーっと外を見る。とにかくバイクと車が多い。
バイクは小さい子供抱えてたり、3人で乗ってたり。観察が面白い。
バリに来てバイクの数には本当にびっくりした。あと、車もクラクションをすごい鳴らすから最初ビクビクしてたけど慣れた。
こわいよと言っていたら生きていけない、そんなこと誰も気にしてはいない。エネルギーを感じる。
カウンターをネズミが優雅に歩いている。うわーとりあえず写真でも撮るかと思ったら消えた。
店員さんが、今の恐竜?と笑っていて目が合ったので笑っておいた。

街を眺める

ハノマン通りまで来ると、さっきよりなんとなく歩きやすい雰囲気。お店も綺麗でよりおしゃれな気がする。
1人で歩いている女の人もたくさん。
扇子を頭に乗せて街ゆく人に売っている人がなんか不思議。
一個いくらなんだろう。全然いらないけど。

ハノマン通り

有名っぽいスーパー、Cocoマートがあったので寄ってみる。
そんなに大きくない。異常に喉が渇いて仕方ないのでまたジュース。今回はグァバ。
あと、夜ご飯どうしようかなと思ってたけどカップラーメンを発見したので食べてみる事にする。
カップラーメンが大好きだから、バリ島のがどんな味か気になってたんだった。
有名なワルンとか、食べ切れる自信がないしまた今度来ることがあればでいい気がする。

スーパーに大量のマンゴスチン!

17:30
ホテルに戻る。
せっかくだからプールを覗いてみようと外に出たら、目の前のフロントのスタッフに「こんにちは」と話しかけられる。日本語だ!
「部屋はどうですか?Wi-Fiもよい?」
とっても良いです。と答えたら、
「日本語下手でごめんね。良い1日を!」
と言ってもらった。
ホテルで会う人やっぱりみんな優しい。
下のプールと建物の上のプールがあるんだけど、下のプールは入っている人が何人かいた。この旅でプールに入る人初めて見た。
よく考えたらサヌールのホテルでプール行くの忘れてた。入らないけど一回見ておきたかったな。
上のプールは誰もいない。
見晴らしが良くて、街が見渡せる。
街は、綺麗!ってわけではないなあ、なんだろうなあと考えながら周りを見学。
どこを見ても視界に人が入ってくる。
昨日までとは打って変わった感じで、ギャップにビビる。
ホテルの周りは確かに田んぼは広がってるけど他のホテル?マンション?の部屋もいっぱい見える。
この先ウブドはどんどん変わっていくんだろうなという気はなんとなくする。

屋上のプール
屋上から田んぼが見える

18:50
部屋で夜ごはん。

夜ご飯

不思議と昨日までいた、人のいない静かなレストランが恋しくもなる。
食べながら旅のまとめをしていて気づく。
もう街中にいるんだし、せっかくウブドにいるんだから夜王宮とかに何か見にいく計画立てればよかった。
今更だった。

口の中がもう限界だ、ここの歯ブラシどんなだろうと探したけどここには歯ブラシはないみたい。
あー歯が磨きたい。

バリ島に来た答えが出ない。
そもそも旅に答えなんてないのが普通かもしれない。
答えを求めて旅なんてきっとするものではない。
「ただ楽しむ」
その難しさを痛感する。
ただ理由もなく楽しむ事に、罪悪感がある。
生きていてずっとずっと持ち続けているもの。
旅に出てまでなお、お金を使う罪悪感も消えない。
だからご飯もつい節約しようとしてしまう部分が絶対ある。
行きたかった所に行っても、やりたかった事をしても。
結局何をしても、もうやだ、ばっかり頭に浮かんでしまう自分でびっくりした。
「ゆっくりできている」
と言うことは望んでいた事だしこんな贅沢なことはない。
それなのに、何にも満足せずそんな状態からも逃げようとしている。
計画の段階から仕事してた方が楽だったと言うくらい追い詰められてたし、来たら来たで不安、不満が強くて。
もっと今、この瞬間を楽しまないといけないのかも。
と言う事にやっと気づくというか、そんな心の余裕が出てきたというか。
どこに行けば、どの景色を見れば人生が変わるなんてないのかもしれない。
どんな生活でも、満足して納得して毎日を送ることの大切さ。
人との繋がりへの感謝。
そんなことが思い浮かんだ日だった。

22:00過ぎ
ちゃんと眠気が来たので寝る。
爆音の音楽がフロントの後ろから聞こえたけど何かお店があるんだろうか。
ホテルのことを調べた時に昔と状況が変わりつつあるとあったので、何か周りが変わったのかもしれない。
周りの事は、どうにもできないもんなぁ。
何もなかったところに誰かが新しいビルを建てて景観が悪くなるのも仕方のない事なのかもしれない。悲しいけれど。
発展するというのはそういう事なのかも。


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