バリ島初の一人旅3 サヌール〜ウブドの山奥
バリ島3日目。
2回目の朝。
6:00
起床。
今日も寝れた。夜中雨の音がすごいしていて、今日ブランコに乗る予定だったけどそういえば雨だったらどうするとか何の予定も立ててなかったと気づく。全部屋外で出来ることしか思いつかない。
どうしよう!と
窓を開けたら雨はすでに降ってなくてちょうど日の出。
6:50
朝ごはんを食べにレストランへ。
スタッフのお姉さんが私が部屋番号言う前に言ってきた。
記憶力すごい!今日は卵料理頼めた。オムレツにした。
あとコーヒーではなくカフェラテを頼めばいいと気づいて頼む。コーヒーの風味は何もない、ぬるい飲み物がきたけど。
相変わらずすごい品揃えで、いろんなものを食べてみたくなる。
でも、やっぱりまだ緊張が続いているのかあまり食べられる訳ではない。
マンゴージュースが美味しい。
日本ではほとんどジュースは飲まないのに、飛行機からジュースが美味しくてたまらなくなっている。
昨日食べてハマったドラゴンフルーツだけはいっぱい食べようと思っていたのに今日はなかった。残念。
8:00
「ARTOTEL Sanur Bali」チェックアウト。
カーチャーターのドライバーさんがホテルまで迎えに来てくれて合流。
細いおじさんが来た。
日本語話せる人だったので日本語で挨拶され、一瞬脳がバグる。
つい返事で「はい」ではなく「イエス」と言ってしまう。
車に乗って、今日はどうしますか?何時間?どこまで行くの?
と事前にLINEで送っておいた私の計画は何も伝わっていないことが判明。
もっと、事前にどういうプランにしたらいいか事前に情報欲しかったのに当日ご相談くださいと言われていたのはそういうことか。
私が伝えた行きたいところは以下
・ALOHA UBUD Swing(ブランコ)
・ゴアガジャ遺跡
・どこでもいいから滝
・どこでもいいから寺院
・YWAH art&creative space(カフェ)
で8時間と伝えると、買い物は?いいの?カゴバックとかアクセサリーとかコーヒーがあるよと言われる。
私はブランコに乗りたいので時間余ったらでいいんだけどと思いながら、アクセサリーとかコーヒー時間あったらお願いしますと言ったら、近いから最初に行こうとまずアクセサリー屋に連れてかれる。
車が止まったらすぐスタッフが出てきて、アクセサリー作る工程を説明してくれるけど、その間に車がどっか消えてしまった。
うわーこれ、完全にグルなやつじゃん、こんな高そうなところに来るつもりなかったのに・・・とお店を眺めてみるが値段が一個もついていない。
ついて回るスタッフのお姉さんに一個いいなと思ったブローチの値段聞いたら約9000円だって。
安くするというけど、この旅は買い物に来たわけじゃないので全然いらないと思って、一周ぐるっとまわってすぐに出た。
お姉さんに、あなたどの車だったっけ?と言われても分からず、2人で駐車場探していたらドライバーさんがひょこっと出てきた。冷や汗。はぐれたら大変だ、今後気をつけないと。
何も買わなかったこと残念がられるかなと思って、いっぱいあって選べなかったとか謎の言い訳している自分がいた。
テグヌンガンの滝に到着。
滝は早い時間に見た方がいいと先に来た。
湿度マックス。下まで降りたけど今日は濁っていると言われる。
でも迫力は抜群。マイナスイオンいっぱい出てそう。
インスタスポットもあるみたいで、欧米人たちがはしゃいで写真撮ってて面白い。
階段はかなりきつめで、登って戻ってきたらすでに汗だくで、ワンピースがびちょびちょ。
見た目ももはや汗で色が変わっている。
ブランコのために選んだワンピースだったけど、汗でこうなるとは。
選択をミスったかもと思うけどどうにもならんので放置。
車の冷房が天国。
途中、日焼け止め塗るのまた忘れたことに気づく。
昨日サヌールの街歩いてて日差しの強さが大変だったからあれだけ日焼け止め忘れないようにって思ったのに。
持ってきたものはスーツケースの中だから出しにくいし、お水買おうと寄ってくれたコンビニで日焼け止めも買うことにする。一応これ日焼け止め?とドライバーさんに確認したら、違うよと言われる。SPF50とか、書いてるのに違うの?と思ったけど、違う!ここには日焼け止めはないよと言い切られ買えず。
肌が赤くなってきているのに・・・あれは、いったい何だったんだろう。
お水だけ買おうとしたらドライバーさんが買ってくれる。なんで?と見たらついてるものだから。と言っていた。よくわからん。
その後、コーヒーどうぞとコーヒー屋さんに。
「Alam Sari Agrotourism」
ドライバーさんは細かいこと言ってくれないのでその時どこに行ったかも理解してなかったんだけど、あとから買った商品を確認して判明。
ブランコに行きたい気持ちが強くて、早く行かないと混んじゃうって見てたから若干不安を抱えつつ。
コーヒー屋さんは農園というより観光客のために綺麗にしてある土地で、一応ジャコウ猫というものもいた。
火で直接コーヒー豆炒るパフォーマンスしている人がいる。暑そう。やらされる。いいねいいね!とのせられる。
他にも何組か観光客がまわっていた。
その後椅子に座れと言われて座ったら有無を言わさずたくさんの試飲コーヒーが出てきた。
なんか、圧がすごいけど試飲のことはガイドブックかなんかで見たかも・・・とちょっと楽しくなる。
ジャコウ猫のコーヒーは日本で飲むと一杯6000円だけどここでは500円と言われ、本当かは知らんが別に飲んでみたかったし頼む。
ここまできて頼まない人、いるんだろうか?
目の前で作ってくれるけどとにかく暑い。
試飲も全部ホット。コーヒーもホット。頑張ったけど汗だくでもう飲めなくなった。
肝心の、ジャコウ猫のコーヒーは苦味は全くなくてブラックでも飲めた。
でも普段ブラックでコーヒー飲まないし、特別な味がしたのかは正直不明。
「これは本当にいいから、買っていきなよ!お父さんお母さん、おじいちゃん達にもおすすめだよ!」とドライバーさんに何回も言われる。
試飲もいっぱいさせてもらったし買わないわけにはいかないという気持ちになっていて売店に行って値段を見てびっくり。
結局、合わせて4つの種類買ってカーチャーター代より高いお金を払っていた。
現金ならないって言えるのに、カードってとりあえず買えちゃうから便利だけどこわい。カードの手数料は3%かかった。
アクセサリーで自分に投資しないと見抜かれたのか、他人のために買えというのはずるい手だなあ、上手いよなあと思った。
でもなんだか、ちょっとだけもやもやしてしまった。
雨が降りそうだからお昼食べる前に行こうと言われ、やっとブランコ。
とうとうブランコだ!
私が行きたかったのは「aloha ubud swing」というところで、インスタとか見まくって比較しまくってそこにしたんだけど、本当にここ?あんまりおすすめしないと言われてしまったので、もし他におすすめあるならそこでもいいと一応伝えてみる。
もっといいところあるよ!スタッフも写真撮るのめちゃくちゃ上手いよ!と言われたのでそこに行ってみることにした。
行くと、まさかのガラガラ。
ここもスタッフが車のドア開けるところから来て、日本語も話して迎えてくくれる。
「HAPPY SWING BALI」とある。
そこはインスタで写真比較してて「なんか違う」と思ったところだった。
どういう人が行くんだろ?と思っていたけどこうやって連れてかれるのか・・・!と納得しつつもがっかりしつつも
仕方ないのでここで乗ることにする。
まずはここからと入り口にある割れ門?の偽物に立たされて色々ポーズをさせられる。その後ドライバーさんも一緒についてきてくれるのかと思ってたら、入り口まで。そりゃそうか。
1人で恐る恐る下まで行ってみると、優しそうなスタッフの人が出迎えてくれた。1人?と言われて1人!と答える。
写真を撮るためにスマホを渡す。スタッフは慣れているのか、言語も違う人のスマホをいじるのが上手い。
その人が私の写真係みたいな感じで最後まで案内してくれた。
鳥籠で写真を撮ってから、ブランコへ。
ブランコは、だいぶ小ぶり。それでもやっぱりいざ乗ろうとするとすごく怖くて。
大丈夫大丈夫と言われて、スタート。
乗っている間「手を話せー!」と言われても離せず、「こわいよー!」って日本語で言ってた。
でも、途中から慣れてきて一瞬手を離してみる。
楽しいかも!と思ったらもう終了。
余韻もなくすぐに横にある次のブランコへ移動。今度は前向き。
次は大きなブランコ。さっきと違う鳥籠、謎の赤い橋、とポーズを色々言われて写真を撮るツアーみたいになっていて、ほとんど人もいないのであっという間に終わる。
スタッフの人はお母さんが日本人で東京出身だと言っていた。そんなに日本語話せなかったけど。
多分、30分もいないで終了。
ガイドさんにも戻るの早かったねと言われるが、全然まわるところなんてなかったし、とにかく空いてたんだもん・・・
後で車でチラッと写真を見たけど、思っていた写真はやはり撮れていなかった気がした。かなしくなるので一回写真を見るのはやめる。
あと、私のぼけっとした顔の酷さに驚いた。
斜め上見て!と言われてみて撮られた写真の間抜けさに愕然。
インスタグラマー達ってやっぱすごい。
12:30
お昼ご飯。
行ってみたかったカフェに行くはずだったけど、こっちのがいいよ行きやすいし、とおすすめされてテガラランのご飯屋さんに。
名前はメモるの忘れてしまった。
ぼったくり価格でもないし席は選び放題で眺めはめちゃくちゃよかった。
お店は他に後から来た日本人ファミリーっぽい人たちしかいなかった。
お腹はやはりあまり空いてないし食べられそうにないのでチキンアボカドサラダとバナナスムージーを注文。
ここにもインスタ映えを狙ったスポットもあって、ご飯出てくるまでドライバーさんに写真撮ろうと言われ撮りに行く。
ここは、小さいブランコ乗ったりしたけど全部ドライバーさんのスマホで撮っていたので私には1枚も残ってなかった!
13:45
ゴアガジャ遺跡。
直前に僕は寺に入れないから自分で見てまわってねと言われる。
え、なんで?と不安になっていたら身内が今日亡くなったので・・とか言い始めて、絶対嘘だろそれはさすがにって思った。
この時点で、なんとなくドライバーさんのことを信用しきれない私。
でも実際、ゴアガジャ遺跡はガイドっぽい人と別れて入ってる人が多かったのでそんなもんなのかもしれない。
洞窟の中を覗くと真っ暗。怖くて入れなかった。
ルートがよくわからなくて、通った道が正解だったかはいまだに謎。
最初に色々説明するよと言ってきたおじいさんがいて、怪しいと思って断ったんだけどいくらでしてくれるのか聞いて案内してもらうべきだったかもと思った。
ここもとにかく暑かった。
14:40
車に戻って、寺院も行くよね?と言われ着いたのがグヌンカウィスバトゥ寺院。
人はほぼいない。静か。
沐浴場の写真撮っていたら、また謎のおじいさんが登場。
そこじゃなくてちゃんと降りろみたいに言ってきて、降りたらこっちにきなさいと言われて、なんか間違えた?と思っていたらお供えの花を押し付けられ20000ルピアと言われ、めんどいので払う。(約200円)
そうしたらこっちにきなさいと超汚い裏に連れて行かれ、何が起こるんだと思ったら何か布を巻くから服を脱げと言ってくる。
いや、絶対に脱がんと言ったら、沐浴するんじゃないの?と不思議そう。
いやーしないでしょ。お祈りだけ一緒にやることに。
最後に沐浴場の水でうがいをしろと言ってきたので、お腹壊すの怖いから絶対無理と思ってフリだけした。満足そうだった。
そしておじいさんは次の標的を見つけて、すぐにいなくなった。
ああいう人の仕事ってなんていうんだろ?正規の仕事なのか不思議。
車で走っていると、道端にドリアン売っている人たちがたくさんいる。
何をするでもなく、ただドリアン置いてぼけっとしている。売れるのか?生活できるのか?疑問がすごい。
ドライバーさんに聞いてみたら、売れると言っていた。
物凄く綺麗なお店と古い汚いお店が入り混じっていたり、広がる田んぼを見るとバリだと一瞬思うけど、日本でもちょっと田舎に行けば大して変わらんのでは?という気もしてくる。
私が「東京」しか見えていないだけで、日本だって相当広い。
さすがに道端で果物売ってる人はいないと思うけど。
広々とした田んぼなんてきっと日本にだってあるだろう。
そう考えると日本だって東京に行くか田舎に行くかで全然印象は変わるんだろうな。
あと、やっぱりバスとか電車がないっていうのは致命的な気がして、もう完全にカーチャーターのドライバーさん任せになってしまって行きたいところ行けるとも限らないというのがよく分かった。
念の為Googleでマップを見てみたりしたけど、だからといって指示できるわけでもなかったし、正直自分の運命を委ねるしかなかった。
Grabタクシーだったりバイクで移動する人たちは自由に回っているのかも。
好きなところで乗って好きなところで降りて、払うお金も事前に決まっているっていうのはある意味、既得権益を壊しに行っているのかも。がんばれ。既得権益に負けるなと思った。
若者達は農業をやりたがらない、観光業にまわってるとドライバーさんは言ってた。そういうのはきっと、どこの国も変わらないねえ。
2045年、日本はお年寄りばっかりになっているし大変だと思うよでもバリはもっともっと伸びているだろうとも言ってた。
それはそうなのかも。
15:30
ホテルに着く。
ドライバーさんのスマホで撮った写真を、LINEで送ると言われていたけど会社とつながっているだけでドライバーさんとはつながっていない。
おそらくこの人は送ってくれないだろうな、他人のスマホに自分が残るの嫌だなとうっすら思いながらお金払ってバイバイする。(やっぱり何も送ってくれなかった)
8時間のチャーター頼んだけど、時間を持て余していたっぽい気もする。
ぐるぐるまわっていたんじゃないだろうか。
じゃあカフェ行ってくれよって感じだったけど、カフェも野外だし、もう暑くて外に出るのもうんざりだったのでただドライブして色々な景色見れたのはよかった。
ドライバーさんは悪い人ではなかったはず。
でも教育されてるのかも。かもれる人からはかもれって。
色々もやもやする。もしいい人だったら次の移動も頼もうと思っていたけど、もうここには頼まないだろう。
今日から泊まるのは「Bagus Jati Health & Wellbeing Retreat」。3泊予定。
私が一番行きたかったホテルがここ。バグースジャティ。自然の中にあって、ヨガもできる。
「リトリート」はこの度で一番求めているものだった。
色々なガイドブックにも載っていて、写真もとにかくときめくものが多かった。
でも思っていたよりずっと山の中にあって、コンビニとかそんなものは近場に一切ない。
車で向かう途中に、大丈夫かな?やっていけるかな?と不安になってしまいながら到着。
もっとお菓子とか、飲み物とかしっかり用意してくればよかったかも。
フロントは開放的。眺めが良い。ウェルカムドリンクとおしぼりをもらう。
その後、説明をしてもらって敷地がめちゃくちゃ広いから、フロントから自分の部屋までは車に乗せていってもらう。(バギーというらしい)
何かあったらフロントに電話してね、と言われた。
電話か・・・普段電話なんて全くしないので緊張。
ホテルの部屋まではバギーを降りてからさらに階段を降りていく。
中に入れば写真で見たような緑に囲まれた、とっても雰囲気のいいところ。写真でみたそのままだ!この世界にこんな空間があるんだ!とテンションが一瞬上がる。
でも、よくよく考えると夜暗いかも?
絶対照明も控えめだろうし。
私が泊まるのは一番安い2階建の建物なんだけど、下には人はいないよと言っていた。
嬉しいことのように言っていたけど・・・
ここは敷地内の一番端っこ。隣もまあまあ離れている。そこも人がいるのかは謎。
フロントもレストランも遠い。
段々1人で取り残されることに恐怖を感じてくる。
憧れていたテラス席に行ってみるが、ソファーには虫の死骸があって、座るのやめよう・・・と思ってしまう。
テーブルの方の椅子も、あんまり綺麗に見えない。
テーブルはちゃんと掃除されてるし、ここにもお花が飾ってあって大丈夫なのは間違いないんだけど。慣れてないからこわい。
布じゃなくて木の椅子だったら座れたかもと思ってしまった。
あと、扉を閉めても隙間が気になる。虫絶対入ってくるじゃんと恐怖におののき始める。
とりあえず今日はあまりに汗をかいていて暑くて、ここにはエアコンもないから汗が全くひいてくれない。シャワーを浴びる。
そしてだんだんお腹が空いてくる。
ここには売店もないからレストランに行く以外、食べ物にありつけない。
行ったら誰かいるかもしれないし寂しさもまぎれるかもと、出かけてみることに。
なにより暗くなる前に戻ってきたかったのでいそぐ。
と、その前に鍵が閉められないアクシデントが発生。閉められないだけでなく、抜くこともできない。冷や汗が出てくる。
昨日までいたホテルは、カードキーでかざすだけだったのに、アナログだになった途端これ・・・
便利なものに慣れすぎてることを痛感。
そして、この状態をなんとかしないととフロントに電話をかけることに。
今まで、なんとか身振り手振り、表情だけで乗り切ってきたけどとうとう言葉だけで何かを伝えなくてはいけない時がきてしまった。
一応、ネットの翻訳でも見て電話で鍵が抜けなくなったと伝えてみるが、多分伝わらなかった。
でも、鍵で問題が何か起きていることは伝えられたみたいで、今からきてくれるらしい。よかった。
スタッフの人を待つ間にもう一回いじってみようと鍵をがちゃがちゃしてたら、抜けた。どうやら縦では抜けなくて、横で抜けるっぽかった。
もう来なくて大丈夫です、とまたフロントに電話をかけてどっと疲れがきた。
鍵はコツを掴めなくて、次の日にやっと教えてもらって上手に開け閉めできるようになった。
17:30
その後歩いてレストラン到着。
思ってたよりずっときつい坂を登ってきたから汗だく。
さっきシャワー浴びて着替えたばっかりなのに・・・
途中、欧米人の団体がクッキングしているのが見えた。
やっとついたーと中に入ると何か御用ですか?と言われご飯食べにきたと伝えるとびっくりされる。
お客さんは誰もいない。
外の席と中の席どっちがいい?と言われ少しでも涼しそうな外の席に。
眺めは本当に良い。すごい!ってなる。
しかし小さい虫がいっぱい動いているのが気になりすぎて、やっぱり中に入りたいです。としゅんとして中に入る。
私はこんなに虫耐性がなかったのか。と改めて痛感。
そしてもうただただ、暑い。エアコンが恋しくて仕方ない。
今日は日焼けもすごいしたのでヒリヒリする。火照ってるから余計暑いのかもしれない。
汗がとにかくすごい出て止められない。恥ずかしいほど汗だく。
なぜみんな涼しげな顔でいられるのか不思議で仕方ない。
そんなに大それた食事するわけでもないのにスタッフの人はフォークやらナイフやらいっぱい並べてはじめたから、焦ってメニューないのか聞いて持ってきてもらう。
当たり前だけど全て街より高い。
この時ウェイターの人が名前を名乗ってくれて、私の名前も聞いてここはどう?楽しんでね!みたいに言ってくれたと思うんだけど、心に余裕がなさすぎて全然良い対応できなかった。ごめんなさい。
メニューは結構豊富。
お腹は空いてるけどまだインドネシア料理はお腹に入りそうにもない。
食べやすそうなナスとベーコンのトマトパスタとスイカジュースを頼んでみる。
料理が来て、見た目はとっても美味しそう。
けれど量が多くて、やっぱり体があまり食べ物を受け付けず、頑張ったけどかなり残してしまった。
味は濃いめだった気がする。野菜はここで作っているみたい。
スイカジュースは、街で飲んだやつほど甘みがなくて、ああ100%天然素材だけだとこんな風になるのねと納得した。
歩いて部屋に戻る。
暗くなりかけていて焦ってしまう。
最初にもらった地図を見るも、どうやら間違った道にきてしまったみたいで、ここどこ!?となっていたら、たまたまいたスタッフの人に声かけられてあっちだよと教えてもらう。
助かった。
部屋のカーテンは閉められていて、電気が付けられていた。
ご飯に行っている間にやってくれたみたいだった。
夜はバリで寝れない時の安心材料としてドリエルを飲んでたんだけど、あと1回分しかないので明日は何も予定がないし、と飲まないで寝てみることに。
夜中雨が降って、雨の音がダイレクトに響く。
部屋に聞こえてくる自然の音がとにかくすごい。圧倒されてビビる。
日本では、わざわざYoutubeで流すくらい自然の音が恋しかったのに、いざその場に行くと落ち着かないとかちょっと怖いとかなるのは本当に私って軟弱というか贅沢というか・・・となんとも言えない気持ちになる。
落ち着かないのでパソコンを開いてみるとそこに虫が集まってくる。
普通の汗と、とんでもない所に来てしまったかもという気持ちの冷や汗が止まらない。
暑さと虫が気になりすぎていて、こんな状態で寝れるのか不安で、せめてもの安心材料に蚊除けでベッドを覆ってみる。
おしゃれだと思ってたけど、こうやって切羽詰まってみるとおしゃれのためとかそんなんじゃないんだよねと痛感。
蚊除けの中は守られてる感じがする。と思っていたら蚊除けの中に蛾を発見。思わず殺してしまい罪悪感。
落ち着かないのでごろごろしながらスマホをいじり、虫嫌いでここに来て戦った人のブログを発見。
こうなってしまうのは私だけじゃないんだなという安心感でやっとスマホを手放して寝た。
私は結局、自然のあるところ、人のいないところに行きたいとか言いながらいざそういうところに行ってみるとこんなに落ち着かないことにびっくりしている。
単に、ないものねだりをしていたのかもしれない。
虫一つ出ず、エアコンで快適に保たれた部屋。
普段の生活がいかに不自然だったかをよく考える。
悲しいことに、私はもうそっちの生活に、あまりにも慣れすぎてしまっている。
ここにいる間に少しでも、自然な状態に近づけるんだろうか。
4日間、なんとかやっていけるだろうか。
選んだのは自分だし、望んで来たんだからやるしかない。
早く慣れたい。