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博物館に初詣

毎年恒例のトーハクからのお年玉。
イベントが行われる2日、3日は避けて、1月4日の午前に行ってきました。

巳年ということで、特集展示は「ヘビ~なパワ~を巳(み)たいの蛇(じゃ)!」とヘビ尽くし。
”大蛇”のように古代から恐れられてきた反面、里山の身近な生き物でもあるって、工芸から絵画まで広く表現されてきたヘビ。
迫力満点の作品もあれば、かわいらしいヘビもいて、見ごたえがありました。

脱皮を繰り返したり、毒をもっていることから、古今東西、ヘビは力のシンボルとして大切にされていたよう。

古代西アジアのヘビ型土偶。単純なかたちがかわいい!
ドイツ製の陶器。ヘビ、トカゲ、カニなどが写実的に表現されている

日本でも、稲を守る神として、古くから親しまれてきました。

十二神将立像(巳神)頭上にヘビが乗っている
四神のひとつ、玄武。亀にヘビが乗っている
弁財天座像。頭上にヘビの体に老人の顔を持つ宇賀神をいただく

物語や神話にもヘビはたびたび登場します。

浮世絵になった弁財天。黒色がキレイ
清水寺縁起絵巻。旅をしていたお坊さんが大蛇に襲われてます
日高川草紙(模本)。安珍・清姫伝説。
結婚の約束を破った安珍をヘビになって追う清姫。
捕まってしまう安珍。ヘビというより龍になってるような
歌舞伎にもなった清姫。

大河ドラマの影響か、北斎作品がいくつかでていました。

「雉子と蛇」両者がにらみ合う緊張感のある一瞬
「百物語・さらやしき」井戸から出てくるお菊さん、コミカルで怖くない

特集展示以外にもおめでたい作品がたくさん!

お正月名物、長谷川等伯「松林図屛風」
蕭白
応挙
抱一
来年も楽しみです!

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