1分で読むオペラストーリー「ナブッコ」

■あらすじ

 バビロニア王ナブッコの長女のアビガイッレは、バビロニア軍を率いてエルサレムに攻め込む。
 エルサレムの祭祀長ザッカーリアは、かねてから人質にとっていたナブッコの次女フェネーナを盾とするが、密かにフェネーナを愛しているエルサレム王のおいイズマエーレによって彼女は解放され、バビロニアは勝利を収める。
 勝利に酔ったナブッコは、「自分は神だ」などと宣言したため、天罰の稲妻を受け錯乱。妾の娘であるため王位継承権のないアビガイッレは、巧みに王座を奪う。
 ついでアビガイッレは、正妻の娘であるフェネーナにも復讐するため、彼女の処刑を命じる文書をつくり、父ナブッコをだまして署名させる。
 罪を悔いたナブッコは、自分の傲慢さを悔やみ、部下とともにフェネーナの救出に向かう。
 すべてが露見したアビガイッレは、罪を悔いて自殺する。

■データバンク

   原題:nabucco
   作曲者:ヴェルディ
   作曲年:1841年
   台本:テミストークレ・ソレーラ
   初演:1842年3月、ミラノ スカラ座

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