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【Salesforceフロー】レコード削除時カスタムエラーを表示する方法

こんにちは、Matsuiです。
本記事はSalesforce Advent Calendar 2023 の24日目の記事です。

今回はSalesforceフローのレコード削除時にカスタムエラーを表示する方法について紹介します。

数年前はレコードの削除の制御はApexでしか実装することができずに悩んだAdmin時代もありました。それが今ではレコード削除もフローで実装できちゃうし、さらにはカスタムエラーまで表示することができるようになりました🎉そんな私のお気に入り機能をご紹介します。

今回は、商談レコードがクローズしている場合にレコードを削除できないようにしてみようと思います。


新規フローを作成する

新規フローで「レコードトリガーフロー」を選択します。

トリガー条件の設定をする

  • 「商談」オブジェクトを選択します。

  • トリガー設定は「レコードが削除された」を選択します。

  • 商談のフェーズ項目の値が「Closed Won」または「Closed Lost」になった場合は、商談がクローズしていると判断します。

作成したフローを保存します。

カスタムエラーを追加する

要素で「カスタムエラー」を追加します。


  • 表示ラベル、API参照名、説明を入力します。

  • エラーメッセージ表示場所を「レコードページのウィンドウで」を選択します。

  • 表示したいエラーメッセージを入力します。

保存して「有効化」します。

商談レコードを削除してみよう

商談レコードを2つ作成します。
1つ目はフェーズが「Prospecting」のレコード、2つ目はフェーズが「Closed Won」のレコードを作成します。

1つ目の商談レコード
2つ目の商談レコード

1つ目の商談レコードを削除してみると・・・
削除することができました!

1つ目の商談レコード削除時

2つ目の商談レコードを削除してみると・・・
フローで設定したエラーメッセージが表示されました!これでクローズした商談レコードは削除できません。

2つ目の商談レコード削除時

終わり

もし特定の条件の場合、レコードを削除したくない要件がある場合はぜひ使ってみてください。

それでは、メリークリスマス!!🎄✨

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