人工股関節を入れるということ
”生きていくためにまず痛くない脚で歩ける様になろう”
そんな事を言ってくれる人が私の周りには
まだ存在してくれている事に今の私は
きちんと感謝しなくてはならない。
ここに至るまではとても長い時間があった。
想い出すのが嫌なことや先を考え過ぎて
極限に恐怖に感じてしまったり。
毎日不安で、眠れてるか?ご飯は美味しいのか?
色んな感覚感情が機能していない日々。
人口股関節手術の話が出て私が首を縦に振った後、
周りの家族の協力で状況はあっという間に、
どんどん進んだ。
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手術日が決まり日に日に緊張と不安で一杯だったある日、情報収集してみようと人工股関節の動画を探してみた。
すると6ヶ月程前に手術を終えた60代の男性の投稿を見つけた。年齢も体力的にも自分とは一致しない部分もあるが、未知の世界だった事が薄らと全貌を表し、息をするのも忘れたかの様に緊張しながら
投稿を見た。
コメント欄も同じ状況の方とのやりとりがあり、丁寧に返信しているコメントが心強い内容だった。
術後の辛そうな映像や次第に動ける様になる様子、
2ヶ月・3ヶ月経過報告の動画。
投稿してくれている事が有り難くてコメントを残した。とても親身になって返信してくれ『またメッセージ下さい、6月には9ヶ月検診の報告投稿しますね』と。
セルフリハビリに励みながら今はほぼ、以前の生活に戻りつつあるとの内容。
定年後YouTubeチャンネルを運営しており、普段の投稿も自分が訪れた場所等を投稿されていて面白くたまに見ていた。
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入院・手術はまたゆっくり記録を残せたらと思う。
今回私の将来を心配し勇気を出して、手術の話を進めてくれた母。手術にあたり通院や入院までの面倒を見てくれた叔母。愛犬の面倒を引き受けてくれた母と息子(これが1番心配のタネだった。私が全てやっていたので。)
兄弟やそして離れた所で仕事している息子。皆んな心配し無事を祈っていてくれた事がとても心の支えだった。
退院後の生活はまだまだ未知の世界。
怖くないと言ったら嘘になる。
退院までリハビリをしっかりし(今は人口股関節はポピュラーな手術で1週間で退院、障害者証も無い。)
その後も続く"日常"に備えようと思う。
今日はここまで。